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謎のクィン氏

アガサ・クリスティ著の「謎のクィン氏」 読んだ事のある方にお聞きしたいのですが、このクィン氏は実在の人物なのでしょうか? 濁した形で終わっているのでいまいち掴みきれませんでした。私的にはサタースウェイト氏の想像が作り出した人物なのかな?と思っているのですが、皆さんはどう思いましたか?

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noname#21306
noname#21306
回答No.1

もともとハーレクインを2つに分けて名前にしていますからね。作者は最初からどうともとれるように書いているのでしょう。最初に読んだときは知識がなかったのですが、ハーレクインはフランスではアルルカン、イタリアではアルレッキーノと呼ばれて、決まった形式の色とりどりの衣装を身につけ、決まった性格を持っているようですね。コメディア・デッラルテを見たことがないので、はっきりしたことは言えませんが、道化の召し使い役ということなので、そのときどきで変幻自在なのかもしれません。 金と教養はあっても、実人生で伴侶を得ることもなく、恋に殉ずることもないまま、一人で老いてゆくサタースウェイト氏の寂寥感が生み出した一場の夢、と言って言えないこともないですね。クイン氏がからむのは、常に恋人たちの事件でしたから。

noname#74479
質問者

お礼

恥ずかしながらハーレクインの知識が全くありませんでした。教えて頂いてありがとうございます。そう思うとまた違った人物像をクィン氏に感じます。回答ありがとうございました。

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