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伝書鳩に「勲章」?
1916年のヴェルダン戦で、フランス軍の伝書鳩が「勲章」を授与されたそうです。孤立した堡塁の連絡役だったのですが、本隊に到着して果てたそうです。なかなかしゃれた事をやると思いました。また、いかに国家の存亡が掛かっている場面であったか、動物さえも一丸となりたいという思いなんでしょう。 しかし、こういう思想が日本にあるんでしょうか。もっとも日本では伝書鳩が余り活躍した経緯はないようですが。
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軍用動物(馬、犬、伝書鳩など)の功績を表彰する思想はかなり以前からありました。 これは彼らに対する感謝の念もありますが、戦意高揚の狙いもあったからです。 日本軍でも確か伝書鳩に対する表彰は存在した筈です。 しかし外地での戦争では伝書鳩の帰巣本能を利用し難いという事情がありました。 勿論無電連絡によりその必要性がなくなってしまいましたが・・・ 勲章授与という行為はありませんが感状授与はあったと記憶しています。 包囲孤立という状態は戦時では非常に戦意を失うものです。 その状態でも連絡をとれ、孤立感がなくなるという希望は非常に大きいものがありました。 動物の本能を利用しただけとはし難い事情があるのです。
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- buchi-dog
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日本では、伝書鳩は新聞社のニュース伝達手段として広く使われていたようです。伝書鳩自体を欧米から導入したのは陸軍のようですが。 電話網も整備されていない時代、伝書鳩を携えて取材先に赴き、取材記事や写真フィルムを伝書鳩で本社に届け、一刻も早く記事にしたわけです。固定電話、携帯電話、FAX、インターネットと通信手段がいくらでもある現代では想像がつかないことですが。伝書鳩通信は、どうしても途中で行方不明になる鳩が出てしまうので、複数の鳩に同一通信文を持たせることも良く行われたようです。 http://www.topics.or.jp/rensai/sinbun/hanasi20.html また、質問文のように戦争で伝書鳩を使う際は、敵の伝書鳩を射撃して「撃墜」し、敵の情報伝達を阻止すると共に敵の情報を横取りすることも良くあったようです。
お礼
西南戦争当時など利用したかもしれないですね。新聞屋さんも必要道具だったのですか。今となっては奇異な感じです。当時は当たり前だったのでしょう。
- buchi-dog
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佐々淳行氏の本に書いてありますが、 「昭和30年代ー40年代の大学紛争時に、顕著な功績を挙げた警察犬が訓練係の警察官に伴われて警察庁長官から警察功労賞(詳しい名称は失念)と副賞(松坂牛)を受けた。長官が自らメダルを犬の首にかけてやった」 例があります。 この儀式に陪席した佐々氏の回想では、「訓練係の警察官が、担当犬に対して敬語を使っていたのが印象的」とのことです。私見では、警察庁長官や警察庁局長、課長(佐々氏)といった雲の上の人たちの前に一介の巡査が出たわけですから、緊張でコトバ使いが変になっただけではと思いますが。
お礼
犬も対象ですね。大学紛争のエピソードは全く知りませんでした。犬に警護とはなにか異常な気もします。お偉いさんの前に出るとそんなことになるのでしょうかね。
お礼
そういう思想が結構一般的だったのですね。内地に限ると言うものだったかもしれないですね。戦意高揚の効果というものを十分に考慮したのだと思います。