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カイコの病気(微粒子病・幼虫体の白い点のようなもの)

今日うちで飼っている天蚕(ヤマカイコ・ヤママユ)の幼虫が死にました。三日前にも死んでいて、特に理由もないようだったので体を観察してみると、白い寄生しているような小さい点の周りの皮膚が黒ずんでいました。みんなそのような特徴があったので死因はそれだと思い検索してみると微粒子病らしいことがわかりました。私はアゲハ蝶の幼虫も飼っていて前に全く同じものを見たことがあります。のこりのカイコのいくつかにもこのような症状があるのでどうすればいいのか困っています。この病気が何かということと、どうすれば治るのかということを知りたいのでどうぞよろしくお願いします。

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  • zinchan
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回答No.3

> 桑の葉を食草としている天蚕  クワコのことですか?幼虫の体色が緑色のものが天蚕、落葉広葉樹の葉を摂食します。体色が白~灰褐色で蚕に似たものはクワコです。こちらは桑葉を食べます。 > 白い楕円形のものですよね?そのまわりが黒ずんできたりする  症状からすると、微粒子病ではなく、クワコヤドリバエによる寄生です。  クワコヤドリバエに寄生されると、はじめ皮膚上に黒い斑点ができ、やがて環節が腫れて湾曲し、寄生部分が奇形となります。 > 少しこすると取れてしまう白い楕円形のものですよね?  それは、クワコヤドリバエの卵です。周辺の皮膚が黒ずんでいるのは、孵化幼虫が食入して寄生したためです。 通常、5月には発生します。その後、5回くらい発生を繰り返すようです。  どのように飼育されているのかにもよりますが、開放容器で飼育しているのでしたら、外から侵入したハエが産卵しに侵入してきたことが考えられます。産卵能力が高いので、飼育頭数が100匹以下ならほぼ全て産卵されているはずです。もう症状が出ているので、早いうちに侵入されてしまったのでしょう。密閉容器で飼育しているのであれば、蚕にすでに寄生されていたものが羽化脱出して他の蚕に寄生したものと考えられます。  蚕が5齢幼虫あたりですと、皮下脂肪が豊富なので一見寄生が確認できませんが、営繭後羽脱したハエが、蛹や繭を食い破って脱出するので、一向に羽化しませんし、繭に穴が空きますので分かります。  寄生バエに対しては、殺虫剤を散布することも、外科的に取り除くことも、蚕を殺すことになるので極めて困難です。  このハエは、羽化すると植物の花の蜜や水分を吸って生存し、冬は幼虫で土中に潜って越冬するので、次世代、次年度も発生する可能性が出てきます。  よって、寄生が認められたものは焼却処分し、ハエを根絶することが必要です。  蚕も寄生されたものを自然に帰したとしても、寄生バエの増殖源を外に放すことと同じなので、あまり感心しません。(他の鱗翅目昆虫が同じ被害に遭う)  微粒子病は、体表全体に黒褐色の小斑点がでますが、出ないこともあります。白い点がでることはありません。症状の出ている虫の腸の体液を顕微鏡観察により検査しないとわかりません。成育の遅れた虫や、極端に遅れて細い虫がいれば、それの可能性があります。

mikamarika
質問者

お礼

微粒子病ではないことがわかってすごく安心しました。本当にありがとうございました。クワコというんですね。すごく丁寧にわかりやすく説明いただいて、初心者の私でも本当にわかりやすかったです。すごく小さいうちに繭を作って繭も小さいのですがこれが普通なのでしょうか?それと、今日寄生ばえの幼虫が9匹ほど見つかって、死んでいる虫や穴があいている繭がないか調べたのですが、1匹もいませんでした。寄生されても死なないようなことってあるんですか?後、死んでしまったクワコを土に埋めたのですが、これはよくないのでしょうか?もう1つ気になることがあるのですが、成虫はどんな感じなのでしょうか?たくさん質問してしまって申し訳ありません。初めて飼うのでいろいろわからないことが多く、検索しても、あまり情報がないので困ってしまって。教えていただけるとうれしいです。色々教えて頂いて本当にありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • zinchan
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回答No.4

> すごく小さいうちに繭を作って繭も小さいのですがこれが普通なのでしょうか?  クワコは5齢幼虫でも、4cmくらいです。繭長も3cmと、小さくて厚みも薄いのです。 > 今日寄生ばえの幼虫が9匹ほど見つかって、死んでいる虫や穴があいている繭がないか調べたのですが、1匹もいませんでした。寄生されても死なないようなことってあるんですか?  この時期ですと、ハエの蛹期間が1週間くらいあったかと思います。もう少し時間がかかるかもしれません。  寄生されると、ハエ幼虫が小さいうちは皮下脂肪を食害される程度なので、脱皮不全で死亡するケースがありますが、そのまま次のステージに脱皮できるものがあります。しかし、いずれ体内を食い荒らされるので、ほとんど死亡に至ります。 > 死んでしまったクワコを土に埋めたのですが、これはよくないのでしょうか?  ハエが土中から羽化して付近に生息するので、次、虫(鱗翅目)を飼うときに規制される恐れがあります。できれば焼却処分、それが無理なら生ゴミの日に出して、業者に焼却してもらうようにしましょう(命を粗末にするようで可哀想な気もしますが、火葬すると思って)。 > 成虫はどんな感じなのでしょうか?  ハエのことですか?イエバエよりももっと小さくて、2~3mmくらいであったかと思います。体色は黒。ショウジョウバエよりはごつい感じです。  クワコのことですか?カイコの成虫を見たことがありますか?それの小さくて薄汚れたような体色の蛾です。

mikamarika
質問者

お礼

何度にもわたって色々教えていただきありがとうございます。クワコって小さいものなんですね。とても小さいうちに繭を作り始めたので、心配していたのですが安心しました。クワコが成虫になって繭から出てくるのを楽しみに待ちたいと思います。親切に教えていただき本当ににありがとうございました。

  • zinchan
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回答No.2

 飼育虫が微粒子病の可能性が高いようであれば、残念ながら他の天蚕も感染している可能性が高いと思われます。  微粒子病とは、微粒子病原虫により発症する病気で、学名をNosema bom-bycis NAGELI〕原生動物胞子虫類・微粒子虫目に属する微粒子病の病原体です。胞子は長卵円形をなし.長さ約3.6~3.8μ、巾2.0~3.3μ。消化液により発芽し、極糸を放出して消化管で分裂し、さらに他の組織にに入って増殖します。糞と共に排出された胞子を他の虫が経口することで、感染します。  現存の幼虫に症状が現れていなくとも、微粒子病原虫を保有している可能性があり、それらが経卵伝染しますので、次世代で発病します。  死亡虫、生存虫、餌、糞、全て焼却処分して下さい。特にノゼマ・ボンビシスにかかっているのであればなおさらです。次に飼育する際に感染する恐れがありますので、飼育容器も消毒をかけて下さい。キッチンハイター規定濃度に一晩浸しておくと消毒できます。  原虫は自然界に多く存在するので、野外昆虫の糞が餌(クヌギ・シイ・マテバシイなど)についていて、それを摂食したために感染した可能性が考えられます。  治療方法は残念ながらありません。  蛇足ですが、また天蚕を飼育したい場合は、もう孵化している頃ですので、クヌギ等から幼虫を採集するか、飼育中の方からもらうなど、新規に飼い直して下さい。

mikamarika
質問者

補足

私が飼っているのは桑の葉を食草としている天蚕です。微粒子病の特徴というのが良くわからないんですけど、少しこすると取れてしまう白い楕円形のものですよね?そのまわりが黒ずんできたりするものかと思うのですが?それと寄生虫などもいるようなんです。すみませんがそのことについても教えていただけないでしょうか。焼却せずに自然に帰すとだめなのでしょうか?私は初めて飼ったので何もわからずにすみません。教えていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

  • kawakawa
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回答No.1

微粒子病ですか・・ やっかいなものが広がってしまったのですネ。 発病した幼虫の糞から経口感染しますから,同じところで飼っている幼虫に広がります。 また,感染した幼虫が成虫になってから産卵した卵は汚染されていますので,次世代にも広がります。 症状の出ている幼虫は速やかに処分しましょう。 健康な幼虫だけをできれば新しい個別の飼育箱に移して飼育してください。そして症状が出たものは処分・・ これ以外の対策は知りません。 30年近く前の経験ですので,最近はもっと良い方法があるのかもしれませんが・・ 以上kawakawaでした

mikamarika
質問者

お礼

微粒子病について教えていただきありがとうございました。今回の病気はこの病気ではないようなので安心してこれから成虫になるまで見守ろうと思います。

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