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鉄道統計の調査方法について
1.よく交通障害のニュースで「○万人の足に影響」といいますが、どうやって調べているのでしょうか?また、調査結果の一覧が載っているURL等をご存知でしょうか? 2.よく各駅の乗車数の1日平均の統計がありますが、どうやって調べているのでしょうか?また、調査結果の一覧が載っているURL等をご存知でしょうか? 3.混雑率の統計がありますが、どうやって調べているのでしょうか?区間の別はあるようですが、曜日や時間帯の区別はあるのでしょうか?また、調査結果の一覧が載っているURL等をご存知でしょうか?
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1に関しては鉄道会社が発表しているものです。 通勤電車の影響人数は、実際のところいい加減になってしまいます。何をもって影響を受けたというのかという点があいまいだからです。 例えば、平日の朝、小田急線が不通だとしましょう。 そうすると、実際には →横浜線と東急田園都市線・京王線で振替輸送するも混雑でダイヤ乱れ →乗り入れの半蔵門線・東武線・都営新宿線ダイヤ乱れ・・・ となり京王線の利用者も影響を受けていますが、 発表では小田急線の利用者数を「影響を受けた」とします。 2に関して、最近は自動改札の通過データを元にやっているようです。確かに、関西の大手私鉄某社では、昔は全員に乗車駅でカードを渡して降車駅で回収ということをしていましたが。 だいたい11月の平日ですね。 各社により発表の仕方が違うので、(乗車数と乗降客数、ある一日か、ある二・三日の平均か、年平均かなど)都道府県の統計などで予め計算してくれたのを調べるのが楽です。 ちなみに、関東私鉄某社ではラッシュ時の全ての電車の駅で乗り降りをする人を人海戦術で数えていたりします。もっとも、これは統計のためではなく、今後のダイヤを作る参考などのためですが。
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- travelKENKEN
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3ですが、JRでは国鉄時代から「ノリホ」と言って、車掌が乗客数を報告する事になっています。拠点駅で車掌が便利な位置に「ノリホ」とかかれた小さなポストが用意されていることが多いです。 最近の電車では、空気ばねの撓みの量から乗車人員を推計して乗務員室のモニターに出すシステムがありますが、車内をざっと見れば、だいたいの人数はわかるみたいですね。 一般に発表される混雑率は、その路線の最混雑区間の最混雑時間帯になっています。ネット上で一覧が出ているかどうか知りませんが、国土交通省が監修の「数字で見る鉄道」という本が毎年発行されていますので、そこに乗っています。 駅の乗降客数は発表していない会社もあります。市町村や都道府県の統計資料で調べるほうが楽ですが、ネットにあまり出ていないですね。都道府県の中央図書館に行けば、この辺の統計資料は備わってますので、閲覧できます。
- gsmy5
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以下の回答は、いずれも関西の場合です。 1.報道各社が当該運輸機関に問い合わせます。(記者会見を行う場合は、プレスリリースで発表します。通常は広報課などが担当)、この影響人員は国土交通省に報告する際の必須事項ではないそうですが、事故の影響がイメージし易いので報道各社が知りたがるそうです。 計数方法ですが、2.等で得られた基礎データから理論上の数値を計算するか、当該区間の自動改札通過人数から推計するかのいずれかが多いそうです。JR西日本の場合、時刻の乱れは毎日どこかで生じるので、専任の担当者がいるようです。 (以上は随分前の大阪本社版新聞記事に出ていたものですが、私の記憶違いがあればすみません) 2.関西の大手私鉄等では11月の平日に実際に調査を行う例が多いです。即ち、予め統計処理ができるようにしたカードを準備しておき、各駅で乗車時に一人1枚ずつ配布し、下車駅でも徹底して回収します。これを統計処理すれば、駅ごと時間帯ごとの乗降客数が集計できるわけです。11月の平日を選ぶ理由は、1年の中で最も(日常に近い変動の少ない)平均的な客数のデータが得られるからだそうです。なお、乗客数は天候にも左右されますので、調査実施日が悪天候になった場合は予備日に実施されます。 余談ですが、この方法で得た乗降客数を公表している会社は、「乗車数の1日平均の統計」として公表していません。(○○年の調査結果によるなどと表記) 3.2.のデータから逆算もできますが、実際には見た目で判断しているようです。旧運輸省が混雑の目安として、混雑率%とその時の状態(新聞が折り畳んで読める。身動きができない。等)を示しており、それによって混雑率を示しているのがほとんどです。
お礼
みなさん、ご回答ありがとうございました。 そうですよね。実際に正確に数えるのは不可能ですので、統計的な処理による推計値なんですよね。とはいえ、影響度とか混雑度をイメージするには役立ちますので便利な数字です。ただ、あまり厳密な数字でもないということも頭に入れつつ、あくまで目安にすぎないという前提で受入れるようにします。どうもありがとうございました。