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自閉症の特徴と高機能な自閉症について
- 自閉症についてお聞きします。自閉症にはさまざまな特徴がありますが、中でも高機能な自閉症とはどのようなものでしょうか。質問者の甥の場合、会話が流暢で知識も豊富、才能もあり、普通の子供に見える一方で、言葉の使い方や言動が問題となります。また、質問者の姉の子も自閉症ですが、会話もできず数字の概念も持っていません。自閉症の特徴に加え、高機能な自閉症の可能性について解説します。
- 自閉症はさまざまな特徴を持つ発達障害であり、高機能な自閉症とは知的能力や言語能力において他の自閉症と比較して高いレベルを示す場合を指します。質問者の甥の場合、言葉の理解や表現能力は高く、知識も豊富ですが、言葉の使い方や社会的な行動に課題があります。一方、質問者の姉の子の場合は会話ができず、数字の概念も持っていないため、自閉症の中でもより重度の症状が現れています。
- 自閉症には個人差があり、知能の高い自閉症の場合も存在します。質問者の甥の場合、知能が高く絵を描く才能もありますが、言葉の使い方や行動に問題があります。また、質問者の姉の子の場合は知能が低く、会話ができないため、自閉症の症状がより顕著に現れています。なお、自閉症の特徴は医学の進歩によって理解が深まってきましたが、このような高機能な自閉症の存在は、まだ一部の症例に限られています。
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質問者が選んだベストアンサー
診断をここですることはできませんが、状況は十分にありえます。 「自閉症」というおおきなくくりで言ってしまうとすべてごちゃごちゃになってしまいます。自閉症でも種類と程度が様々で私のような専門家でも診断名などはとても慎重にしています。 自閉症には、コミュニケーション能力に支障のある典型的な自閉症から、ちょっと見ただけではわからないものまであります。知能や芸術的才能などは診断には関係ありません。目が合わない、とか言葉が出ないとか、いうのも本質的なことではありません。 最も共通した自閉症の中核的な問題は「ヒトのこころ(きもち)がわからない」ということなのです。これは「他人のきもちがわからない」ばかりではなく「自分のきもちもわからない」のです。というより「きもちがわかる」という状態が存在しません。言葉上での「わかる」「わからない」ではなく、脳の反応としての状態です。 そう考えると、甥ごさんや姪ごさんの状態がわかると思います。 難しいことは別として、自閉症や関連の発達障害(アスペルガーとか高機能自閉症とか、いろいろわかったように分類されていますが、それはどうであれ)で最も重要なことが「きもちがわからない」ということなのです。 「ひとのきもちがわかる・わからない」は経験とか環境とかの影響を考えたくなるのが人情ですが、実はそうではなく「きもちがわかる」ための脳活動は生まれつきに備わっている程度が決まっているのです。そして、その程度が障害のレベルになったのが自閉症なのです。もちろん、言語機能とか知的機能がセットになって障害された場合は「いわゆる、誰でもわかる自閉症」ということになります。 最近では、頭の良し悪し(知的能力や才能、努力をするかどうか、など)のほとんどは遺伝で決まっていることがわかってきました。同じように「こころがわかる」のも遺伝要素がほとんどであると主張する研究者が受け入れられるようになってきました。そして、これは知的能力・才能とは全く別の遺伝要素であることも専門家の中ではほぼ常識です。 以前は「こころがわかる」ことは育った環境とかのせいにされて軽視されてきましたが、そうではなく、脳の機能障害として対処しなくてはならない必要性が現実的な問題になってきているのです。 多くのひとが高校や大学で高等教育を受ける状態となり、この点がますます明らかになってきているのです。環境や教育がきちんとしていても「ひとのきもちがわからない」学生や大人が問題になるほど世の中にでてきているのです。「不良学生」とか「悪い人」という区別ではありません。 甥ごさんはそのような意味で自閉症と判断されたのかもしれません。
お礼
なんとも解かりやすい回答有難うございます。専門家の方の意見ですし、納得致しました。知能や能力は関係ないのですね? 私は姉に一度、どうして甥っ子が自閉症なの?見えないけど。と聞いた事がありました。 その回答の中に回答者様のおっしゃられているような、人の気持ちがわからないというのは、聞いた事が、ありませんでした。 人の気持ちが解からない?なんてちょっと信じがたいですけど…。凄く心あたりがあります。姉も私との会話で、全く共感してもらえたなという感じがなかったのです。会話が成り立たないし、ちょっとストレスを感じてしまう事もしばしばありましたが…。 そう言われてみれば、納得の世界です。実は、私の家族はこういう人(人の気持ちが解からない)が多いので、何でだろうと思ってました。家族は私を含めて六人ですが、そのうち、母、姉二人が、会話が成り立たないのです。人の気持ちを理解しないのです。診断は下ってはいませんが、自閉症かもしれませんね。遺伝の要素が強いとなるとなおさらです。 謎が解けてきました。姉は私の事を あんたも自閉症でしょ。とか言ってましたが…、私は違うと思います。 自閉症の子供がいるのは、長女です。次女の子供は自閉症ではありません。私はこの次女としか唯一まともに会話が出来ないのが 実情でした。 長年の謎が解けたような気もします。本当に有難うございます。でも、長女に人の気持ちが解からないから、自閉症なんじゃないと言ったら、怒るかもしれませんけど…。 そういえば…、長女の旦那さまも 会話に? なところがあって、通じないなあと思っておりました。 どうして長女の子供ばかり自閉症の子が生まれるのかなあと思っていましたが、回答者様のおっしゃることを ふまえると良く理解できます。遺伝が強く出ているかもしれないのですよね。 わざわざ丁寧な解説と文章本当に有難うございました。今後に役立てたいと思います。有難うございました。
補足
お礼で書き忘れてしまいましたので、補足をします。私は知識不足で、自閉症とは、その字のとおり、自分の中に閉じこもってしまう病気なんだと思ってしまってました。ですから、自分もそういう気があるので、自閉症なのかも…と少し落ち込んでいました。 姉からも自閉症でしょといわれたものですから、疑問が頭をぐるぐるしていました。 謎が解けてほっとしています。