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物理学で無関係の記号
物理学で無関係の記号があれば教えてください。 以前、数学では、無関係の記号は存在しないと回答してもらいました。物理学では、全く無関係と言うことを記号化しないとわかりにくい場合が、存在すると思いますのでこんな質問をしました。
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物理で無関係というのは、ある物理量 A と B が、互いに関数関係にない、つまり、B の値が変わっても A の値は変わらないとう意味で、∂A/∂B = 0 という表し方になります(∂A/∂B は A を B で偏微分するという意味)。つまり A とB の無関係性を表すのは ∂A/∂B = 0 という式になるかと思います。 ただし、いつもそうでなく、ある条件下でそのような無関係な関係にあるとき、例えば、時間 t が t = 0 の場合や、場所 x が x = x0 に限ってそういう関係にあるとき、∂A/∂B |[t=0] = 0 とか ∂A/∂B |[x=x0] = 0 という表し方をします。 物理現象を記述する微分方程式を解くには境界条件が必要ですが、その境界条件として、このような「無関係の関係」は非常によく使われますし、実際、この関係がないと、物理モデルを簡略化できません。物理とは、森羅万象の全て記述することではなく、考えている範囲であまり変わらないものを定数とみなして、現象をどんどん単純化して、主にどういう物理量がその現象に関わっているかとう見通しを立てるものであると、私は理解しています。
お礼
ありがとうございます。 つまり、ある変化量に対してまったく変化しない。 つまりは因果関係がないうことですね。 非常に良くわかりました。