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経済引き締め政策は、なぜすぐに効果が現れないのでしょうか?

 経済が過熱しているときに、景気のブレーキを踏むために 金利引き締めを実行するというのが一般的な中央銀行のやり方だと思います。(金利引き上げ、手形発行による資金の吸い上げ30兆円など)  しかし、3ヶ月、6ヶ月もたった跡に影響が出てくる。(株価が下がるなど)  なぜなのでしょうか? ここら当たりのメカニズムをご存知の方は、居られないのでしょうか?  (難解なので、ご意見でもいいです。)

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  • marobom
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回答No.1

マネーサプライを減らし金利を上げると 一番影響が出るのは企業の設備投資です。 最近は逆の事をして景気上昇をずーと、ずっとずっとずーと目論みました。 ですから現在、企業の設備投資が原動力の実感無きイザナギ景気越えです。 もちろん金利が上昇したからと言って、決定済みの設備投資や 契約の済んだ個人支出での家や車の購入がストップするわけではありません。 特に金利上昇の気配がすると、企業は設備投資を前倒しし チラシにも『今なら低金利ローン』の文字が躍るので 一旦は景気に好影響をもたらします。 =金利が上がった瞬間は1~2ヶ月分の受注残を持った状態です。 しかし金利引き上げと同時に設備投資やローンを使う個人消費が ストップしますので次の仕事が入りません。 タイムラグを経て景気に影響をもたらします。 分かりやすい例では消費税が3%から5%に上がったとき 特需が発生し企業は好業績となりましたが その後消費マインドがどんどん冷え込み景気が停滞しました。 悪影響は後からジワリジワリと来るのです。

noname#192248
質問者

お礼

わかりやすい説明ありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • marobom
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回答No.3

No.1です。 いい忘れましたが景気にブレーキを踏むというよりも インフレ防止の側面が強いです。 あと、金利が上昇すると 投資資金が株式より安全なものへ向かいます。 蛇足です。

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.2

人間は予想をする動物であり、企業は予想を元に事業を展開しているからです。 金利の引き上げ行為が、丁半ばくちのような独立事象であれば予想は意味をなさず、予想による、事前行動はなくなりますが、金利が上がる下がるというのは、経済動向から推測(つまり予想)されます。 これによって、よく株価の話で「○○に関しては、市場は折り込み済みで」という表現にあるように、効果が前倒しになります。 金利引き締めが行われた時点では、引き締め効果が前倒しになっており、引き締め効果の結果が吉と出るか凶と出るかがわかりだしてから、また株価は変動します。

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