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危険値
今、統計学の勉強をしていて、10個のデータを棄却検定するのですが、求める値は1つでいいのでしょうか? それから、危険値というのは何を基準にして決めるのでしょうか?
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- Ishiwara
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推察するところ、あなたは「検定」の意味がまだよく分かっていないようです。それに、質問自体が不正確なので、回答する人が少ないのだと思います。 10個の製品の寸法を測ったら、その平均が15mmだった。本来、平均が12mmの母集団から出てくるはずのものであったが、どうやら、実際の母集団の平均(母平均)は、12ではないらしい。 このとき「実際の母平均が12であった」とする仮説を「帰無仮説」といい、棄却するかどうかの対象となります。 計算の結果「実際の母平均が12であれば、何度も10個のサンプルを採る場合、サンプル平均が14より大きくなるのは20回に1度ぐらいしかない」ことが分かった。このとき、この仮説を危険率5%で棄却する、といいます。 計算の根拠は、10個のばらつきです。このばらつきが非常に大きければ、2mmぐらいの差は「たいしたことじゃないよ」と判断されるし、非常に小さければ「2mm違うなんて滅多にないことだから棄却しよう」となります。 恐らく、あなたの疑問は、「本当は3mm違うのに、2mm違いの場合に基づいて棄却するのはなぜ?」ということでしょう。 [理由の1] 昔はコンピューターがなかったので、危険率の計算はたいへんでした。そこで危険率20%と 5%の場合だけ、あらかじめ計算しておき、その値(上例では2)と実際の差(上の例では3)を比べることによって、作業をラクにしたのです。 [理由の2] お互いに他人の研究を見るとき、20(有意)と5(高度に有意) というように、標準を決めておくと、お互いに比較がしやすい。「危険率が12.8%」でも分からないことはないが、感覚的につかみにくい。実用上 0~5、5~20、20~ ぐらいで十分と考えたのです。
- ech08280
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これは……危険「率」のことと考えてよろしいのでしょうか? 単純に,分布の中で扱いやすい値をとっているだけだと思います。