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支持層
先日、QNo.2708286にて不同沈下工事について質問させていただいたものですが、もう一つ質問したい事が出てきました。 地盤改良工事会社の話で、鋼管を打ち込むような場合、よく 支持層(硬い地盤)という言葉が出来てきますが、これはN値でいうとどれくらいの数値の地層を言っているのでしょうか? いろいろな記事や投稿を読むにつけ、垂直で最大7/1000、水平では最大14/1000の傾きではうちは結構危ないのでは?と思い始めました。 出来るだけ早く手をうちたいので、予算的には無理な工事なのかもしれませんが、取り敢えず知っておきたいと思っています。
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ANo2です。 前の質問も読ませていただきましたが、不同沈下の改修工事ということでは、N値4程度までしか打ち切れないというのも事実かと思います。 新築工事の際の広い何もないところでする工事とは違うので、工事そのものが制限されてきますからね。 その工務店がどのように杭を打ち改修を行うのか知りたいところですが・・・。 こうしてはどうでしょうか。 出来るだけ深く打ち込んで修正後のレベルを測定し記録しておきます。 半年から1年後くらいに再度レベル測定をし記録と比べて、沈下があれば再度修正することにします。 一旦杭を打設すれば、わずかな修正はジャッキアップしてスペーサーを入れるだけで大工事にはならないと思います。 最初の修正工事の際にこのことを契約に含めてもらった上で工事を行うわけです。 1年程度の保証をつけてもらい、その保証行為は半年後と1年後にレベル測定を行うこと、そしてレベルに異常があった場合は修正工事を行い完了することで終了とする、という具合ですね。 少しむしがいいのかもしれませんが、N値4程度までしか打ち込めず、改修後の心配があるという状態では、良心的な工務店なら思いやってくれるかと思います。 それと、1年後以後も沈下することも考えられますので、その場合の修正工事の見積もりをもらい、予算的な覚悟をしておくことも必要かと思います。 私は地盤改良ということでは、杭の経験しかありません。 杭ならば新築工事でも不同沈下の改修工事でも、何度も経験していますが、他の地盤改良の工法については詳しくありません。 他の工法で適した工法がないか(あまりないと思いますが・・・)、一応探してみるといいかもしれません。
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1です。 支持層に杭を到達しにくい時は不同沈下しいているところでも摩擦杭や柱状改良、表層改良で対応できる事があります。 他の工法が可能かどうかまた支持層の決定は土の質、地層の様子などにもよりますので地盤調査会社や地盤改良会社へご相談下さい。 改良工事で4mならずいぶん浅く済んでいるという印象です。 私の近辺では6~8mはよくあり、10m近くになると杭で対応にするということが多いように思います。 住宅であるならば柱状改良だとしてもトラバース(結構全国展開してます)の工法で行うと地盤改良後の支持力が試供体の確認で明確になりますので非常にいい安心だと思います。傾きは大きいように思いますので 早めに地盤改良会社にまずは見積もりを取ってみたらいかがでしょう。 案ずるより・・です。
お礼
再び答えていただきまして有難うございます。 >地盤改良後の支持力が試供体の確認で明確になりますので非常にいい安心だと思います。 支持力が明確になる、というのはいいですね。 >早めに地盤改良会社にまずは見積もりを取ってみたらいかがでしょう。 >案ずるより・・です。 そうですね。そうしてみようと思います。
- wingmanX
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単に支持層とは?と言われると一般にはN値50以上で5m以上ということになるかも知れませんが、構造物の規模・重量によって決まるものかと思います。 例えば、10階建てのマンションと木造住宅では支持層として要求される強度は違うということです。 実際、住宅の支持杭ではN値15以上で層厚3m以上が支持層で良いという意見もあります。(正しいかどうかは明言できません。) 私の経験上、N値10の支持層に住宅用RCパイル(250φ)を、予めアースオーガーである程度の打設地面を掘りぬいてから、自重35tの圧入機で反力を測定しながら施工したところ、杭1本当たり8t以上の支持力は得られています。 20本も打設できれば地震時を考慮しても十分な支持力を得られることになります。 本来、建物構造や重量、地盤耐力、支持層の土質サンプル調査、杭仕様性能など様々なことを技術的に考慮して正しいことが出来るのでしょうが、住宅建築では費用バランス(例えば2500万円の住宅予算の中で負担できる支持杭の工事のバランス)から、そこまでのことは行えないのが通常です。 その結果、経験と勘と言うわけではありませんが、数多くの過去の実績から安全側の思考で正しく判断しているのが現状ではないでしょうか。 結果的に、信頼できて数多くの施工実績があるところに依頼して、現地の調査を行い、支持層の判断をしてもらうのが最も良い方法かと思います。
お礼
返信有難うございます。 >私の経験上、N値10の支持層に住宅用RCパイル(250φ)を、予めアースオーガーである程度の打設地面を掘りぬいてから、自重35tの圧入機で反力を測定しながら施工したところ、杭1本当たり8t以上の支持力は得られています。 >20本も打設できれば地震時を考慮しても十分な支持力を得られることになります。 分かりやすく教えていただき有難うございます。 少し気が楽になりました。 家は総二階建て33坪の家ですが、これくらいならもっと低いN値でも大丈夫なのでしょうか? >信頼できて数多くの施工実績があるところに依頼して、現地の調査を行い、支持層の判断をしてもらうのが最も良い方法かと思います。 本日、家を建てた工務店さんと話をしたところ、今まで鋼管を打ってN値が4くらいあれば4、5メールトル程打ったらもう入っていかない、それで大丈夫だ、と言っていたのです。 聞いてて、随分話しに差があると感じ、任せて大丈夫だろうかと思い始めています。
住宅ではSSを行って地盤調査をしますが 支持層を確認するにはボーリングが必要でしょう。SSは換算N値となりますので注意して下さい。 N値50以上が5m以上あることがその基準です。サイトへ
お礼
返信有難うございます。 リンク先もとても参考になりました。 >支持層を確認するにはボーリングが必要でしょう。SSは換算N値となりますので注意して下さい。N値50以上が5m以上あることがその基準です。 N値50以上が5m以上ですか!!SS方式の値は注意が必要なんですね。 それにしたって、うちでは3メートルまでのN値が沈下しているところでは1以下、他3地点でも3以下、10メートルまでみても4箇所全ての地点で5~6台が中心です。 4メートルほど下まで改良、もしくは杭を打てばいいのかと思っていましたが、大甘だったんですね。 うーん、思いあぐねてしまいそうです。 先立つものがないとどうしようもないのですね。
お礼
>前の質問も読ませていただきましたが、 前の質問まで読んで頂き有難うございます。 >不同沈下の改修工事ということでは、N値4程度までしか打ち切れないというのも事実かと思います。 そうでしたか。現場に携わっている方の客観的な意見はやはり参考になります。 >1年程度の保証をつけてもらい、その保証行為は半年後と1年後にレベル測定を行うこと、そしてレベルに異常があった場合は修正工事を行い完了することで終了とする、という具合ですね。 良く分かりました。そう提案したいと思います。 このところ、あれこれと案ずる日々を送っていましたが、少しずつ道筋が見えてきたような感じがします。 こういう場所があって、答えてくださる方がいて、本当によかったと思います。 感謝いたします。