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自閉傾向にありますが、排泄で失敗することが多くなりました・・・ 長文です。
友人の子供ですが、(1年生 6歳、男、自閉傾向にあると診断されてますが、確定診断はされてません。 授業によって障害学級と普通学級を行き来しています。) 以前はちゃんとトイレでオシッコが出来ていたのに最近お漏らしをすることが多くなりました。 下の子がトイレトレーニングを始めたので、(パンツで失敗しても怒られないので)自分も軽い赤ちゃん返りなのかと思っていましたが、 最近頻度が増えてきたので気になってます。 母親や男の人が居る場面、(私や学童保育のような所の先生)が居る所では、失敗は少ないです。 子供の特徴として・・・ *言葉の語尾が上がる。 *人の喋ったセリフを声の抑揚までそっくりに再現する。 (どこで誰に何を言われたのかがよく分かる) *記憶力が凄い。(特に歌がすき) *自分の意思は何とか伝えられるが、会話としては成り立ち難い。 *ミニカーがとても好き。 *自分の性器をいやがる(数ヶ月ほど前から)けど、他の人の性器には とても興味があるようで、触ろうとしたり、トイレでは、覗き込んでくる。 *大便はトイレで出来る。 *トイレに行けるときは(自宅が多い)ついて来て欲しがる。 *2年前に離婚していて父親は一緒に住んでいない。 叱ってでも習慣付けで覚えさせるのがいいのでしょうか・・・ それとも長い目で努力していく方がいいのでしょうか?原因が分からないので戸惑っています。 似たような経験をされた方アドバイスをお願い致します。
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No.4と5で回答させていただいたものです。 あくまで参考として、受け取っていただければと思います。 >ご提案頂いた中の、『オシッコはトイレで』と >いうカードや絵を使ってみようかと思います。 >トイレにミニカーのポスターでも貼ってみるの >もいいかな・・・。 よい試みかと思います。 文字は読める/文は読んで分かるのでしょうか? 分からないのであれば、イラストや写真を書いてあると分かりやすくなります。 ただ頭の片隅に留めておいて頂きたいのは、最終的なゴールは「できることなら全く支援がなくても一般の方と変わらない状態までもっていく」ことですから、お子さんが懇切丁寧なケアが必要な状態か、少し支援を減らしていく状態かを、つねに見極めていくことが大事でしょう(今は教え込む段階だと思いますが)。 カードも、初めはカード+声かけが必要でしょうが、慣れてきたらどちらか一方だけ、いずれ何もなしで…としていくということです(話し出すと色々と考えることはありますが、長くなるので割愛します)。 >親(母親の父母)について、去年あたりまでは、 >孫の障害自体を認めたくなく、「○○は普通だ」 >と言っていたらしいのですが、最近は、「○○ >は言っても分からないから、怒るのは可哀そう」と 実は…よく起こりうる話です。 やはり誰でも初めは親のしつけの問題、と厳しくしてしまうし、変わらないと思うと過度に受容してしまうことも多いでしょう。そのどちらも、お子さんにとっては有効でないばかりか、将来の自立を阻害しかねない害を与えています。 自閉に限らず、発達障害をもつ子供は、認知面・心の発達面でキャパが小さいものです。できることも健常の子より少ないでしょう(逆に一部に優れた才能を示すこともありますが)。 つまり、多くを望まれるとハードルが高すぎて破綻してしまうことになります。そこを無理して要求していった結果、行動異常(自傷/他害行為、逃避、全面拒否など)を起こしてしまう子供もいます。かといって、ハードルが低いままでは、生活していく上で必要なスキルを身につけることができません。 その子の能力や特性に応じて、できることできないことを整理し、「いま取り組ませたいこと」を決めてあげる必要があります。つまりこれが適切なハードルを設定する、ということになるかと思います。 …で、やりたい放題の環境で、どのようなスキルを身につけられるか、と言う話になります。 例を挙げます。 おやつの時間を決めることは、時間の概念を身につける基礎となります。時計の針がこの状態になったらおやつだよ、ということを示し少しずつ理解させていくことで、時計が時間の経過を見るものだということを理解させ、おやつの時間まで「待つ力」を自然と鍛える効果が期待できます(自閉の子であれば、デジタル時計のほうが相性が良いかも知れません)。 例えば、これが難しい子には、キッチンタイマーを使って、音が鳴ったらおやつにするという方法で、時間の切り替え(そして待つこと)を理解させていっても良いでしょう。待つ時間も、はじめは短く、次第に長くしていくことで、ハードルの高さを調節できます。 時間で動くことは、学校生活はもちろん、電車やバスを利用する際にも必要でしょうし、将来仕事をもって自立していく上でも必要になる、大事な大事な習慣です。 繰り返し鍛えることで、決まった時間に決まった行動をとる習慣も身につきます。 好きなときに好きな事をして過ごすことは、そういう習慣を形成できる機会を失うことになるわけです。 好きな事を好きなようにして過ごす生活。それはしかも、何も身につけられない、というだけではないのです。例えば、こういった習慣・スキルが身につきます。 ・言う事を聞かない習慣 ・我慢できないスキル(我慢を強いると行動異常を起こす習慣) ・乱れた生活リズムで過ごす習慣 ・肥満や虫歯といったリスクの多い生活習慣 ・好きなものしか食べない/嫌いなものを食べない習慣 ・好き勝手なことをする習慣(反社会的な行動が抑制しづらいスキル) こういった習慣やスキルが、どれだけ本人の自立や社会参加を阻害するかは、想像ができるのではないでしょうか。例えば社会のルールや人間関係といったものは、大きな生活の広がりが期待できるものの、ある程度の個人の我慢を必要とします。その我慢に耐えられるだけの素地を作るために、足並みのそろった環境設定が大事だと思います(あるところで厳しくあるところで甘い環境は、人の顔を見て出方を変えるスキル/面倒なことは自分でしないスキル/できないフリをして相手の様子を伺うスキルを育てるきっかけとなります)。 説得と言うか、事実を述べると効果的かも知れません。 発達障害を持つ子は、「育てないと育たない」傾向があります。 普通なら子供の頃は甘えていても次第に自覚が生まれ、大きく育つかも知れませんが、ハードルが低い状態のままで育った子供は、10年後、20年後も同じ高さのハードルしか越えようとしません。 いま好き勝手にしている子供は、誰かがハードルを上げて育てていかないと、10年後も同じように好き勝手にしています。もちろん、20年後も、その後も、です。可塑性の高い今はともかく、10年も続けた習慣を突然やめさせようとすると、ものすごい問題が起こるでしょう。子供の能力が伸びる今のうちに、周囲が「習慣をつくる」努力をしないと、10年後の自分たちに、ひどく負担がかかるのです。 発達に遅れのある子は、勝手には育ちません。誰かが育ててあげなくてはなりません。そばにいる「関係者全員」が「共通の目的」をもって、「地道な積み重ね」をしていかないと、将来「みんなが不幸」になります。 上岡一世さんという、自閉症教育の専門家がいらっしゃいます。 「自閉症のお子さんは絶対に就労できる。障害の重い軽いは関係ない。できないとしたら、周囲の対応が間違っているからだ」と、断言されていました。 この発言は私の記憶によるものですが、このようなことを言われています。 すっかり紹介が遅れましたが、以下のような本を読まれると良いかもしれません。 http://www.amazon.co.jp/gp/search?tag=opera-22&index=blended&field-keywords=%E4%B8%8A%E5%B2%A1%E4%B8%80%E4%B8%96&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&linkCode=qs この辺りがシリーズになっているので、おすすめです。 「自閉症の理解とその支援―子どもが成長・発達するかかわり方」 「自閉症の子どもが地域で自立する生活づくり―地域の中で生きて働く力の育成」 「自閉症の子どもが職場で自立する生活づくり―企業就労の実現に向けて」 発達障害をおもちのお子さんを支援していく上で、関係する家族で共通の目線を持つことは、とても難しく、しかし一度うまくいけば、これほど力強いものはありません。長く大変な作業ですが、怒らず焦らず、じっくり話していってください。 うまくいく事を願っています。 それでは。
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- natu77
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#2.3です。 私も少しの間、シングルマザーで子供を私の両親へ預けて働いていました。 まだ、自閉症と診断される前で、小さいうちだったのですが、やりたい放題でしたね(^_^;) しかも、診断が下っても自分達はスタンスを変えたくないようで、自閉症について全く勉強する気がなかったです。 仕方がないので、預かりたがる両親に 「全く知識もなく、勉強する気もないあなた達に預けて、苦労するのは娘自身。この子が大人になり、本当に大変な時まで、生きていて面倒看つづける自信はあるのか?」 と厳しい言葉を投げかけました。 それからは預かってもらう事は皆無に近かったです。 母は死ぬまで根に持ってましたが、母のご機嫌と娘の将来を天秤に掛けたら、少々私が意地の悪い娘でもかまわないと思ったからです。 質問者さんのご心配されているお母さんが、どうしても両親に預けないといけないのなら、まずは勉強して頂かないとダメでしょう。 私の場合は、私も再婚していて、働く必要がなかったので、両親へ預けるのをやめるという選択肢ができましたが、それがダメなら、まずは面倒を見る方の勉強は必須です。 していただけないのなら、デイサービスなど専門施設の利用をお勧めします。(そのためにも専門医の診察・診断が必要です) 現在、時代も変わり、障害者も働かないと生きていけない世の中になってます。 授産施設に入る場合でも、本人が落ち着いていて、規則正しい生活をし、ある程度作業がこなせないとなかなか難しいようです。 現実は厳しいですよ。 ちなみに、私もある中学校の先生に「障害の重い軽いは関係なく、周りの支援があれば、就労は可能。」と言われたことがあります。 ただ、これには前提があって、身辺自立が出来る事、衝動性が無い事、毎日言われた作業はこなせる事などなど、最低限のハードルがあるそうです。 これを乗り越えさせるために、皆さんものすごい努力をなさってますよ。 まずは、お母さんがその現実を勉強して、現在の環境の問題点に気が付かれるのが一番先なのかもしれませんね。 障害児でなくたって、健常児でも同じ事なのですけど。 質問者さんが良き協力者として、頑張ってあげられているだけでもその子さんは幸せですね(^o^) うちも今の夫がとても理解して、協力してくれたお陰で、何とか少しずつ前進してます。実父でない方の方が、冷静に判断できるからでしょうかね? 頑張って下さい。応援してます。
お礼
ご回答有難うございます。 現在まさにご経験中の方のお言葉、大変重みのあるメッセージだと思いました。 障害を認めたくないと思っている人、ましてや、祖父母に対して理解と協力を求める・・・ とても辛くて、難しい事をnatu77さんは決断して実行されたんですね・・・。心中お察し致します。 理解と協力と努力・・・恐らくこの先、永遠とも思えるほどの時間を一緒に歩いて行くにあたり、 決して忘れないように心に焼き付けておこうと思います。 >実父でない方の方が、冷静に判断できるからでしょうかね? 正直、そうかもしれませんね。 実父とは違い、見た目にかなり分かるようになってから子供と会っているというのもあると思いますが、 なにより、まず、子供の母親の事を全て受け入れているからなのかな・・・と思います。 子供も母親の一部のように見えているのかもしれません・・・。 本当に有難うございました。
- baka_inu
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No.4で回答させていただいた者です。 なお、先の回答にもあったとおり、予断でものを語る不届き者ですので、私の書く文章を疑ってかかることをおすすめします。 混乱させてしまって、失礼しました。 >どうも遊び(ゲーム)に夢中になって >トイレに行けなくて出てしまった事が >あるようです。芋ほりに夢中になって >・・・というのもあったようです そういえば思い出しましたが、自閉の方は自分の感覚に気づくのが遅く、自分がトイレに行きたいことに直前まで気づかないことがあるそうです。これを回避するのは、学童期には主に担任/保護者であり、青年期に至までに本人が自ら気づけるようにしていくことが目標となるでしょうね。 >一番のきっかけらしきものが分かって >きたのですが、学校の朝礼で整列する >際、『オシッコ!』と言って列を飛び >出したらしいのですが、先生がそれに >気がつかず、列に押し戻してしまい間 >に合わなかった様です。 だとしたら、今まで考えていた「したくなったら行く」というルールが、状況が判断できないまま、「行ってはいけない」というルールだけが伝わって、結局いつどのタイミングで行ったらいいのかが分からなくなってしまったのかも知れませんね。ただ、以前書かれた文章を見ると、出したすぐ後でまた失敗しているということで、おしっこについて混乱しているような気もします。子供によるのですが、一度混乱すると修正が難しくなる子もいます。 ちょっと明快にお答えできなくて申し訳ないのですが、私の思いついた解決策を述べます。 (1)トイレに行く際の約束を決める(先生や親に「トイレに行ってきます」と告げてから行かせる) (2)定時でトイレに行かせる。 ただ、上記のやり方にも問題点はあって、 (1)で教えると、告げる相手がいない場合に、トイレに行かずに出てしまうことが起こるかもしれません(トイレカードを見せてからトイレに行くと覚えた子が、旅行先にカードを忘れてしまって、結局失敗してしまったというようなことです)。柔軟に対応できる子ならよいのですが… (2)で教えると、忙しくてトイレに行くヒマがなくても行こうとしたり、逆にその時間になるまで我慢したり、といったことがあるかもしれません。 いずれにせよ「おしっこはトイレでします」というルールは明確にした方がよいでしょう。絵や文で意味が伝わるかどうかですが、伝わるなら、「トイレでおしっこは○」「車内でおしっこは×」というメッセージを伝えると良いと思います。そして、トイレでできたら褒めると。 >・・・が、興味があるのは恐らく大人 >の性器の様です。特に、入浴中に『ち >んちんが嫌いなのぉ↑』とよく言いま >す。やはり父親の不在が原因なのでし >ょうか・・・。 大人の性器について、どの部分を気にしているか分かりませんが…自分の性器との違いを比較している可能性はあるでしょうね。大人と子供の違いはいくつかあるでしょうから。この説明の限りでは、父親の不在はとくに関係がないと思います(私が考えたのは、男性器の有無という、明確な違いに関しての言及のつもりでした)。 >オウム返しについては、ミニカーで遊 >んでいる時などに、『ほら、また大き >な声出さないの! 大きな声はダメ!』 >とか、『○○はXXが終わってから!い >い?分かった?』などと自分が言われ >たであろう言葉を独り言のようにしゃ >べってます。 以前言われた言葉を繰り返すことは、ありがちですね。思い出しているというか、頭の中で反芻しているのでしょう。その言葉の意味を分かっているのかどうかは、この情報では判断できません。分かっていて、あえて繰り返す子も少なからずいるでしょうから。 ちなみに、私がオウム返しと言ったのは、例えば2つのお菓子を目の前にして、「どっちにする?」と聞かれて、「ドッチニスル?」と答える、という状態の事を指しています。 言われている意味が分かっていれば、どちらかを取る、「こっち」と指さす、お菓子の名前を言う、などの選択行為をするはずだが、意味が分からないから同じ言葉を復唱していると思われる、ということです。 >会話のキャッチボールが難しいので、自 >分が褒められているという事が理解出来 >のでしょうか・・? 細かく言えば、「会話のキャッチボールができる」のと「褒められていることが理解できる」ことは、別の事柄です。 頭をなでられるのは日本では普通、褒められている行為ですが、頭に触れられるのが嫌な自閉のお子さんがいたとして、その子にとっては嫌なことなので、褒められたことにはなりません。部屋を片付けるたびに頭をなでられたら、片付けること自体が嫌になってしまうことも考えられますよね。そういうことから、本人が褒められて嬉しいと感じているかどうかを見極めていなくてはいけない、という意図です。 身体接触が好きなお子さんであれば、頭をなでてあげたり抱きしめてあげたりというのは、褒める行為につながりやすいです。ですがそれを一生同じやり方で褒め続けるわけには行かないので(成人男性に母親や介助者が日常的に抱きつくわけには行きません)、より一般的に近い方法でも「褒められている」と理解し、それを「嬉しい」と感じるようにしていくことが大事です(拍手や褒め言葉だけでも褒められていると感じるなど)。 すみません。 肝心の問題について、ちょっと説得力のある情報が書けませんで。 以前の回答者の方もおっしゃっているように、全然違うところが原因で行動面がおしっことして現れる場合があるので、様々なことをお尋ねしなくてはならなくなります。ネットを利用した状況で、そこまで求めることはできません。 ただ対策としては、「正しいやり方を教える」ことに尽きるかと思っています。 参考になれば幸いです。 何かご質問があれば補足致します。 では。
補足
再び有難うございます。 トイレがギリギリまで感覚が分からないというのは、確かに有ります! ズボンを脱ぐが早いか、オシッコが早いかの状況がよくあります(笑) ただ、ズボンを上げるのも早いので、まだしずくが全部落ちてないうちに しまっちゃうので、トイレで成功してもベタベタな事がありますね。 今回も自分では気が付かないうちの失禁の連続だったのかもしれませんね・・・。 ご提案頂いた中の、『オシッコはトイレで』というカードや絵を使ってみようかと思います。 トイレにミニカーのポスターでも貼ってみるのもいいかな・・・。 性器の件については、非常にデリケートな部分かもしれませんので、時間をかけてみてみますね。 褒めることに関しては、『なるほど!』です。「○○しなくちゃいけないよ」よりも、「○○できたね!よかったね!」と、 いう躾け方の方がいいんだなと理解しました。 長くなって申し訳ないのですが、後1つだけアドバイスを頂けますでしょうか? 親(母親の父母)について、去年あたりまでは、孫の障害自体を認めたくなく、「○○は普通だ」 と言っていたらしいのですが、最近は、「○○は言っても分からないから、怒るのは可哀そう」と 祖父母の家に居る間(母親の勤務時間が割と長いので結構な頻度で居ます)やりたい放題らしいのです。 休みの日などは、朝起きてすぐにチョコレート等のお菓子から始まり、DVD朝から見っ放し・・・。 その間、お菓子食べ放題・・・。弟も(二歳半)も一緒にのようです。 私の考えが間違ってるのかもしれませんが、障害があろうがなかろうが、子供がコントロール 出来ない事柄は、親等の大人がすべきだと思っています。お菓子の時間や量を決めたりは 必要ないのでしょうか?もし、親を説得して協力を頼まねばならない場合 どんな風に切り出したり、頼むのが効果的なのでしょうか? 何度もお世話になり申し訳ありませんが、何卒アドバイスをお願い致します。 (病院や相談に行くことに関してあまりいい顔をされないそうです)
- baka_inu
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はじめまして。 養護学校で教員をしています。 お子さんが自閉症だという前提でお話をします。 (自閉症は現在、一部の特徴しか示さない軽微なものから典型的な症状を示すケースまで、自閉症スペクトルという考え方で、ひと括りで捉えるようになっています。かつてよく言われていた自閉症よりも軽い状態という意味で自閉傾向というのは、今は自閉症スペクトル内に含まれているのです)。 自閉症のお子さんは、物事の表面的なことしか受け取れないという傾向があります。我々が普通に感じ取れる目の前の状況や気持ちについて、我々と同じように理解することが困難なのです。 >以前はちゃんとトイレでオシッコが出来て >いたのに最近お漏らしをすることが多くな >りました。 >下の子がトイレトレーニングを始めたので、 >(パンツで失敗しても怒られないので)自 >分も軽い赤ちゃん返りなのかと思っていま >したが、最近頻度が増えてきたので気になっ >てます。 例えば、の話です。 「下の子がおしっこをする」 →「親御さんが下の子に注目する」 →「お子さんは、おしっこをすると注目してもらえる、と勘違いする」 こういう思考回路になったとしたら、自分が注目してもらえない状況にいたら、おしっこして注目してもらおうと思うかも知れません。自閉症というのは、こういう表面的な行動面で理解してしまうことが、たまにあります。 基本的に、自閉の子に叱るのはNGです。 まして小学1年生くらいであれば、なおさら。 なぜかというと本人の言語理解の程度によりますが、一般的に自閉症のお子さんは言語理解も偏っていたり未熟であることが多いからです。叱られていることに気づかない可能性もありますし、気づいたとして「~をしたから叱られた」という因果関係には気づかない可能性もあります。さらに言えば「~をしないように~しよう」という問題解決行動は、自分では考えられない可能性が高いでしょう。 もし叱られていることに気づいていなければ、単に自分に注目してくれたと勘違いして、喜んで同じ行動を繰り返します(今回のケースであれば進んでお漏らしをします)。特にお漏らし行動はその後の処置も必要なことから、ずいぶん自分に注目させ簡単に人をそばに近づけることができる行動なので…。 仮に叱られたと気づいていたとしても(それに気づくくらいきつく叱ったとしても)、因果関係が理解できていない可能性は高く、単に怒られた記憶だけが残り、なぜ怒られたのかは理解できないため、結局は同じ事を繰り返すでしょう。本人の思考回路に因果関係はないので。怒られた記憶は長い間残ります。 基本的には、No2&3の方がお書きになっているように、ゆったりと構えることが前提となるでしょう。 対策として、2つほど考えました。 ただ、お子さんを正しく理解するだけの情報が足りませんので、実態には合わないかも知れません。 1.ほめていくことが基本だと思います。 きちんとトイレにいけたときに、当たり前と思わずに必ずほめることが大事です。 逆に、失敗したときにはあまり騒がず、淡々と始末することです。時間と余裕があるなら、なるべく自分で始末させるようにするとよいでしょう(始末しているときは、それをほめます)。 以前、着替えのときに決まってお漏らしを始めた自閉の子がいました。その子自身トイレが好きだったし、行動がパターン化しやすい子だったので、かなり続きましたね。言って分かるタイプのお子さんではないし本人からの説明もできないので、理由も分からず推測するしかなかったのですが、周囲の反応をみて楽しんでいるのと、面倒な着替えをせずに好きなトイレにいけるという単純な理由だったのかな、と思っています。結局、着替えの場所を変え一人で着替えさせることで行動は止まりました。 環境の変化は、確かに大きいでしょう。コミュニケーション能力に問題のある自閉の方が、環境の変化により今まで通じていた方法で通じなかったとき、別の方法を模索するうちに不適切な行動にたどり着くというのは、考えうることです。 ダメなことを叱るより、良いことをほめた方が効果的です。また楽しい事を増やして、お漏らししようか、なんて考えるヒマを与えないなどしてもよいでしょう。 きちんと指導すれば、いっぺんに直るのも自閉のお子さんの特徴ですから、うまくキーになるものを見つけられると良いと思います。 2.下のお子さんとの違いを、誰かがきちんと教える。 本人の言語理解の程度によりますが、できるだけシンプルに誤解のないように伝えていくことが大事です。下の子は赤ん坊だからオムツやパンツにおしっこ、自分は小学生だからトイレでおしっこ、というような内容を、イラストや写真を使ったり表を使ったりして、一目で分かるようにして伝えると良いかもしれません。 もしかしたら、下のお子さんの真似をしている可能性も考えられるからです。 あと気になったのですが、 >*自分の性器をいやがる(数ヶ月ほど前から) >けど、他の人の性器にはとても興味があるよう >で、触ろうとしたり、トイレでは、覗き込んで >くる。 もしかして、下のお子さんは女の子でしょうか? 男女の体の違いを意識するようになってきているのかな、と勝手に想像しました。それならば(下のお子さんのトイレトレーニング中に見てしまったりして)、自分の性器との違いから自分の性器を嫌がったり、他の人の性器のある/なしを確認したくなったり、といった行動に出ていると考えられるし、論理的な整合性があると思ったので(父親がいなくて家庭に女性だけだったとしたら、自分だけに性器があるという違和感が生じるでしょう?)。 →これが予想通りだったとしたら、男女の違いをどこかで教えると良いでしょう。 ちなみに、 >*人の喋ったセリフを声の抑揚までそっくり >に再現する。(どこで誰に何を言われたのか >がよく分かる) オウム返しか言葉遊びかは判断できませんでしたが…言われた事をそっくり返すのは、「言われた意味が分かっていない」か、「そのやりとりを歌や音楽のように楽しんでいる」という意味です。どちらにせよ、正しくメッセージが伝わっていない可能性が高いです。 >「ん?シッコでたの?」 >『シッコでたのぉ↑』という感じです。 言語理解のあるお子さんかどうかで、対策は異なります。 このあたりは実態が分からないと書きようがありませんが…。 いずれにせよ、母親がどれだけ自閉のお子さんと向き合う時間が取れるか、というのが大事かも知れませんね。障害の有無を問わず、注目欲求はあるでしょうから。 トイレの失敗は本人にとっても不利益になりますから、どうにか解決してあげたいですね。学校の先生が自閉のお子さんと接したことがないのでしたら、あまり効果的な解決は望めないかも知れませんが… 日本自閉症協会のサイト http://www.autism.or.jp/ 電話相談なども行っているようです。 また、地域の親の会などに顔を出しても良いかもしれません。 うまくいくことを願っています。 それでは、失礼します。
補足
ご回答有難うございます。 非常に具体的に説明して頂き、分かりやすかったです。 少し補足させて頂きますね。 トイレの失敗の最初は、気を引きたいのかなと思ったのですが、そうではないようで、 どうも遊び(ゲーム)に夢中になってトイレに行けなくて出てしまった事があるようです。 芋ほりに夢中になって・・・というのもあったようですが、一番のきっかけらしきものが 分かってきたのですが、学校の朝礼で整列する際、『オシッコ!』と言って 列を飛び出したらしいのですが、先生がそれに気がつかず、列に押し戻してしまい 間に合わなかった様です。(多動傾向にもあるので状況的にはなんとなくわかりますが) あと、下の子は男の子です。 ・・・が、興味があるのは恐らく大人の性器の様です。 特に、入浴中に『ちんちんが嫌いなのぉ↑』とよく言います。 やはり父親の不在が原因なのでしょうか・・・。 オウム返しについては、ミニカーで遊んでいる時などに、 『ほら、また大きな声出さないの! 大きな声はダメ!』とか、 『○○はXXが終わってから!いい?分かった?』などと自分が言われたであろう 言葉を独り言のようにしゃべってます。 コミュニケーション(スキンシップ)は好きなようで、暇さえあればおぶさってきたり 手を握ったり、とにかく くっついて居たがります。 本人が出来たことを褒める とありますが、 言われたことを何とかやり遂げることは(部屋の片付けや宿題など)できるのですが、 会話のキャッチボールが難しいので、自分が褒められているという事が理解出来のでしょうか・・?
- natu77
- ベストアンサー率30% (408/1342)
#2です。 >小学校入学と引越しでしょうか・・・。 どちらか片方ですら、自閉傾向の子供にとっては相当なストレス要因になります。それが2つ重なっている上、お母さんが下のお子さんのトイレットトレーニング中と言う事もあり、余裕がないのも重なっておられるのではないでしょうか? >専門医が見つかるまで、当面どう対処すべきなのでしょうか? 下のお子さん同様に、どうしても汚されたくない時には、尿取りパットや大人用紙パンツなど、最近はいろいろ便利なグッズがありますから、そういうのを利用して、「もらしても大丈夫」という余裕を「お母さん」が持つことだと思います。 本人が大丈夫と思えないのは、お母さんが大丈夫と思ってないからなので、いくら本人に「大丈夫だから」と声かけしても、お母さん自身が本当に大丈夫と思ってない限り、本人は安心できません。 本人は安心感が得られれば、今まで出来ていたのですから、もう失敗はなくなると思います。 お恥ずかしい話ですが、私自身、小2の時、漏らしまくってました。 転校して、新しい担任がすごく怖い女性教師で、学校に慣れていない&怒られる恐怖心で、どうやっても漏らしてました。 でも、3年になって、担任が優しい若い女性教師になったとたん、ぴったりおさまりました。 本人がストレスから開放さえされたら、すぐにおさまりますよ。 後、お母さんが焦れば焦るほど、なかなかなおらないと思います。 そのうちに何とかなるわ、くらいの余裕があれば、そんなに長引かないと思います。 娘の主治医は予約がなかなか取れない方で、問題行動を起こして予約を入れると、いざ診察までにはなくなっている事が多いです。 診察まで約1ヶ月なのですが、そこまで続く事はほとんどないので、結局事後報告ばっかりです(^o^) 気持ちを楽に・・・これが一番近道です。
お礼
再びのご回答有難うございます。 ご自身の辛いお話までお聞かせ頂き、頭が下がる限りです。 ・・・・なるほど、やはり心の余裕ですよね・・・。 頭では分かっているつもりなのですが、なかなか思うようには いかないようです。 気持ちを楽に・・・ですね! 分かりました、彼女にも話して一緒に頑張ってみます!
- natu77
- ベストアンサー率30% (408/1342)
娘が自閉症です。 >以前はちゃんとトイレでオシッコが出来ていたのに最近お漏らしをすることが多くなりました 今まで出来ていたのに、急に出来なくなる事が、自閉症スペクトラム障害の方にはよくある事です。 何かストレス源があって、その結果お漏らしをしているのでしょう。 下にお子さんが出来たという事ですから、生活が急激に変化して、それに対応しきれていないのではないでしょうか? >叱ってでも習慣付けで覚えさせるのがいいのでしょうか・・・ 余計にひどくなりますよ。 >原因が分からないので戸惑っています 必ずあるはずです。これを突き止めない限り、おもらしはなおっても、別の問題行動が引き続き起こりますよ。 出来れば、児童相談所などで、児童精神科医の診断&アドバイスがもらえるのがベストだと思いますが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 原因ですか・・・ 小学校入学と引越しでしょうか・・・。これが精神的なストレスになっているのでしょうか? 障害児学級の担任の先生は、こういったクラスを初めて受け持つらしく 知識は無いに等しかったようで「何も分かりませんので」って言ってたらしいです。 ここ数日は、車のシートや人の膝の上で失敗します。 いずれも直前にトイレには行ってるのですが・・・。 ただ、失敗しても黙ったままなので誰かが気が付くまではそのままです。 「ん?シッコでたの?」 『シッコでたのぉ↑』という感じです。 叱るのは逆効果なのはよく分かりましたが、 専門医が見つかるまで、当面どう対処すべきなのでしょうか?
- dori-love
- ベストアンサー率27% (6/22)
この文面を拝見するかぎりでは自閉傾向というより自閉症ではないかと。 そしてその中でもアスペルガー症候群に当てはまるように思います。 この障がいは、専門の先生やカウンセラーによる的確なアドバイスが必要です。 そして、母親、子供に関わる人々も工夫が必要というか重要になってきます。 お住まいの近隣で子供の発達外来という科があればそこで診ていただき、 療育に通うか、障がい児学級になるのか、通常の学級でいけるのか、相談された方が懸命です。 ちなみにこの障がいの可能性があるとするならば、叱っての習慣づけは 逆効果ですので、すぐにお止め頂きたいと思います。 どんな場合にせよ、ぜひ、ご友人のよき理解者となり支えてあげてくださいね。 PS 自閉症でなかったとしたら、申し訳ございません。。。 あくまで可能性の上で書きこみいたしました故。
お礼
早速のアドバイスありがとうございます。 以前に専門医に診ていただいた時には、まだ小さすぎて 自閉症と言うにはまだ早すぎるかもしれないという話だったと思います。 確かに、ん?という行動をよく目にするようになったのはごく最近の事 のように感じます。 叱るのは逆効果なのですね。わかりました。 私たちも急な事だったので、叱るといった行為にはまだ出てないので よかったです。 ありがとうございました。
お礼
ずうずうしいお願いに何度もお答え頂き本当に有難うございました。 何度も何度も読み返しました。 本当に為になるお話を有難うございます。 身に付いてほしくない方のスキルは、全て習得済みのような気がします(笑) こういった系統は大人も子供もみんな飲み込みが早いようですねぇ。 周りの人間が全員共通の認識をもって子供に接していこうと思います。 本人や親にもゆっくりとじっくりと話して行きたいと思います。 特に上岡さんの言葉は、私の胸にもしっかりと刻んでおこうと思います。 本当に有難うございました。