> その、産業連関分析は何を根拠に数字を出しているのでしょうか?
産業と産業の間の売上高、というのは、手間を考えなければそれほど難しくなく調査することができます。また、それぞれの産業での労働についても同様に調査することができます。
> 「市場創出効果」という言葉が使われるということは、産業としてはまだ成り立ってないか、新分野のものなんですよね。
違います。
新市場の成立ではなく、既存の市場が大きくなる、というものをさして市場が創出された、と言います。
> 自動生産システムみたいなものができてしまえば、○○兆円という売り上げがあるような物でも、雇用の創出はないですよね。
自動車生産については、数十万人~百万人規模での雇用があり、その売上がある程度恒常的に増大すれば、雇用はそれに見合っただけ増加します。
おそらく、アニメか何かで機械が全自動で作っているところを想像しているのかもしれませんが、そういう産業は極めてまれですし、現在人間が多数働いている産業で突然相当程度全自動になるようなことは、かつて起こったことはありませんし、これからもおこる見込みは非常に少ない。
したがって、定期的な調査を忘れなければ、それほど間違った答が出てくる手法ではありません。もっとも、どんな方法でも、正しく使わなければ正しい答えが得られないのは自明のことです。
お礼
産総研の研究者の方が書かれたロボット政策の市場に関する予測値の批判論文の数字と勘違いしておりました。失礼しました。 ネットにあがって無くてもかまいません。こう言うのを勉強するときに参考になる本があれば、どなたかご紹介いただけませんでしょうか? 市場調査やマーケティング手法の本で、わかりやすい解説書などもあれば、併せてご紹介いただけると助かります。