#3さんが書いておられるように、「強度を持った外側」+「水蒸気圧力が上がった内側」と言う構造が爆発をもたらします。
ゆで卵でも生卵でも、殻付きのままだと内側のタマゴ本体から水蒸気が発生し、その温度が摂氏100度以上になって水蒸気圧力が上昇し、殻の強度を超えた段階で爆発します。
殻をむいた状態でも同じです。表面が温度上昇によって固まると、それが「殻」の役目をして、内側に発生した水蒸気の圧力で破裂するんですね。
ゆで卵の場合だと、白身が殻の役目をして、黄身から発生する水蒸気の圧力で破裂するんです。
ただ、殻に比べると固まったタマゴの強度は低いですから爆発の威力も小さくなります。
このことは、大福餅などを電子レンジで加熱するとよく理解できます。餅は加熱すると軟らかくなるので爆発はしませんが、内側からあんこが吹き出してきます。
この「あんこを押し出す力」が「ゆで卵の破壊力」なんですよ。あんこはゆっくり吹き出してきますが、タマゴの中身は一気に出てくる=爆発、と言うことです。
ゆで卵を刻んでも、ある程度は破裂の危険性は残ります。黄身は閉じた気泡ができにくいので比較的安全ですが、白身の方は刻んでも内側に閉じた気泡ができるので小さな破裂の可能性は否定できません。
ただし、刻むと爆発限界まで内側の圧力が上がるずいぶん前に「たべごろ」の温度になるため、爆発の可能性は無視できるくらい小さくなりますね。
お礼
回答いただきありがとうございます。黄身からの蒸気圧が第一の原因なんですね。よくわかりました