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落語の「墓息」の意味をおしえてください。
最近、落語にはまっていますが、昔の言葉で意味がわからないものが時々あります。話しの流れでだいたいは予想がつきますが、「付き馬」のなかに出てくる「墓息がする」という意味がわかりません。なんとなく縁起がいいという意味につかわれているようですが、正確な意味や語源などしりたいので質問します。
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墓息がするは、たしか「はかがいく」という言葉が変じたものだと記憶しています。「はかがいく」とは、物事が順調に進む、仕事がはかどるなどといった意味があるみたいです。果かがいくという字で表現されるものだったように思います。ちなみに信州方面の方言で「はがいぐねぇ」などというものも同意義語であるようです。
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- baikoh
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「ハカ」とは、他の回答者の方がおっしゃっているように、量の事です。 そこで「ハカイキがする」とは、「ハカが行く」、つまり沢山稼げると言う意味です。 付き馬の若い衆が言う「墓行き」は、早桶屋(棺桶屋)→棺桶は墓へ行く→ハカが行く→沢山儲かる、と言う洒落です。 今でも霊柩車に出くわすと縁起が良いといったような事を言いますが、これもここから来ています。
お礼
さっそく回答ありがとうございます。 落語や歌舞伎などは親父ギャグと間違えそうな洒落が多い気がします、というか、今ならそれも親父ギャグと言われそうですが。 霊柩車のことなど、やはり道具は代わっても意味はなんとなくつながっているんですね。
- somikakuda
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正確な漢字は「計」または「量」です。 今でもどちらにも「はかる」という読みがありますよね。 1番さんがおっしゃるように「はかがいく」の転用でしょう。本来の意味は、「はかどる」と同じです。ていうか「はかどる」の「はか」と「はかがいく」の「はか」は同じものですよ。 本来は、仕事が効率よくたくさん進む、というニュアンスで使いますが、ここでは「うまいこと行く」くらいの意味に取っておけばいいと思います。 何故こんな妙な漢字を使ったかというと、江戸時代は漢字と仮名の区別が不明確で(「さ」を「三」と表記したり)、音が合っていればそのへんの漢字を使って単語を表記することが「アリ」だったからです。1番さんのおっしゃる「果か」という表記が存在するのもそのためです。(それにしても「墓」はどうかと思いますが)。 ていうか今ある落語はじつはそう古いものではなく、古くても明治中期、新しいものは昭和にはいって作られていますので、「江戸時代はこうだったから」というより、こういう語法は「意識的に江戸風にした」ということかもしれません。 詳しくいうと「計」は単にハカリではかった分量を言うのではなく、田畑の耕作の単位です。 一日一生懸命農作業をして、日暮れにふりかえって作業が終わった部分をながめながら「今日はうんと「はか」が行ったな」。とつぶやく、 本来の意味はそんなかんじです。 我が国の農業国家としての生活感をチラっと感じ取ってみると楽しいかもしれませんね。
お礼
さっそく回答いただきありがとうございます。 1番のかたにも書きましたが、「墓息」と書いたのはある落語サイトに使われていたのとそのまま使いました。
お礼
さっそく回答くださりありがとうございます。 のどにつかえていたものが無くなったような気がします。 「墓息」と書いたのは、質問する前にネットで検索したときに、ある落語サイトで使われていたのでそういう漢字なのかと思い使いました。意味からすると漢字も違うようで、それも教えていただきありがたいです。