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道路特定財源の問題について
今、ニュースなどで騒がれてる『道路特定財源』について教えて下さい!!仕組みや、一般財源化の問題について詳しく知りたいので御存知の方がいらしたら教えて下さい!! 皆様、宜しくお願いします!!
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「道路特定財源」の仕組みについては、#1の方の回答で略網羅されているので、一般財源化にあたっての問題点を指摘して見たいと思います。 元来、道路特定財源にあてる揮発油税等の税金は、道路整備の為の財源が不足するが故に設けらたもので、且つ、整備を急ぐ必要があるとのことから、現在は、本則の約2倍の額となっています。 一般財源化の主張は、近年の公共事業削減により、道路整備も削減されており、道路特定財源に余剰が生じている。また、特定財源のままでは不必要な整備まで行われる。従い、財政再建の為のには、何にでも使える一般財源化すべきと言うものです。 しかし、正常な理屈から言えば、道路特定財源に余剰が生じているならば、税の趣旨からして揮発油税等の減税に当てるべきであり、特に、本則の2倍の税率をそのままに一般財源にすることは筋が通らないとの主張があります。 個人的な意見としては、後者に賛成です。 一般財源化を改革と呼ぶこと自体に違和感を持ちます。 もし、一般財源化するのであれば、一旦、今までの税を役割を終えたものとして廃止し、改めて、自動車関連税制を抜本的に見直し、一般財源の税として、何故に自動車関連税が適正なのか国民に判断を仰ぐべきと考えます。 政治の要諦、特に税は、筋が通っているべきであり、取りやすいところから取るのは許されるべきでないと思いますが、如何でしょうか。
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- kita52326
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道路特定財源には、揮発油税、石油ガス税、自動車重量税、軽油取引税、自動車取得税があって、 これが国税と地方税にわかれていて、その総額は約5.8兆円になります。 国民にはやたらと複雑にみえるのですが、国税分でも国から地方に譲与されたり、補助金として地方にでていたり、 大半は国の一般会計に1回入ってから国の道路整備特別会計(→平成20年度には他の特別会計と統合予定)に繰り入れられたり、 数字の辻褄を理解するだけでも結構面倒な仕組です。 本来、道路特定財源は道路整備のために使うための税金とされてますが、 国の公共事業抑制のシーリングのために余って(余らせて)しまい、 本来の道路整備以外の目的にもすでにつかわれています。 この道路整備以外の目的への支出分は、特定道路財源なのに道路整備特別会計には繰り入れられず、 国の一般会計から、道路の無電柱化や沿道のまちづくり、市街地再開発、それから本四架橋の借金返済にあてられている部分があり、これらが計6500億ほどになります。 道路関連の事業であるうちはまだ良いとしても、このまま一般財源化されてしまうと、 旧道路公団の債務返済などは料金収入で返済することになっているので、 高速道路の料金は下がらない、ガソリンに含まれる税も下がらないでは、 利用者として納得感はないように個人的には思っています。
- water-cooled
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#1、#2さんのおっしゃるとおりです。 今では、国民の多くが免許を持っているし、持っていない人も物流で車を利用しているから、間接的にはそれらの税は国民全体がを支払っていることになる。従って一般財源化して国民全体のために使ってもよいという論法を猪瀬直樹氏らは主張しているようです。 しかし私としては全く理解不能。国民全体から徴収して、全体に還元するなら、所得税、消費税でしょう。 猪瀬氏はそのような反論をする者は、これまで通り道路だけに使いたいという道路族・抵抗勢力が反対のためにしている反対だといってますが、理屈からいってもおかしいですね。 まあ車を持っていない私にとってはお得なんですが。
- mn214
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詳しい者ではありませんが、、、 http://www.mlit.go.jp/road/zaigen/nani.htm URLは国交省による道路特定財源に関するしくみなどが記載されています。 ガソリン税や自動車取得税など車に関するいくつかの税金が道路特定財源とされていて、道路を利用する人に道路造りの費用を負担してもらうという受益者負担の精神であり、合理的で優れた制度だと自画自賛しています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E8%B7%AF%E7%89%B9%E5%AE%9A%E8%B2%A1%E6%BA%90 こちらはウィキのURLです。 こちらに問題点も記載されています。 道路特定財源に指定された税金は、どれだけ集まっても道路整備にしか使ってはいけないという使い道を定めた制度です。 現在ではたいへん巨額が集まるのですが、道路整備関係以外には使えないために、例えば福祉関係のことなどにこのお金を使いたくても使えないのです。 そのため、国は借金でたいへんだと言っているのに、道路に関してはしっかりこの財源があるので、利用者の少ないような高速道路を造ったりしていわゆる道路族は全く困らない状況なのです。 制度が作られた当時は車を所有している人が限られたために意味のあった制度だったと思いますが、50年経って今ではほとんどの人が免許証を取得するような時代になっています。 また、自分では車を所有しない人でもバスに乗ったり、宅配便を利用したりする筈ですし、現在は発達した輸送システムによって生鮮食料などが買える訳ですので、間接的には誰もが受益者ということになるという解釈に立てば、道路整備だけに使わずにその他のことにも使えるようにすべきという主張が一般財源化の言い分です。