疑問に思われているのは恐らく
・海水魚は海水に浸かって四六時中海水を飲んで平気なのに
なぜ人間は海水を飲みすぎると死ぬのか?
ということではないかと思います
「水を飲んで死ぬ」場合で主なのは
「飲む」の隠喩(?)として胃に入れるという意味ではなく
意識不明に陥り
水と空気の識別がなくなり
肺に水を入れてしまう(飲む)ため
呼吸困難を起こすからであって
これは海水に限らず水道水でもアルコールでも置きうることなので
今回のご質問とは別でしょう 恐らく
ところで本題ですが
なぜ海水を飲む(飲み過ぎる)と死ぬかですが
これは我々が海の成分から離れられないでいると同時に
海と決別をもした生き物だからです
因みに淡水魚も海水に入れると死にますがね
どういうことかというと
ご存知のように我々の体は様々なミネラルが必要で
これらのバランスは海のそれと酷似しています
それは即ち我々の祖先が海の中で生活していて
この環境こそが彼らにとって唯一無二だったから故です
しかし彼らは海と決別し陸に上がりました
その準備として常時海からミネラルを補給しなくても良いように
体内にストックするシステムを編み出したのです
しかしこのシステムは海中に住んだり
海水を飲むにはミネラル過剰を起こすので邪魔になります
ミネラルを過剰摂取すると浸透圧などのバランスが狂い
水分を取っているにも関わらず脱水を起こしたり
様々な機能不全を起こしたりしてしまいます
(サプリで規定量以内を取るくらいではぜんぜん平気なんですがね)
なので我々は海水を過剰摂取できないのです
お礼
回答ありがとうございます。 全く知識がないもので、浸透圧も言葉しか聴いたことがありませんでした。 濃度が高いほう(塩)に水が移動して水がなくなるから死んじゃうんですね。