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買入消却・消却益について 「凛冽の宙」(幸田真音著)より
どなたか教えていただきたいのですが、「凛冽の宙」(幸田真音著)の中に買入消却・消却益という言葉が出てきます。 「~、額面500億円の債務が半分以下の200億円の返済でチャラになるなら、買入消却で300億円の益がでることになる。」p.249 「新しい債権者となった買取業者に200億円を返済するだけで、これまで残っていた500億円という借金はきれいになり、おまけに300億円という消却益がでることになる。」p.250 これはサービサーの不良債権の処理についての説明の場面なのですが、いまいち理解できません。消却益(この場合の300億円)というのは、実際には無いんですよね? 本を読んでいない方にはこれだけの説明ではわからないかもしれません。どなたか教えてください。 よろしくお願い申し上げます。
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回答No.1
ご回答申し上げます。 非常に簡単に説明しますと、自分の借金500億円が200億円返済すれば良いということになると、自分は300億円の儲けが発生することになりますね。これが本書で言うところの消却益となります。 もっと乱暴な言い方をすれば、相手が300億円の借金の踏み倒しを了解してくれたということです。 では、何故このようなことが起きるかと言いますと、いわゆる債権回収業者(サービサー)は、原債権者から回収の見込みの少ない債権を200億円以下で買っているわけですから、200億円を貴方が返済(この場合正確には買取)してくれれば、しっかりと儲けが出るわけです。 現実、バルクセールなんて言われているものは、原債権の数パーセントの金額でサービサーが買っているなんていうこともあるみたいです。