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第一次世界大戦後
私は中国の歴史についての本を今読んでるのですが、そこに 「中国に最も領土的な野心を抱いていたロシアは、社会主義革命が起こって後に ソ連を誕生させて、革命の正当性を外に示す一環として中国から奪った利権を 一方的に破棄する(カハラン宣言)をした。」 との内容のことが書かれていたのですが、 革命の正当性を外に出す一環がどうして中国から奪った利権を破棄する事に 繋がるのかわからないので 教えてください
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- ranx
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まず、質問の文ですが、日本語として変です。 > 革命の正当性を外に出す一環がどうして中国から奪った利権を破棄する事に > 繋がるのか では何をおっしゃっているのか、よく分かりません。 > 革命の正当性を外に示す一環として...カハラン宣言をした。 とは、革命の正当性を示すために様々なことをした。その中の一つがこの宣言 だったということですが、そこのご理解は大丈夫ですよね。 一応、「カハラン宣言がなぜ革命の正当性を示すことになるのか」という意味 の質問と解釈しておきます。 政権の正当性は、一般に、正当と考えられる他の何ものかに依拠して主張され ます。君主制の下では、正当な君主に認められた政権が正当な政権です。民主 制の下では、公平な選挙によって選ばれた政権が正当な政権です。ところが、 ご存知のように、ボルシェビキ政権は、帝政を革命によって覆した民主政権を さらにクーデターによって転覆させてできた政権です。そのため、そうした 一般的なやり方では正当性の主張をすることができませんでした。そこで何を したかというと、一般的な「正義」を主張することによって正当性の主張と しようとしたのだと考えられます。 当時は資本主義先進諸国が先を競って植民地を獲得・拡大しようとしていた時代 です。そうした政策の侵略的な側面は、すでに南アフリカのボーア戦争などを めぐって広く認識されるようになってきていました。また、中国をめぐっては、 乗り遅れた米国などから門戸開放が主張されるようになっていました。このよう な状況を、レーニンは資本主義の発達した段階としての帝国主義と位置づけ、 資本主義の不当性を主張する一つの根拠としていました。カハラン宣言は、 こうした帝国主義=侵略主義政策を否定することによって、ボルシェビキ政権 が一般的な正義に立脚していることを示そうとした、一つの表れと考えられ ます。
- inetd
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帝政ロシア時代の対中国不平等条約の破棄だからでは? 共産主義の考え方としては不平等な条約なんてものはどう考えても駄目だと思うし、破棄しなければ内外に示しがつかないと思うんだけど。