次世代省エネII地域に10ヶ月前に鉄骨住宅(C値1.04)を建て、蓄熱式暖房を利用したオール電化住宅に住んでいます。
蓄熱暖房機は床の上に置くタイプを選び、36.5坪の家ですが蓄熱量を計算して設置したら、一階、6kw1台、3kw2台 2階で4kw1台、1.7kwファンレス2台必要でした。定価ベースで1,200,000円程になりました。電気代は普段は蓄熱割引等が使えるので、光熱費全部で4,000円~5,000円位で冬場の12月で、26,000円くらいでした。
全室を24時間暖房して、キッチンや風呂もすべて電気です。
部屋は24時間とても暖かいですが、朝起きたときや外から帰ってきたとき、少し体が寒く感じるので3~5分程度ファンを回すとびっくりするほど熱くなり、弱くしても窓を開けたりしないと、温度はすぐには下がりません。子供は慣れていないので始めクーラーを付けてしまったこともありました。しかしながら欠点もあります。先ほど言ったように温度調整が細かくできず床は冷たくはありませんが暖かくはなりません。それと本体が大きいので置いても邪魔になります。それでわたしも蓄熱式床下暖房機に興味があり、先日ウォームエアリーを見学してきました。蓄熱式床下暖房ですが非常に暖かかったです。(弱くしているといっていましたが)床も部屋も、でも当然金額は暖房部分で現在の住宅より30%アップ、二階は蓄熱暖房が別途必要ということでした。蓄熱式床下暖房機は2.2kwなので6台は床下に必要(蓄熱部のみで1台定価で16万程度みたいです。
しかし展示場の方は通常の蓄熱暖房機の方が明らかに上といっておりました。蓄熱式床下暖房はファンがなく急に暖かくしたくても無理、温度調整も難しい、同じ蓄熱量なら暖かくなりにくい、遠赤外線の放射も無い、蓄熱暖房機に比べて電気代が高くなると言っておられました。結局、何のために見に行ったか判らず、うちの妻には今ので十分と言われてしまいました。基礎断熱をしていればと思ったのですが、蓄熱式床下暖房は、価格や台数や暖かさなどから、寒い地方ではまだ無理なのかと思いました。