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「万華鏡」 の読み方について

「万華鏡」という漢字の読み方には、「まんげきょう」と「ばんかきょう」という異なる読み方がありますが、「ばんかきょう」より「まんげきょう」の方が圧倒的に多く使われる理由は何ですか。 また、「ばんかきょう」という読み方は、どういう場合にするのでしょうか。

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noname#49020
noname#49020
回答No.2

 「まんげきょう」:これは呉音読みですね。  「ばんかきょう」:漢音読みです。  漢字を音読みする場合は、漢音で読む場合が多いわけですが、呉音で読む場合もあります。  現在、万華鏡を「ばんかきょう」と読む人は少ないと思います。  もし、最初は「ばんかきょう」という読み方が優勢で、後に「まんげきょう」の方が多くなったということであれば、次のようなことではないかと想像されます。  最初は普通に漢音で「ばんかきょう」と読んだ。  しかし、「華」という字は、仏教用語に多く使われ、「げ」と呉音読みする例が多いわけです。仏教用語はその歴史的経緯から大抵呉音読みです。  ヒガンバナのことを「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」といいます。  「散華(さんげ)」という言葉もあります。葬式や法事で花を撒いたりすることをいうらしいですが、華々しい死に方(戦死など)にも使われます。  そんなことから、「万華」を呉音読みする人が増えて、定着したのかな、と想像してみました。  以上は、「まんげきょう」優勢という結果からのコジツケ推定です。  万華鏡は仏教とは無関係なもので、漢音、呉音のどちらの読み方が正解というものでもありませんが、字面から呉音読みしたくなる人の気持ちがわからないでもありません。  

kino7744
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 大変参考になりました。

その他の回答 (1)

  • yore917
  • ベストアンサー率25% (13/52)
回答No.1

時代の違いでしょうか。「百色眼鏡」を改良したものが「ばんかきょう」と呼ばれ、それは「錦眼鏡」として流行しました。そして近代に移るにつれてそれらは「まんげきょう」と呼ばれるようになりました。 たしか昔そういう風に教えられました。自信はないので参考程度にどうぞ。

kino7744
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 つまり、「ばんかきょう」は古い読み方で、「まんげきょう」は最近の読み方というわけですね。 大変参考になりました。

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