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「くださいますよう」と「いただきますよう」の違い
案内状で電車できてもらうことを表記したいとき、「公共の交通機関をご利用くださいますようお願いいたします」というのと「公共の交通機関をご利用いただきますようお願いいたします」というのとは、どのような違いがあるのでしょうか。また「ご利用いただけますよう・・」と言っても間違いではないのですか?
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1) ~くださいますようお願いいたします 「くださる」の主語は相手です。 相手の行為を相手に頼むのは筋が通っています。 したがって正しい日本語です。 2) ~いただきますようお願いいたします 「いただく」のは主語は自分です。 自分の行為を相手に頼むのは筋違いです。 (行為の実際の主が相手であっても、文章として「いただく」を使う以上自分が主語として一貫していなければなりません) したがって日本語として正しくありません。 3) ~いただけますようお願いいたします これは2に対する違和感を軽減します。 「いただける」=「いただくことが可能である」は自分の【行為】ではないからです。 「~していただける事態が実現することを願っている」 しかし、「~ようお願いいたします」の言い回しは、“願望”と言うより事実上“要請”であることが普通ですから、やはり適切な表現とは言えないと思います。 「~していただけることを願っております」 「~していただければ幸いに存じます」 のような形で使われるべきものと思います。 一般に「下さる」は何か敬意の度合いが低く感じられ、かといって「賜る」では大げさな感じがするため、 「いただく」を使うのが流行していますが、困ったことです。 「いただく」→「もらう」 「くださる」→「くれる」 「妻に迎えに来てもらうよう頼む」 「妻に迎えに来てくれるよう頼む」 比較してみてください。
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- 3nk
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○「くださいますよう」→「くださいますか?」(くれる?という意味) ○「いただけますよう」→「いただけますか?」(もらえる?という意味) と言い換えることができます。 ×「いただきますよう」→「いただきますか?」(もらう?という意味) は間違いです。