- ベストアンサー
電磁波の伝搬様式について
電磁波の伝搬様式について調べています。詳しい方、教えて下さい!!
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
かんたんなところで。
その他の回答 (1)
- aster
- ベストアンサー率70% (374/533)
電磁波というのは、「電波」とは違う言葉ですから、光一般ということになります。 この場合、低エネルギーの場合が電波で、それからエネルギーが上がって行くと(波長が短くなって行くと)、赤外線、可視光、紫外線、X線、ガンマー線(粒子)という風になって行きます。 これらはいずれも、「光速」つまり、30万km/秒の速度で進行します。ただし、それは真空中の場合で、或る比重の媒質、例えば水などのなかを通る時は、その媒質の特徴にもよりますが、一般に比重に反比例して、速度が減ります。つまり、水中の光などは、30万km/秒では、進行していません。もう少し遅い速度です。 電磁波一般について、反射・屈折・吸収・通過・干渉などの「波」としての現象が起こります。光も電波もX線もみな、反射・屈折・吸収・通過・干渉があります。通過の場合は、通過媒体によって、色々な影響を受けることがあります。また電波などだと、物質によっては、反射によって、振動位相がずれたり、また屈折によっても似たようなことが起こります。 電磁波は、「振動方向」というものがあり、それは、進行方向に対し垂直な面の上で、360度すべてで可能です。光の場合、特定の方向だけに振動面を限定すると、「偏光」という現象になります。 この偏光面が、ずっと変化しない電磁波や、時間的に変化する電磁波もあります。 一般に、反射や屈折や通過などで、この偏光面が変化することがあります。 また電磁波は、エネルギーが大きいと、粒子の性質が出てきて、エネルギーが小さいと波の性質が出てきます。ガンマー粒子などは、粒子と呼ぶぐらいで粒子として扱ってもよいのです。他方、電磁波、特にエネルギーの低いラジオのAM波などになると、波として、障害物があいだにあっても、側面を回り込んで通過が可能です。 波の性質が強いと、衛星放送の電波がそうであるように、自然に発振して、信号が、また波となって空中に広がります。高い振動数の電波を、減衰なしで伝送するというのは難しいのです。 また、電波などは、普通の物質だと、性質をあまり変えず、通過します。無論、屈折や反射も起こります。通過する場合の例で、家のなかにいても、アンテナを外に立てなくても携帯ラジオ等で電波が拾えることです。 他方、TV電波などは、あいだに高いビルがあると、通過できないので、電波受信がうまく行かなくなります。通過できても、信号がかなり乱されるので、やはり、受信が困難になります。また、高いビルの壁で電波が反射して、「ゴースト」というものが現れることもあります。 電磁波は吸収する物体があったり反射する物体があるので、電波天文学で、地上から観測する場合は、上空で吸収・反射されない、また空気中にある自然電磁波と混同しないような、特定の振動数の電波で観測を行います。これを、電波の「地球の窓」とも言ったと思います。 宇宙空間で電波観測すると、もっと振動数の広い範囲の電波が観測でき、また地球の大気などの影響がないので、電波観測人工衛星などがあります。 もう少し、何についての質問なのか、明らかでないと以上のような一般論しか書けません。
お礼
分かりやすいページを教えていただきありがとうございました。なんとなく漢字が分かりました。ありがとうございます。