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位相空間☆内点・外点・触点・境界点などの問題
M⊂R^n={(x1,x2,…xn)|xi∈R} Mi=Mの内点からなる集合 Me=Mの外点からなる集合 Mf=境界 Ma=Mの触点の集合 とする。次の事実を示せ。 1)Mfは閉集合である。 2)(Ma)a=Ma という問題があります。 自分なりの考えは・・・ 1)McがMの補集合とすると、 (Mf)c が開集合であることを示す?? (Mf)c=(Mc)f?? 2)Ma=Mi∪Mfから (Ma)a=(Mi∪Mf)a =(Mi)a∪(Mf)a =???? みたいな考えです。 でも私の考えでは解けないし、違う部分も沢山あるかと思います。 そこでどこが違うのかや正しい答え、アドバイスなどいただけたらうれしいです。 どうぞよろしくお願いします(><)
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1(Mf)c が開集合であることを示す?? この方針でいいと思います。Mfの補集合はMiとMeの合併集合です。 MiとMeが開集合であるとMfcも開集合になります。 MiとMeが開集合であることは内点と外点の定義より明らか。 2)Ma=Mi∪Mfから (Ma)a=(Mi∪Mf)=(Mi)a∪(Mf)a ここまではいいです。 あとはMaaはMaを含むのは明らかななのでMaがMaaを含むことを示せばいいです。MiはMに含まれるので(Mi)aはMaにふくまれる。また1)よりMfは閉集合なのでMfa=Mfがなりたつ。(なぜならAを閉集合とするとAcは開集合、開集合の定義よりAci=Ac成立。したがって(Aci)c=(Ac)c よってAa=A) MiaもMfaもMaに含まれるのでMaaはMaにふくまれる よってMaa=Ma
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- kabaokaba
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この手の問題は,定義がどうなっているのかが一番大事だったりします. いろいろな流儀があって, 何が定義で何が定理になるかはいろいろですが, その定義が適切であれば 本質的には同じになるので,この手の問題は 位相空間の抽象的な議論になれるという 意味合いの方が強いでしょう 位相空間Xとその部分空間Mを考える. Xの点xに対して,xがMの内点であるとは xの開近傍Uで UがMに含まれるものが存在することをいう Xの点xに対して,xがMの触点であるとは xの任意の開近傍Uに対して,UとMが共通部分をもつこという. Xの点xに対して,xがMの境界上の点であるとは xがMの内点ではなく,かつ,Mの触点であることをいう. こんな感じでしょうか. #外点は無関係なので省きました #定義するなら,触点でもなく内点でもない点でOKでしょう こんな定義を仮定すると (1)Mfは閉集合である (Mf)c = ((Mi)c)c または (Ma)c = (Mi) または (Ma)c Miの任意の点xに対して,ある開近傍Uxが存在し, Ux⊆Miとできる.したがって Miはすべてのxに対するUxの和集合なので開集合 xが(Ma)cの点であるとする このとき,定義よりxの開近傍UxでMと共通部分を持たないものが 存在する.Ux⊆(Ma)c であることを示せばよい Uxの点uで,(Ma)cの点ではないものが存在するとする. uはMaの点であるので,任意の近傍とMは共通部分をもつ. ところが,Uxはuの近傍であるが,Uxの定義よりMとの共通部分はない. これは矛盾.よって Ux⊆(Ma)c 以上より,(Mf)cは開集合の和となり,開集合 よって Mfは閉集合 (2)(Ma)a=Ma #集合の一致は包含関係から攻めるのが一般的です xをMaの任意の点とする xの任意の開近傍Uxに対して,UxとMaは共通部分をもつ (xはMaの点だから共通部分には少なくともxがある). したがって定義より,xはMaの触点なので Ma⊆(Ma)a. #実際は,M⊆Ma を示したことにもなります. 次に xを(Ma)aの任意の点とする. xの任意の開近傍Uxに対して UxとMaは共通部分をもつ. この共通部分内の点yをとる. yはMaの点であるので,触点の定義より yの任意の開近傍とMは共通部分をもつ. Uxはyの開近傍でもあることに注意すれば UxとMは共通部分をもつ. Uxはそもそもxの任意の開近傍であったので これはxがMの触点であることを示している. つまり,(Ma)a⊆Ma 以上より,(Ma)a=Ma
お礼
そうなんです!!参考書によって定義や定理が違うんですよぉ!!!! 丁寧な回答ありがとうございました~(^^)
お礼
ありがとうございます!! わかりやすくて、とても助かりました☆★