中学では以下のように教えています。
東西に通じる道路を、時速5kmで東の方向へ進み、ある時刻に地点O(基準点)を通過した。
1)その3時間後には、どこにいるだろうか。
2)その3時間前には、どこにいただろうか。
ここで、地点Oから東の方向を「+」、西の方向を「-」
未来(何時間後)を「+」、過去(何時間前)を「-」とします。
道のりは速度×時間ですから3時間後から1時間ずつさかのぼると
(+5)×(+3)=+15:Oから東へ15kmの地点
(+5)×(+2)=+10:Oから東へ10kmの地点
(+5)×(+1)=+5 :Oから東へ5kmの地点
(+5)×0=0 :地点O
(+5)×(-1)=-5 :Oから西へ5kmの地点
(+5)×(-2)=-10:Oから西へ10kmの地点
(+5)×(-3)=-15:Oから西へ15kmの地点
で、「+」×「-」が「-」になることを理解させます。
次に同問で、時速5kmで西へ進む場合を考えます。
同様にして
(-5)×(+3)=-15:Oから西へ15kmの地点
(-5)×(+2)=-10:Oから西へ10kmの地点
(-5)×(+1)=-5 :Oから西へ5kmの地点
(-5)×0=0 :地点O
(-5)×(-1)=+5 :Oから東へ5kmの地点
(-5)×(-2)=+10:Oから東へ10kmの地点
(-5)×(-3)=+15:Oから東へ15kmの地点
というように正の数負の数の乗法の最初の説明となります。
ここで、「+」×「+」、「+」×「-」、「-」×「+」、「-」×「-」のまとめをします。
中学1年の5月ごろの学習内容です。参考になればよいのですが
お礼
なるほど。 私には一番しっくりきました。 中学校ではこうやって習うんですね。 でも、それにしても、マイナス1個のリンゴはどうなったのか。 マイナス2回返済した借金はどうなったのかが、気になるのでした。 「縁なき衆生は度しがたし」といったところでしょうか。 すみません。