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厄年の期間
厄年の期間は、いつからいつまででしょうか・・ 1月1日からの一年間なのでしょうか? それとも節分の日から一年間ですか?
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いくら地域によって風習が違うといっても、「節分の日から」というのは間違いです。 旧暦と節分を並べることもおかしいです。 まず、旧暦の1月1日=節分ではありませんね。 旧暦の1月1日は、2007年においては2月18日です(毎年変わります)。 冬の節分は立春の前日です。 そして、2007年の場合、冬の節分は2月3日、立春は2月4日です。 本来の「節分」は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで、季節ごとにあるんです。 ですから、節分は、スタートの日ではなくラストの日。 この点からも「節分『から』」…というのが間違いであるとご認識いただけると思います。 「立春から冬の節分まで」を1年の基準にしているのは「気学(九星気学)」です。 九曜星の巡りはこちらが基準ですので、一白水星・二黒土星・ 三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星の区分けをする場合は、立春~冬の節分を1年として見ます。 ですが、現在の神社では「1月1日から12月31日まで」を1年の基準としているところが多いようです。 いずれにしても、年齢を「数え歳」で捉えるのは同じです。 そして「数え歳」は生まれた時を1歳として「お正月」に加齢します。 気学のお正月は1月1日でも、旧暦の1月1日でもなく、「立春」だから、立春ごとに1歳歳をとる。 だから、気学においては立春から八方塞りや星祭厄年(星厄消除)に入る…ということになるんです(ちなみに2007年の八方塞りは二黒土星。星祭厄年は、表鬼門が五黄土星、裏鬼門が八白土星、子(ね=北)の向きが七赤金星だそうです)。 双方で考えるならば、昭和41年2月4日~12月31日生まれの男性は、相当に気をつけて身を慎まなければならない…ということになりますね。 厄年については、いろいろいろな説がありますが、実は厄年って起源すら曖昧なんですよ。 文献などから、平安時代には存在していたことが伺われますが(一応、専門で勉強したのが平安時代のことなので、この点は自信あり)、当時は陰陽道の観点から「厄災が多く降りかかるとされる年齢」とされていて、それが現在に引き継がれているというカンジです。 もし、ご心配のようならば、長めに「数え歳で41歳になる年(前厄)の1月1日から満43歳(後厄)の冬の節分まで」と考えていらっしゃればよろしいかと。 ちなみに、私の弟が今年数え歳で41歳の前厄です。 新年早々から、あちらこちらの神社に参拝しています。