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末期がんの祖母の治療について
おはようございます。熊本に住んでいる祖母が末期がんだということを知らされ、2月3日から6日まで熊本に行ってきました。祖母は五年前に乳がんの手術をして、今は脳にも肝臓にも脊髄にも骨にも転移しています。検診には行っていたのですが、なんと今回は担当の先生が、あまりにもひどくて伝えられなかった、と意識不明になるまで家族にも黙っていたのです。今は意識は戻ったものの、食事もできず点滴をしています。挙句の果てに日赤からは、もううちでは看られないので自宅で点滴してくださいと言われたそうで、昨日違う病院にうつりいました。肺に転移したら血を吐いて終わりだと昨日いわれたのですが、苦しませたくありません。病院ではそれを待つしかないと言われました。いい方法はないのでしょうか。よろしくお願いします。
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xrbxm975さん こんばんは 病院には大きく分けて2種類有ります。1つは色々な治療をする事で少しでも症状が改善し治る可能性のある方を対象にした病院(ほぼ全ての病院がこれに当ります。)と色々な治療をしても身体に負担を与えるだけで症状が悪化してしまう(つまり言い方が悪いですけど治療のしようが無い)患者を対象にしてその患者の生活状況(この事を「クオリティー オブ ライフ(略して「QOL」と言います)を高める」と言います)を少しでも楽にする(言ってしまえば、痛み等を起さず不快をあまり感じさせないで死期を迎えさせる)病院です。後者の病院の事を「ホスピス」と言います。 末期がんとは言い方が悪いですが「治療の方法がほぼ無い、又は通常のガン治療をしたら身体の体力を奪って死期を近づけてしまう状態」を言うわけです。平たく言えば「治療のしようが無い状態」です。今の医学では、どんな症状でも治療をして治る可能性が有る方は入院させてでも治療をする事が多いのですが、手の施し様が無い状態ですと入院させず訪問看護師や医師の往診で対処して自宅で養生させると言う場合が多いと思います。xrbxm975さんのおばあ様が日赤の病院から「もううちでは看られないので自宅で点滴してください」と言われたそうですが、以上の理由だと思います。つまり病院で入院加療しても自宅での加療でも結果は変わらないと言う判断だと思います。 そう言う状態ですと、私は#1さんが言われる通り「ホスピス」に入院される事をお勧めします。「ホスピス」では、基本的には治療はしません。従ってxrbxm975さんのおばあ様の場合は、現状のガンに対しての治療は一切しないと言う事です。だからと言って一切薬を飲ませる等の治療をしないかと言うとそれは違います。末期ガンですと症状に似合った色々な痛み等の不快感を起こしQOLを低下させる場合が殆どです。そう言う痛み等に対しての治療をし、少しでもQOLの向上を目的の治療はします。ですから、今xrbxm975さんがおばあ様にしてあげたいと考えている事は全てします。そう言う意味でお勧めだと思います。 私の経験を言うと、2000年に父を肺ガンで亡くしました。1997年に肺ガンを宣告され、80歳でありながら右肺の全摘出と言う大変な手術をしました。その後2年半は健常人と同じ様な生活が出来たのですが、1999年の12月から酸素ボンベのお世話になって生活すると言う状態になり徐々に弱ってきました。病院では「末期ガンだから治療できない」と言う事で月1回の通院と月2回の訪問看護師さんのお世話になって自宅で養生していました。そして2000年の春の彼岸の頃に、「こんなの出たよ」と言って潜血の混じった痰を見せられ、即病院に連れて行きました。そして病院で大量の吐血をしました。吐血をしたのが病院だったのでよかったと思っています。即掃除機みたいな機器で吐血した血液を吸い取って頂けたお陰で窒息死しないで済んだわけです。もし自宅で同様の吐血をしたら、もしかしたら・・・・と思うとぞ~~とします。それ以降一般病棟で吐血に対しての治療をした後、私たち家族と父と話し合って「ホスピス」に入院させました。 ホスピスに入院後約2ヶ月で死を迎えるのですが、その間は量は少ないなりにも口から食事を取る事が出来、言う程痛みも起さず眠るように父は亡くなりました。多くの肺ガンで家族を亡くした方の経験談では、少ないなりにも口から食事が出来ている内はまだまだ大丈夫、死が近づくと痛くてベットにも寝ていられない様だと言っていました。しかし、父はそこまでの痛みも起こさず眠るように死を迎える事が出来たわけです。ですから父のQOLを最期の最後まで良い状態に保って頂けた「ホスピス」に今でも感謝しています。 以上が私の経験した事です。病院で言われた通り、骨にも転移している状態ですと肺に転移する可能性も有るかと思います。そして肺に転移した場合、最悪の時は吐血してその血が喉に詰まって窒息死してしまう場合だって考えられます。もし自宅で吐血したら、そしてそれが大量だったら素人ではどうする事も出来ない訳です。しかし、「ホスピス」なら医師や看護師の専門家がいますから即対処可能です。と言う事を考えても、「ホスピス」が一番適切だと私は思います。 #2さんがご紹介頂けた方法も良い方法だと思います。しかし中医学ですと口から薬を服用する方法しか方法が無いわけです。現状で点滴でしか栄養摂取が出来ない状況ですと、例え口から流し込む形で強制的に薬を服用させたとしてもどれだけ吸収出来るかの問題が有るわけです。私の父みたいに、少ないなりにも自力で口から食事を摂取出来るのとは違う訳ですから・・・。と言う事を考えると、藁にもすがる思いで試されるのも方法かと思いますがどれだけ効果を示すか疑問です。末期ガンと言っても程度問題だと私は思います。 以上長々と記載しましたが、私がxrbxm975さんの立場だったらおばあ様を「ホスピス」に入院させ少しでもQOLの向上のための事をすると思います。後はxrbxm975さんやご家族の考えも有りますから、良く考えて最良の方法を取られたらと思います。 今父の看病をしていた時の事を振り返ってみて、ああしてやれば良かったとかこう言う方法も有ったとか考える事は一切有りません。それは父の最後にとって「ホスピス」に入院させた事が最適だったと考えられるからです。xrbxm975さんのおばあ様にとって今何をしてあげる事が最適か解りませんが、家族で話し合って最適と考えられる事をされたら良いと思います。話し合った結果、自宅で最後を迎える事が最適と考えるならそれはそれで良いと思います。 本当に長々書きましたが、何かの参考になれば幸いです。病人を看病すると言う事は、病人だけでなく看病する側も疲れて体調を崩し易いですから、くれぐれも体調を崩さないようにご家族の方にお伝え下さい。お大事に!!
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- popesyu
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まぁそういう状況になるのは構造的にいろんな問題があるんですが。 ・末期癌は下手に治療する方が余命は縮めるし、副作用に苦しむしということになりやすい。 ・小泉政権以来の国の(ひいては国民の)意思として、終末期医療は在宅でという方針になっています。一応建前としては、上の事情も鑑みれば最後ぐらい家でゆっくりと過ごさせてあげましょうという見方もできますが、意地悪い見方をすれば、どうせ助からないんだからさっさと退院させて、医療費を減らすとう方針。 ・病院側としては終末期医療は在院日数の制限もあるし、成績も下がるしでメリットはゼロです(終末期医療で儲かるのは海外に比べて3倍以上の値段で薬を売っている薬屋さんだけ)。 http://2nd-opinion.eee.ne.jp/Medicine/sample/Vol01-1.html http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/11/tp1125-2.html http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/?act=reswrite&res_wid=200504290057096617&d_date=2005-04-28&d_seq=1&theme_id=158898 http://www.urban.ne.jp/home/haruki3/mayaku.html 在宅医療に関してはサービスも法的に充実させられつつあるので、そちらにご相談されることをお勧めします。地元の情報を確認されてください。
- PEIKD7463C
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わらにもすがる思いならこちらに相談してください。 http://www.popuri.info/ うちの母も末期のガンから生還しました。 宣告されて11年経ちましたが元気で生きてます。 もちろん「確実に助かります」なんていう無責任な事は言えませんが正体不明の民間療法みたいなものすがって大切な時間を無駄に使う前に専門家に相談してください。 こちらは中国医学なんですが、西洋医学で見放された患者さんがたくさん回復してます。
- 4351
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末期ということはつまり痛みをやわらげ、いかに死を迎えるかということになってしましますね、残念ですが・・・。 終末医療(ホスピス)の医療機関を紹介してもらったらいかがですか? もしくはご自宅で逝かせてさしあげたほうがいいのか・・・? 苦しまずに死を迎えられるのが一番ですね。 哀しいでしょうが、どうかお祖母様を最後までいたわってあげてください。 こんなことしか言えなくてごめんなさい。
お礼
この度は、祖母の末期がんについての質問に回答いただきまして、本当にありがとうございます。とても参考になりました。本当にありがとうございました。