簡単に説明というのは簡略に説明という考えと、わかりやすく説明という2つが考えられますが、わかりやすい説明を求めている質問と思いますので、そちらを目指して回答します。その代わり長い説明になります。
建物は人が生活したりする空間を作り出すためのものです。
建物にはいろいろな力(外力)が加わります。
一番最初に解決しなければならない外力は重力です。建物は自分自身の重さに耐え、人や家具などの重さにも耐えなければなりません。
重さとは地球の重力によって生じる力で、上下方向にいつも働きます。これを支える方法は3つあります。1つが柱(直線状の部材)で、1つが壁(面的な部材)で、1つがアーチ(曲線状の部材)です。
木という材料は細長い形状をしていますので、柱の材料に適しています。木造軸組構法では、木材を柱に利用することで重さを支えています。
また建物は重さに耐えるだけでは機能として不十分です。地震や風による横方向の力にも耐えなければ倒壊してしまいます。
柱は上下方向に建てられますので、横方向からの力によって1本の柱は簡単に倒れてしまいます(これは鉛筆を立ててみればわかりますね)。
そこで、木材を横方向に使って、柱同士をつなぎ、柱が倒れないようにします。
この横方向の部材を梁といいます。4本の柱を4本(または上下2箇所をつないで8本)の梁で連結してみますと、四角い軸組が出来、柱は倒れにくくなくなります。
以上のように柱と梁を組み合わせて、上下方向の重さや、地震などによる水平方向の力に耐えられる軸組をつくって空間を作る方法です。
実際は鉛筆か何かの材料を使って、実験をしながら説明するとわかりやすくなると思います。
お礼
やはりこれ以上は簡単にはできませんね。 実は急いでいたので助かりました。ありがとうございました。