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同心円理論は中国語方言にも当てはまるのでしょうか?
方言論で、同心円で中央から遠方ほど中央から波及した言葉が保持されやすい、という同心円理論があるようです。 これは中国語の方言論にもいえることなのでしょうか?
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- jayoosan
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回答No.1
学術的解釈は、その道の方にゆずりますが、まず普通話に関しては、戦後の毛沢東共産党人民大会決定による普通話の普及(簡体字とピンインを含む)制定と、片や、戦前からある北京官話などの影響のある昔の普通話(これは中国全人民に普遍化されるまでにはいたらなかった)では、後者は蒋介石が台湾ににげたときに、いっしょに台湾にもちこまれた部分があるので、台湾にそのなごりがあると考えられます。 福建語(ミン南語)や広東語などのなかに、大昔の中国の言葉や読みがのこっているといわれています。 また、日本に中国人が昔(たとえば大化の改新のころ)渡ってきていたころの、漢話の音のよみかたが、今の中国のこれらの地域にのこっているといわれています。 実際福建語の、数の数え方や多くの単語の発音が、日本語の音読みと似ています。 そう考えると同心円にはなっていないかもしれませんが、南方や台湾方面にその名残があり、また福建人は西のマレー半島にも多く移動しましたので、その地域にも古い中国語のなごりがある、福建語がうけつがれています。 もちろんマレー半島と福建人と台湾人の福建系(ミン南語系)のことばは、かなり異なっている部分もあり、会話がなりたたない部分もあるようですので、名残があるからといって会話ができるレベルで残っているというわけでもないようです。
お礼
ありがとうございました。ちょっとおまぬけな質問だったな、とあとから思いました。