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羽が付いていない飛翔体について
スペースXが地表に着陸する映像を見ていると噴射口がゆらゆらと動きながら機体の軌道を絶妙にコントロールしていますね。ただの円筒で羽根なんてついていないのに着陸地点(というか元の発射台というピンポイント)に向けて垂直に降り立てるほど精密な方向変換ができている。 また敵機にロックオンして放たれる地対空とか空対空のミサイルはごくごく小さい尾翼が付いていますがミサイルの場合はこの尾翼が動いて軌道をコントロールするのでしょうか。 これらを考えると飛行機には今や大きな羽なんて実は必要ないんじゃないかと思えてしまっているのですがどうでしょう。
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- nagata2017
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消費エネルギーの差ですね。翼があれば エネルギー消費を前進するために使えば 翼に生じる揚力で 空中に浮かぶことができます。 その翼がないと 前進するためでなく 上昇するためにもエネルギーが必要になります。 VTOL機などが 滑走路なしで飛び立つために エンジン排気を下に向けて送ることで上昇していきますが このエネルギーが大きすぎるで 航続距離が短くなるのです。
- SPROCKETER
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本当は航空機には翼なんて必要ありません。リフティングボディと呼ばれていますが、胴体全体が翼のような構造をしている機体を作れば、翼は必要無いのだそうです。B2爆撃機は翼がありますが、機体構造は全体が翼のような形(全翼機)をしていますが、あれもリフティングボディの一種です。 ロケットは真空中でも飛ばなければならないので、本来は翼は不要なのですが、大気圏内を飛行するミサイルは安定翼や制御翼が付いている物もあります。液体燃料ロケットはエンジンの軸線の傾きを変えて運動方向を制御しますが、固体ロケットは翼で飛行制御するか、リアクションジェットと呼ばれる噴射ガスで飛行制御する物が多いようです。 スペースXの打ち上げ用ブースターの回収は、逆噴射ロケットをエンジンの噴射ノズルの軸線を変えて飛行制御して着陸しているようですが、何度も失敗を繰り返した末に、やっと成功しているようです。打ち上げブースターは重心が高い位置にあるので、飛行制御が難しいのでしょうね。着陸時は翼があっても役には立ちません。噴射ノズルの方向を変えてブースターを安定させながら着陸するしかありません。今でも難しい飛行制御のようです。 話は変わりますが、SF人形劇の「サンダーバード」ではサンダーバード1号がしばしば逆噴射しながら着陸していましたが、当時は子供だったので、当たり前だと思っていました。今では人間技では出来ませんよね。