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お寺の引越し『落語』
先日、50代くらいの女性から「はかが行かない、墓が行かない、お寺の引越し」というフレーズを聞きました。よくよく聞いてみると、どうやら落語の中でのお話を引用してお話してらっしゃるようでした。 「はかどらないわぁ、埒があかないわぁ」とおっしゃっていることは分かったのですが、私は落語のことについては全くといって良いほど分からないので、「お寺の引越し」の落語での内容を教えてほしいと思います。
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こんばんは これは特定の噺(「目黒のさんま」みたいに)からできた言葉ではなくて、落語の中などで、熊さん八さんたちがわいわいと会話をするような時に出てくるしゃれのようなものだと思います。 「そりゃ、とんだお寺の引越しだナァ」みたいに使うんではないかと。 古典落語のどの噺と思いつくものがないので…。(あったらごめんなさい) 『日本国語大辞典』には、「お寺の引越し」はなかったのですが、 ・おてらすりこぎ(どんどん減る、人柄に角がない) 用例 俳諧・世話尽 ・おてらの色事(どうでもよい←堂でも) 用例 当世色里すい言葉 ・おてらの地震(どうぶるい) 用例 なし ・おてらの鼠(ネズミが袈裟食う→今朝食う で、今朝食べたきりその後食べていないので空腹の意味) 用例 なし とあり、出典ではなくて、使われ方だけがでています。 たぶん、誰かがちょっとひねったしゃれた言い方として使ったものが広がり、そのうちいくつかが今も残ったのではないでしょうか。 「兎のさかだち」など、富岡多恵子さんが本のタイトルにしてましたね。
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- MoONLightdRIVE
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お寺のお引越しとは、墓はそう簡単に移動する訳にはいかない という事で→はかいかない(墓行かない)→物事がはかどらない事をいうそうです。 多分、ことわざの様なものではないかと思います。 http://isweb23.infoseek.co.jp/novel/koyotei/jiten/a.html http://www.akiiy.com/page4-3.htm
お礼
早速の回答ありがとうございます。 ご紹介頂いた、http://isweb23.infoseek.co.jp/novel/koyotei/jiten/a.html のトップページをのぞいていたら、やはり落語で使われる節のようなもののようでした。 色々とその手の言葉ってあるんですねー。
お礼
なるほどですね~。 ありがとうございます。 今までに落語という言葉と出会う機会がなかったので、 「お寺の引越し」の表現にピンと来なかったのが 今回色々と表現を知ることにより、ちょっと興味が湧いてきました。 昔の日本語の表現を知るのもなかなかおもしろいものですね(^^)