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マンドラゴラ(マンドレイク)について
死刑台の下に生え、人間の形をした根っこをもち、引き抜く時に声を出し、 その声を聞くと死んでしまうので、犬に引き抜かせる、という恐ろしい 伝説を持つ植物「マンドラゴラ」を育ててみたいと思っています。 しかし、以前、この苗を輸入し咲かせた人がTVで大変な話題に なった翌日、検疫官が来て、正規の手続きを経ていなかったことを 理由に没収された、というニュースを聞いた事があります。 マンドラゴラは日本では栽培禁止なのでしょうか。それとも輸入が禁止? どこか日本で売っている種苗商はありますか。
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マンドラゴラはヨーロッパに自生するナス科の植物です。 ナス科の植物には駆除が困難な厄介な病害虫が多いのです。 しかも特定の作物に対してだけでなくナス科のほとんどの植物に対して 共通の病害虫も少なくありません。 特にジャガイモがんしゅ病は1800年代のアイルランドで大流行し わずか5~6年の間に100万人もの餓死者をだす大飢饉をもたらしたことで有名です。 http://www.jppn.ne.jp/pq/jkinshi.htm#page016 ナス科にはジャガイモ、トマト、トウガラシ、タバコ、ナス など重要な作物が多いので、日本のような島国では特に警戒する必要があるのです。 日本では植物検疫法によりほとんどの地域から、生のナス科植物(特に地下部)を 輸入することは禁止されています。 植物検疫法の表二(植物防疫法施行規則第九条関係)の8、10、11、12を御覧下さい。(参照URL) マンドラゴラを扱っている種苗商があるかどうかわかりませんが、もし日本の種苗商に あるとすればそれは特別に無菌状態にした種子を日本で発芽、繁殖させたものだと思います。 少なくとも上記のような理由で生きた植物をヨーロッパから直輸入することは出来ないはずです。
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有毒であっても、麻薬の原料となる「けし」や大麻を除いては、栽培禁止品なるものはありません。 また、輸入に関して言えば、植物体や果実ではなく、種子であれば、特定の重要作物以外は輸入可能です。マンドラゴラはワシントン条約にもかからないと思います。 したがって、外国から種子を取り寄せ、栽培することには何の問題もありません。 日本国内で「マンドラゴラ」の種苗を販売している所は見かけませんが、米国のサイトなどでは種子のオンライン通販もしているようです。 そのものズバリのURLを載せるのは控えますが、 「Sandeman Seeds」というところがMandragora officinarumの種子0.5gを18ユーロ(2000円位)で販売しています。この他に手数料7.5ユーロかかるようですが、カードを使えばそれほど手間はかからないのではないかと思います。
お礼
他人の育てていないような植物の種子を色々海外から輸入するのは楽しそうですね。検疫などを正規に通れば栽培してもいいということなんですね。どうもありがとうございました。
お礼
やっぱりマンドラゴラは「禁断の植物」なんですね。 そんなものを日本で育てようと考える物好きはあんまりいない、ってことでしょうか。でも、ナス科植物は魅力的なものが多いですね。ダチュラなんか最近種類も増えてきましたが。 でも栽培する事であんまり人に迷惑をかけてはいけませんよね。