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『判決を読んでいないのでコメントできない』???
こんにちは 裁判のニュースで、 『判決を読んでいないのでコメントできない』というコメントが 負けた側から出されることが、たびたびありますが、 これは、一体どういう意味なんでしょうか? 真面目に裁判をやっていないならわかりますが、 負けたからといって、判決を読んでいないというのは、どういう意味なんでしょうか? 勝った方だって、同じですよね? 先生:『お前、最近なんで学校に来ないんだ?』 生徒:『宿題をやっていないので、出席できない』 先生:『…』 みたいに、『…』ってなりませんか?
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#3です。 ちょっと質問者さんは誤解されてるようですね(説明がおかしかったらすいません)。 刑事事件(特に死刑判決や著名事件)は理由を読み上げる場合があります。だから何時間もかかったりするのです。 民事事件は,当事者が法廷に来なくても判決できますし,主文だけの言い渡しでも足りますから,正本を渡し,それから2週間の控訴期間が起算されます。それが検討ですね。 もし長々と理由を読んだとしても,会社(たとえば被告とか)の責任者や法務部の人(いるかどうか分かりませんが),代理人,顧問弁護士etcがその場で検討できるはずがなく,当然「検討」ということになると思いますよ。 本題からちょっと外れますので,簡単に書きますが,理由には,その判決(結論)に至った経緯,事実の認定,法律の解釈などなど詳細に書いています。負けた側は,それを逐一検討して,控訴するかどうか,控訴審でどのような主張をするかなどを考えることになりますから,判決が言い渡された当日に詳しいコメントをせず,「これから検討します」という趣旨で質問のようなコメントになるのだと思います。
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- mn214
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『判決を読んでいないのでコメントできない』というのは、単にマスコミ対策としてその場を取り繕うコメントに過ぎないと思います。 マスコミは単に当事者の何らかの反応が欲しいだけであって、別に具体的な反論など欲している訳ではなく、『コメントできない』という当たり障りのない言葉だけで十分なのだと思います。 その証拠にこの発言に対してマスコミは後日さらに同じ質問を追求することはありません。 したがって実際に判決を読んでいようといまいと関係なく、とりあえずコメントは控えるという旨を言いたいだけと思いますし、マスコミはその反応だけで十分という社会のお約束なのだと思います。
お礼
ありがとうございます。
- slotter-santa
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一般的に民事裁判の判決の場合、前の方の回答のとおり、当事者が法廷に出なくとも問題ない上、法廷に出たとしても、原則としては主文を読み上げておしまいです。(一部例外として、裁判長が簡単な理由や説明を加えることもあるがこれは稀) 判決文はその日のうちには手に入れることはできますが、ものによっては何十ページもある膨大なものです。これをその日のうちに当事者が読むことなどできる筈がありません。 報道する側は判決の出た日の夕刊(や夕方のニュース)、あるいは翌日の朝刊(や朝のニュース)で報道しないと意味がありません。そこで、負けた側のコメントを取ろうとする訳ですが、このときに判決文も読んでいないのにコメントができる筈がありません。 また、最高裁判所の場合は別ですが、地方裁判所、高等裁判所ではそれぞれ控訴、上告する可能性が残っています。争うかどうかを決めていない段階で判決についてそう軽々しく言うこともできないでしょう。 これはある種の「お約束」みたいなものです。取材する側も最初からコメントが出るとは考えていませんし、取材される側は予め「判決文を読んでいないのでコメントできない」とかもう少し踏み込めば「大変厳しい判決と認識している。控訴するかはこれから関係者と相談したい」とかいう答を予め用意しているわけです。これでお互いがハッピーな訳ですね。 当然控訴(上告)を行うか否かを決定するまでには判決文は読まれていますし、どういう方向でいくかは検討されています。
お礼
マスコミの人は、当然事情をわかっていますよね。 ありがとうございます。
- walkingdic
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裁判では判決理由を述べる場合もあるし、単に主文を言い渡して終わる場合もあります。判決理由を述べる場合でも全部を述べるとは限りません。 で、勝った方は主張が受け入れられたのだから別に話は簡単ですけど、負けた方はインタビューされてもすぐに答えられる方がおかしいです。 なぜならば負けた方がインタビューを受けてどういう答えを求められているのかといえば、自分たちの主張と裁判官の考えの違いが何であるのか、下級審裁判であれば今後上級審でさらに争うのかなどになると思いますけど、それは判決文を何度も読み返して裁判官が主文の結論に至った理由、裁判官の考えを整理しなければ、答えられるたぐいの質問ではありません。 さらにいえば、そもそも判決文を斜め読みしてわかるほどわかりやすい文章ではなく、法律の知識なしには理解できない内容でもあるから、負けた方はまず弁護士にその判決文の内容を読み解いてもらわねば理解すること自体も難しいです。 一方勝った方は自分たちの考えに裁判官が同意してくれたということなので、別にそういう分析など必要ありません。厳密には裁判官が勝った方と同じ考えで同じ結論にたどり着いたとは限らないけど、そういう違いは気にする人は誰もいないでしょう。結論といえる主文が希望通りなのですから。
お礼
ありがとうございます。
- getz
- ベストアンサー率18% (48/266)
民事事件や行政事件のコメントで多いようですが,裁判官は判決原本に基づいて(この点は#2さんは違います)期日には判決の主文のみ言い渡しますので,判決の理由はわかりません(一般的な話として)。 後日,判決正本(原本と同一なので,理由が書いてある)が届きますので(ほとんど郵送),その理由を検討してという趣旨でしょう。
お礼
判決正本というもののに書いてある、一部しか裁判所では、明らかにならない ということですか? 死刑判決とか、何時間もかかるのも、あれも主文だけなんですか? 『判決の理由がわからない』というのは??? ”厳密にはわからない”ということですか? 理由がよくわからないのに、『全面勝訴』とか書いた紙をもって、 大喝采とか、勝った方も、困ると思うんですが… ありがとうございます。
- teinen
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民事裁判ですと,判決言渡に原告も被告も出席する必要がありません。原告も被告も不在であっても,裁判官が法廷で判決を述べれば足ります。 判決言渡の時に,出廷している原告や被告に判決書を渡してから,裁判官が読み上げる訳ではありません。裁判官が言った言葉を文章にしたものが判決書です。 判決書は大抵,後日,郵送されるか,電話連絡を受けて裁判所に取りに行きます。 ですので,判決が言渡された直後(つまりまだ判決書が届いていない段階)に,マスコミが負けた方にコメントを求めても,自らの主張が全く認められなかったのか,一部は認められたのか分からない訳ですから,「判決書を読んでいない(届いてもいない)ので,コメントできない。」と言わざるを得ないのです。
お礼
私が耳にするのは、ニュースで報道されている裁判です。 1)そういう重要な裁判に、出ていないんでしょうか? 2)勝った方も判決文は読んでいないのでは? 3)『当方の主張が受け入れられず残念だ』くらいの事は言えるのでは? ありがとうございます
- AVENGER
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判決文をその場で受け取ってない可能性もあります。 原告、被告とも判決の日に出廷する必要はありません。 出廷しなくても、後日(翌日か翌々日)郵送されてきます。
お礼
ニュースで報道されるような、重要な裁判で、 出廷しないことって、結構あるんでしょうか? ありがとうございます。
お礼
なるほど。あまりに無知ですいません。 民事と刑事では違うということなんですね。 でも、ここまでご説明いただいたような事は、一般人はあまり知らないと思いますので、 『判決を読んでいないのでコメントできない』というコメントは なんだか誠意のない対応のように受け取られかねないと意味で、 メディア対応として、適切なんでしょうか? ありがとうございます。