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政策の経済的効果の算定根拠
よく国などの発表で、「5年後に○○兆円の市場創出効果」や、「○○万人の雇用創出」などの言葉がでますが、この算定根拠というが書かれているケースと言うのはあるのでしょうか?
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> どういう調査をどのような手順で調査し、なぜ、その数字を予想したのかを明確に説明している具体的な例というのをご存じであれば、お教えください。 具体的なものを詳細に、ということであれば、官公庁なら経産省なり国会図書館なりに、富士総研などであれば富士総研にお尋ねください。ネット上にはそこまで詳しいものは上がっていないか、論文を読まなければならないかのいずれかだと思います。 ロボットについては http://www.meti.go.jp/policy/robotto/chukanhoukoku.pdf を見てのことだと思われますが、それについては http://staff.aist.go.jp/h.arai/robotics/robsym09.html の4に、ある程度詳しい説明が付けられています。 因みに、質問者が上げた2010年で150億円というのは国が出す補助金の金額であり、市場規模ではありません。大体ですが、産業用ロボットなどの民生用ロボットの市場規模は、6000億円~7000億円程度です。
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- at9_am
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> その、産業連関分析は何を根拠に数字を出しているのでしょうか? 産業と産業の間の売上高、というのは、手間を考えなければそれほど難しくなく調査することができます。また、それぞれの産業での労働についても同様に調査することができます。 > 「市場創出効果」という言葉が使われるということは、産業としてはまだ成り立ってないか、新分野のものなんですよね。 違います。 新市場の成立ではなく、既存の市場が大きくなる、というものをさして市場が創出された、と言います。 > 自動生産システムみたいなものができてしまえば、○○兆円という売り上げがあるような物でも、雇用の創出はないですよね。 自動車生産については、数十万人~百万人規模での雇用があり、その売上がある程度恒常的に増大すれば、雇用はそれに見合っただけ増加します。 おそらく、アニメか何かで機械が全自動で作っているところを想像しているのかもしれませんが、そういう産業は極めてまれですし、現在人間が多数働いている産業で突然相当程度全自動になるようなことは、かつて起こったことはありませんし、これからもおこる見込みは非常に少ない。 したがって、定期的な調査を忘れなければ、それほど間違った答が出てくる手法ではありません。もっとも、どんな方法でも、正しく使わなければ正しい答えが得られないのは自明のことです。
お礼
回答ありがとうございます。 調査が可能ということはわかりました。 どういう調査をどのような手順で調査し、なぜ、その数字を予想したのかを明確に説明している具体的な例というのをご存じであれば、お教えください。 たとえば、ロボット政策協議会の平成17年の資料を見ると、 「昨年5月、「新産業創造戦略」の中で、ロボットが、目指すべき7つの産業分野の一つとして位置づけられ、 (1) ロボットの国内市場見込が、現状の0.5兆円から、2010年には、約1.8兆円、2025年には、約6.2兆円となると予想される。」 と書かれていますが、なぜ、この数字になるのかの説明を見つけることができませんでした。最近の富士経済の発表によると、2010年は、150億円程度の市場規模規模しかないようですので、ロボット政策協議会とは10倍以上の数字のずれがあります。 こういうずれが発生する原因を知るためにも、いろいろな発表で出てくる数字が、なぜ、その数字かという部分を説明している資料があれば、是非、みたいと思っています。
- at9_am
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こういうものの大多数は産業連関分析が根拠になっています。
お礼
回答ありがとうございます。 その、産業連関分析は何を根拠に数字を出しているのでしょうか? 「市場創出効果」という言葉が使われるということは、産業としてはまだ成り立ってないか、新分野のものなんですよね。それなのに、○○兆円の市場というのはなぜいえるのか、それだけのニーズがあるといえる根拠がどこにあるのか不思議なんです。 また、「○○万人の雇用創出」といいますが、それこそ、自動生産システムみたいなものができてしまえば、○○兆円という売り上げがあるような物でも、雇用の創出はないですよね。なぜ雇用が生まれるといえるのでしょうか?市場規模と雇用者数には何か関連があるというのが経済の常識なのでしょうか?
お礼
産総研の研究者の方が書かれたロボット政策の市場に関する予測値の批判論文の数字と勘違いしておりました。失礼しました。 ネットにあがって無くてもかまいません。こう言うのを勉強するときに参考になる本があれば、どなたかご紹介いただけませんでしょうか? 市場調査やマーケティング手法の本で、わかりやすい解説書などもあれば、併せてご紹介いただけると助かります。