• 締切済み

景気不景気のサイクル

こう景気と不景気は循環するといわれてますが、なぜ循環するんでしょうか?

みんなの回答

回答No.5

 いままでの回答を読んで、景気循環の話というよりはバブルの話といった感が強いようなので、書かせていただきました。  景気の循環とは、バブルの発生だけではなく、基本的にはある程度規則的に数年毎に循環するものと考えていただいて結構だと思います。  景気循環の要因にはいろいろありますが、もっとも頻繁に発生する景気循環の要因が「在庫循環」と言われるものです。  在庫循環とは、社会にある在庫(倉庫に保管されている商品など)が増えたり減ったりすることにより起こります。  分かりやすく言いますと、商品が売れ出すと在庫が減っていきます。在庫が減っていくと、お店の人は在庫を補充しようとして仕入れを行います。商品の売れる数量が事前に正確に把握できれば、その数量だけ仕入れておけば良いのですが、事前に正確な販売量は分かりませんので、商品の売れ行きが良ければ、お店の人は「ある程度は在庫を増やしておこう」と思います。そうして仕入れの量が増え、商品の流れが良くなり、メーカーも生産を増やします。こうした局面を「在庫積み増し局面」と言います。在庫積み増し局面では、生産が増加して商品が売れるため、景気が良くなります。しかし、在庫はどんどん増やせるものではなく、お店の人はしだいに「そろそろ在庫が溜まりだしてきたな」と思うようになり、仕入れの量を減らし気味になります。そうするとメーカーの生産量も減少してくるため、生産が減少して商品が売れなくなってきます。こうした局面を「在庫調整局面」と言います。  以上のような「在庫積み増し局面」と「在庫調整局面」が繰り返されることにより、景気の循環が発生します。在庫循環は、通常2~3年の周期で発生すると言われています。  景気の循環要因には、在庫循環のほかに、もう少し長い周期で発生する「設備投資循環」などがありますので追加説明の必要があればお伝え下さい。

taurus4
質問者

補足

ありがとうございます。在庫の量が増えるとか減るとかっていうのは、1つの店の倉庫について考えれば多少あるかも知れませんが、そんなことは日本のいたる所で日々発生していて全体で考えれば、+-ゼロのような気がしてそんな波があるとは思えないんですが、どうやって2~3年の周期というか秩序が生まれるんでしょうか?どうしてもそこに直結しないんですが

  • everyone
  • ベストアンサー率27% (23/83)
回答No.4

> 何がきっかけで好景気が崩れてしまうか なるほど、そういうご質問でしたか。失礼しました。 土地とか株だけでなく、投資対象や購買商品の価格が高くなりすぎると、好景気が行き詰まり景気が下がっていくというのは、簡単に言えばあっているのかと思います。そういった意味でも需要と供給のバランスが崩れすぎた時に景気は下向きに変わるとも言えます。 日本の平成のバブル後の不況は、需要と供給の崩れというよりも、信用経済・金融経済の中での評価額が高くなりすぎ、対外評価額とのずれが生じたことが大きいです。というのは、前でもお話しましたが、貨幣には本来は価値はなく、国という信用の元にその紙幣が評価を持ちます。モノや商品に本来は価値があるはずです。日本でも土地の価格は下がらないという土地神話がありましたが、今日本が抱える不景気の大きな問題は、不良債権です。適正な価格で評価されていない資産に加え、世界基準の会計制度を採用していなかったため、適正な会社の評価が、対世界に対しても不明瞭になり、世界的な信頼が失われたために起こってしまったものです。いわゆる、資産評価と市場(世間一般の適切な評価額)がずれることが景気を悪くさせました。景気の低下はモノの生産や流通をも停滞させますので不景気の原因になります。 後、戦争の前後ということを考えてみると、景気不景気がわかりやすいかと思います。戦争が始まったばかりの時期は、ちょっとした物不足が始まりますから、景気が良くなります。しかし、だんだん長期化してくると体力戦になり、色々な原因で物不足と超インフレ状態が起こります。大根を一万円出しても買ってしまうような状況とかです。そうなると、社会不安などから治安も悪くなり、政府としての昨日を果たさなくなる方へ向かいます。戦争後、被災地などは、復興のため、モノが必要となり、需要熱が高まるため、好景気を産みます。その戦争国の周りの地域も好景気になると言います。人類の歴史は戦争を繰り返すことで景気と不景気を克服したり、繰り返してきたともいえるため、戦争をすれば良いと今でもそう発言したりする人もいます。でも、これはおかしな考えです。その人の戦争とは、自分が戦火の中に巻き込まれることを少しも想定していない虚妄に過ぎません。 需要と供給のバランスを崩さないよう、常に均衡状態や緩やかな上昇を保つというのは、人間がカゼをひかないように常に健康状態を保つことにも似ていますが、それでもカゼや病気にはなってしまうものです。バランスを管理し、理想的な社会をと社会主義がありましたが、思想的な部分では立派な部分もあるのですが、結局は人間が人間を管理している時点で無理があったと言えます。資本主義、民主主義、社会主義、いずれにしろ時代の流れと世界の変化により体制や制度も適正に変化させてゆく、市場を読む力がなければ、時代にマッチしません。 好景気というのは、万事上手く事が回ってゆくため、世間とのずれが徐々に進行してゆく事に気付けない事で、歯車が狂い、不況を招くという、人間が持つ、慢心という事が本当の意味では一番の原因だと思いますが、その慢心こそが人間であるとも思います。

taurus4
質問者

お礼

わかりました、べんきょうになりました。人間が持つ慢心が一番の原因ってのは深いですね

  • unname1
  • ベストアンサー率41% (35/85)
回答No.3

>非生産的なもの(土地や株)におかねが使われるとバブルになってしまいそれがきっかけになるって事ですよね。 そういうことではないと思います(私の具体例がよくなかったですね)。 生産的、非生産的というものがなにをさしているか図りかねますが、対象は何でもかまいません、とにかくあるモノに対して人々が興味を持ちお金が使われると思えばいいのではないでしょうか。 そのあるモノを売っている人はみんながほしがるのでさらに儲けを得ようとして(欲が出て)どんどん値段を上げてゆきます。(バブル(景気過熱)の状態) で、ある日その値段が高いと気づいた人々からそっぽを向かれてしまい、先に回答したとおりにあるモノを売っている人の経営が行き詰まってしまいます。(バブル崩壊の状態) >つまり、何らかの形でバブルが発生するとそこから崩れていってしまうと解釈してよろしいですか? 加熱しすぎた景気はいつか崩壊すると考えて差し支えないと思います。 >もし、バブルが発生しない好景気があればずっと好景気のままなんでしょうか? 緩やかかつ持続的な景気の上昇が好ましい状態です、ずっと好景気のままでありつづける方法を多くの人々(政治家、経済学者等々)が捜し求めていますがいまだその方法を発見できていないようです。

taurus4
質問者

お礼

わかりました。値段が高くなりすぎることが好景気がおわるきっかけになる一番の理由って子とですね・

  • everyone
  • ベストアンサー率27% (23/83)
回答No.2

こんにちは。質問は「好景気と不景気の循環」でいいでしょうか。 これはお天気が晴れたり、曇ったり、雨が降ったり、気候が熱かったり、 寒かったりと循環するように、また人間の体温においても平熱だったり、 寒かったり、熱かったりする変化や健康の時もあれば、病気の時もある という高低の波、バイオリズムのようなものがあります。感情の起伏など もそうです。循環やサイクルとは、他の言葉でいうと、好不調の波がある といえます。 市場経済、金融・貨幣経済では、需要と供給の関係が商品価値を左右する ものですので、その価値に永久不変なものはありません。価値や評価は、 人間が判断しているものであるからです。景気はよく、市場のマインドに 反映されるともいわれます。本来、国が発行する紙幣や貨幣には信用とい う価値ではなく、金や銀を加工してお金そのものにも価値があるものでし たが、近年の先進国はじめ世界各国の貨幣は、国の信用を背景に流通され ています。ですから、貨幣そのものには金額の価値がないのです。もっと 平たく言うと、紙幣・貨幣はものを流通させやすくするための道具に過ぎ ず、モノに価値があるのです。そのあらゆるモノ(宝石、土地、肉、野菜 他お金を遣って買ったり、売ったりする物)を手に入れるための一時的な 資産価値の代用品がお金という本来の姿だとすると、お金を持っているだ けでは安心する気持ちは分かりますが、幸せでも嬉しくもありません。 お金を得て、欲しいものを購入することが求めるところであり、貨幣は 人から人へ世の中を循環する道具といえます。資産にしろ貨幣にしろ、 人を経由するため、一時的な所有期間が生じます。すると資産、貨幣を 持っている者と持っていない者が生まれたりします。 永遠に好景気だとすると、その国や地域は繁栄が国のある限り保証される でしょう。その逆にずっと不景気が続けばいつかはその国は、滅亡や消滅 ということになるでしょう。長い歴史を見ても政権や中心地(支配地)が ずっと同じ状態であることはあり得ません。(日本においても首都は遷都 されてきました。世界の国々も同様です。)これも循環といえるのではな いでしょうか。循環やサイクルというと、海の水分が蒸発し、雲になり雨 を降らせ、川になり、海に戻るというような始点と終点が重なる円的な変 化や現象のことを言い表すと思いますが、良かったり悪かったり、高かっ たり低かったりという、波のリズムを繰り返す変化もスパイラル的(螺旋 )なサイクルや循環ともいえます。

taurus4
質問者

補足

ありがとうございます。さまざまなものにはサイクルがあると云うことは分かったんですが、なぜそれが起こるかという答えが聞きたかったんですが, もっと正確にいうと、何がきっかけで好景気が崩れてしまうかと云うことです。日本のように土地や株といった行きすぎた投棄行動もその1つだと思うんですが、それ以外にありますか?

  • unname1
  • ベストアンサー率41% (35/85)
回答No.1

好景気をモノがよく売れていて儲かっている状況とします,その利益が給料などのかたちで人々の収入となるとします,このときみんながたくさんお金を持っていて世の中にはお金があふれかえっています. お金があるので気前よくお昼ご飯に10000円も使います,資産価値のない土地を担保に多額の融資をします等々(バブルのころです) ある日,誰かが10000円のお昼ご飯を高いと思って食べなくなります,その土地に価値がないことにふと気づきます.周りの状況にあおられて加熱していた景気に対して何かをきっかけにおかしいと思う時がきます(バブルの崩壊です) 人々は1000円のお昼ご飯を食べなくなります,土地に対する融資をしなくなります.ただその料理店は1000円を前提にたくさんの料理人や高い材料を仕入れていますので困ってしまいます,土地に対する融資をあてにして事業を拡大していた人は困ってしまいます. そして最悪の場合そのような料理店や事業者は倒産したり破産してしまいます,それを原因としてその料理屋や事業者と取引のあった会社などが倒産することも考えられます(連鎖倒産の状況です) みんなが怖くなって守りに入ります,必要最低限のお金しか使わなくなります,モノを買わないように,お金を使わないようにします,みんながお金をため込んでいきます,世の中にお金があまりない状況です(現在の平成不況と呼ばれる状況です) そうやってためていたお金の金利があまりに低いので,少しでも多くの利益が得られるようなそのお金を投資する対象が探されます,(過去においてはそれが土地や株式への投資であったりしたわけです.) それが見つかればそこ(過去における証券業界,不動産業界)にお金が集中します,そこにかかわる仕事をしている人がお金をたくさん持つようになります.その人たちが有り余るお金を使うようになります,たとえば10000円のお昼ご飯を食べたりします.   最初に戻る こんな感じで循環しているのではないでしょうか

taurus4
質問者

補足

ありがとうございます。非生産的なもの(土地や株)におかねが使われるとバブルになってしまいそれがきっかけになるって事ですよね。 つまり、何らかの形でバブルが発生するとそこから崩れていってしまうと解釈してよろしいですか? もし、バブルが発生しない好景気があればずっと好景気のままなんでしょうか?