衛星が宇宙空間で姿勢制御ができるのはナゼ ?
真空状態である宇宙空間でも、火星や土星に向かう探査衛星は自分で軌道修正や姿勢制御ができますよね。
左右方向に少しエンジンを噴射してやれば反対方向へ姿勢が変わるので、本体を正しい方向へ向ける事が可能になるのだと聞いています。
一見なるほどと思ったのですが、若干疑問に感じるものがありました。
というのは、大気中を飛行する航空機の場合は、後ろ向きに空気を強い圧力で吐き出す事で前向きの推力を得ていると思います。
でもこれはエンジンの後ろに空気という見えない壁があり、それからの反発力があって、その結果として前向きの推力が得られると思うのです。 つまり壁にボールをぶつければ跳ね返ってくるのと同じ原理ですね。
これがもし空気が無ければ、いわゆる 「のれんに腕押し」 状態になって、空気を押し出してもスコンと抜けてしまい、推力を得る事ができなくなると思います。
ところが上に挙げたような探査衛星では、横方向に少し噴射してやれば、真空状態にあるのにかかわらず、方向転換や姿勢制御ができるのはナゼでしょうか?
いくら噴射してやっても、パワーがスコンと抜けてしまって姿勢制御など出来ないようなイメージがあるのですが ・・・
それとも宇宙空間には、大気に代わって何か反発力が得られる物質に満ち溢れているのでしょうか ?
お礼
こんな大きなものを微妙なノズル調整でコントロールするとは・・・ すごい世界ですね・・・安定はコンピューターの進歩があってこその ものなんでしょうね。 情報ありがとうございました。