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所謂イギリスの国家形態・・・
普通に言われるイギリスは、4つの国?の連合体ですよね。これらの国と連合王国の関係が今一わかならなくてお尋ねします。 例えば、スコットランドには、国旗もあり、首相もいますよね。この国の首相と連合王国の首相のブレアとはどんな関係なんでしょう。 また、ウィキペディアによるとこの国は、非独立国と書いてありますが、いったい非独立国とは対外的にはどんな国家体制の国なんでしょう。 日本の国家体制を下敷きにして“国”を考える頭しかないので、この国の関係がよく分かりません。
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外交・防衛、金融・通貨などのマクロ経済、社会保障では、U.K.政府が権限を持っています。ですので、スコットランド首相が海外派兵を決める事はありえません。 政治機構の上で、スコットランド首相とU.K.首相の間に上下があるわけではありません(スコットランドの内政について、U.K.首相が命令できる訳ではないから)が、外交等、U.K.政府が権限を握っている部分がある以上、「U.K.が上」というイメージができるのはある程度はやむをえないと思います。(ウェールズの場合は、法律制定権・税率を決める権利を持っておらず、どちらかというと『予算の執行権』があるだけなので、更に『独立性』は薄い) 因みに、このような体制になったのは、1999年からで、それまでは独自の政府も議会もありませんでした。日本人というか、英国外の人間にとって、わかりにくいのは、独自の政府・議会がなかった時代から、スコットランド人は、自分達を独自の「Nation」と思っていた事です。(法律面では、多少違いがあった。)ここらへんは、歴史の経緯とかを見ても、中々理解しがたいものがあります。 尚、スコットランド独立派は、北海油田があるんだから、経済的に自立できる、なんて考えてます。
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- tanuki4u
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歴史的に 主体はイングランドです。近代国家ではないので、ある王家の所有なのかどうなのかというのが鍵になります。 イングランドが征服したのがウェールズ。 ウェールズの貴族達が、イングランド王家に服するのを拒否したので、イングランドの王様「よっしゃ、おれは王様にならないよ」と言っておいて、息子をウェールズの領主にしちゃいました。 イギリスの皇太子をプリンスオブウェールズというのは、ここから来ています。 ほんで、スコットランドの王家が、イングランドの王家を継いじゃいました。国力が スコットランド<<イングランド なもんで、王様は、イングランドに常駐するようになりました。 贅沢は素敵ですので。 そんなことがありつつ、ちょこっと、ちょこっとずつ、アイルランドも征服しだして、ついに完全制覇。この辺が17世紀まで。 1707年に、イングランド=スコットランド 同君連合から、連合王国にしちゃいましょう、スコットランド国会の人もイングランド国会と合体しましょうって事になる。(国会といっても、上院主体、つまり貴族) 日本に照らして言うと、 17世紀に、薩摩に征服されて、形式上独立国家、そして明治になって、今から100年前に合体された 沖縄。 そんな感じです。スコットランドとイングランド。 ※ 沖縄の日本に対する位置づけは、スコットランドのイングランドに対する位置づけより、ずっと弱いですが。
お礼
ありがとうございます。歴史の経緯よく分かりました。
- turukame2005
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批判を恐れずにおおざっぱな言い方をすれば、合衆国の連邦政府と州の関係と同じようなものです。 各州は、連邦内にとどまっているほうが経済的メリットがあるからとどまっているだけで、いつ独立してもおかしくありません。 もう少し踏み込んで言えば、旧ソビエトと、連邦各国との関係も、似たようなものです。 あちらは、ダガが外れて、あれこれ独立してしまいましたね。 スコットランドも、石油でも掘り当てて、経済的に自立すれば、そのうち独立してしまうかもしれませんね。
補足
ありがとうございます。 次の点に補足してもらうとありがたいです。 海外派兵を決定する場合、スコットランドの首相とブレア首相の指揮権の関係はどうなるのでしょう。
- ANASTASIAK
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アイルランドは独立しましたが、北部地域はプロテスタントの 関係でイングランドとの間で微妙な関係を持ってストレスフル な状態にあります。 対してスコットランドは、連合王国内にとどまり独自の文化、制度 を維持しつつも、独立国家ではないので、国連やEUへの加盟が できないわけですね。イングランドとの関係では従属ではなく 連合体としての取決めの上で主体性を保っています。
補足
ありがとうございます。 次の点に補足してもらうとありがたいです。 スコットランド首相とブレア首相の関係。
お礼
ありがとうございました。 よくわかりました。