イオン結晶の形成について。

質問

イオン結合は陽イオンと陰イオンがクーロン力によって結合しているけど、イオン結晶は何の力によって結晶を形成しているのですか？
陽イオンと陰イオンでお互い電子を出し合って、もう不対電子はないのでどうやって形成しているのかがわかりません。おしえてください。

回答No.1

physicist_naka · ベストアンサー

「お互い電子を出し合って、もう不対電子はない」という
理解の仕方は共有結合の話です。
イオン結合は、おっしゃるように、「陽イオンと陰イオン
がクーロン力によって結合している」ということですね。
イオン結晶もクーロン力で結合します。
例えば1次元で考えると、＋－＋－＋－＋－と互い違いに
並べば結合しますよね。2次元、3次元も同様です。

回答No.3

Zincer

他の方の回答の様に「イオン結晶」は「クーロン力」によって結合していることには違いありませんが、もしかしてvikkyiさんの疑問は
「共有結合性結晶」は結合の角度が（ある程度）決まっているので、決まった結晶型を作ることが出来る。しかし、イオン結晶は（等方性の）クーロン力で結合しているのだから角度が決定できないはずなのに、どうして決まった構造を形成できるのだろうか。
と言うことでしょうか？
一番単純（？）なＮａＣｌ型はphysicist_nakaさんの回答にもあるように、「＋」と「－」が三次元方向に交互に並んだ形になっており、これが安定そうですね。
「じゃー、１価同士のイオン結晶はすべてＮａＣｌ型か？」といえばそう言うわけではありません。これには「イオン半径比」に関係する「配位数」というのが重要な要素になってきます。
次に異なる価数の場合は？
このまま続けると教科書５、６ページ分の内容になりそうですし、そろそろ私の限界ですので、もし詳しい方がいらっしゃいましたら後は御願いいたします。
もし、私の深読みでしたら、削除してください。

回答No.2

rei00

失礼ながら，どのような結晶を「イオン結晶」と言うかがお解りになっていない様に思います。

　「イオン結晶」とは，『陽イオンと陰イオンのイオン結合で構成された結晶』です（理化学辞典　第５版）。

　これでお解りですね。イオンがクーロン力で集まって結晶になったものが「イオン結晶」です。参考になりそうなページを下に挙げておきます。

　「楽しい高校化学　Vertual Chemical World」です（以前にも御紹介したような気が・・・）。「物質の構成」の「第８講　イオン結合とイオン結晶」を御覧下さい。なお，他のタイプの結晶についても御覧になって比較された方が理解しやすいかもしれません。

参考URL：

http://www2.yamamura.ac.jp/chemistry/index.html