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物理IBの結合について・・。
イオン結合と共有結合と配位結合を区別するにはどこに着目すればいいのですか??具体例などを出していただけるとありがたいですね。しかし、急ぎなので、用件だけでも構いません。 わかり次第、締め切ります。
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物理ではなく、化学だと思うのですが。 元素の周期表を見ると金属元素と非金属元素の区別はつきます。 で、 ・金属元素同士の結合は金属結合 ・金属元素と非金属元素の結合はイオン結合 ・非金属元素同士の結合は共有結合 という場合が多いので、だいたいそれで判断できます。 金属元素は陽性が強く、電気陰性度が小さく、陽イオンになりやすく、 非金属元素は陰性が強く、電気陰性度が大きく、陰イオンになりやすい という性質からこのような結合の違いが生じます。 共有結合している物質は分子になっている場合が多く、 H2やHClなどがあります。 H2は電気陰性度が等しい水素原子同士の結合なので無極性分子ですが、 HClではHよりClの方が電気陰性度が大きいため 共有電子対がClに引き寄せられ、極性分子になります。 NaClの場合、NaとClの電気陰性度の差が大きいため、 Naの価電子が完全にClにとられて、Na+とCl-というイオンが生じ、イオン結合になるのです。 配位結合と言うのは非共有電子対(孤立電子対)をもつイオンや分子に陽イオンが引き寄せられる結合です。 化学IBの始めの方で出てくる結合の種類のレベルなら、 H3O+(オキソニウムイオン)やNH4+(アンモニウムイオン)が、それぞれ、H2OのO原子やNH3のN原子がもっている非共有電子対にH+が結合したもの、という程度の理解で良いかと思います。 化学IBでも、後半の無機の範囲で出てくる錯イオンを理解するなら、 中心に金属イオンがあり、その周囲に非共有電子対をもつイオン(OH-,CN-)や分子(NH3)が配位結合していることも知っておく必要があります。 配位結合は共有結合の一種と考えて差し支え有りません。 違いは、できる方法です。 結合している原子の双方から同数の不対電子を出し合って共有電子対を作っているのが普通の共有結合、 結合している原子の一方はもともと陽イオンで、 他方の非共有電子対を共有電子対にしてしまう結合が配位結合です。 もし、中間テストのために急遽とりあえず覚えたいというのであれば(違ったら失礼ですが)、 授業で出てきた物質を分類すればすぐ済むと思います。 金属結合・イオン結合・共有結合でできているもの、 そんなにたくさんの例は使われていないでしょう? よくあるのは Na,Mg,Caといった金属元素とCl,O,OHという陰性の強い元素の化合物(イオン結合)、 H2O,CO2,CH4,HClといった分子(共有結合、分子と分子の間は分子間力)、 ダイヤモンド、黒鉛、二酸化ケイ素のような共有結合の結晶(共有結合のみ)、 ぐらいかと思います。
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高校化学の範囲を逸脱してよいですか. ハードソフト理論(大学院程度)の話です。
- Mell-Lily
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イオン結合と共有結合の違いは、結合に与る物質原子の電気陰性度の差によって、おおよその見当がつきます。 【NaClの場合】 Naの電気陰性度(0.9)とClの電気陰性度(3.0)の差(2.1)が大きい。 【NOの場合】 Nの電気陰性度(3.0)とOの電気陰性度(3.5)の差(0.5)が小さい。
以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「楽しい高校化学」 この中で第1章を参考にして下さい。 ご参考まで。
お礼
まことにありがとうございました!中間のためではないですが、テストのためなのはあたりです(苦笑) 丁寧な質問ありがとうございました。