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メンデルの法則の3:1について

ほぼ3:1という表現の”ほぼ”というのをつけるのはおかしいと大学の先生に言われました。粒子説を説明するのに、3:1として扱うことに意味があるようです。メンデルもそうして扱ってきたようです。 2.986・・・:1は3:1というのはわかります。 なぜかわかりますか?

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回答No.2

「メンデルの法則で3:1になる」というのは、確率計算で導かれる理論値そのもののことを言っているので、「ほぼ」というのはおかしいということではないでしょうか。 実際の観察でそれからずれるのは、誤差であったり偶然であったりで、理論値とは別の問題です。物理学でも理論値と観察値が違うのは当たり前ですね。でもそれは理論値が真の値で観察値は誤差と判断するか、見落としているパラメーターを加えて新たな理論を組み立てるかではないですか。 余談ですが、メンデルのデータを後に統計学者フィッシャーが再検討したところ、確率的にはありえないほど理論値に近かったそうです。どうやらメンデルが仮説を立てていた理論値に合うように、観察にバイアスがかかっていたのではないか、ということです(たとえば、どちらの形質かはっきり判断つかない標本を、理論値から逆に判別していたとか)。

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回答No.1

メンデルの時代はこの法則の「意味」はわかっていませんでした。染色体にDNAが乗っていて、遺伝情報はこのDNA上にあり、細胞分裂の際、染色体はしばしば交叉という現象を起こす、ということは知られていなかった。したがって、染色体の交叉の影響は考慮されていません。したがって、2.986:1という実験結果は誤差として扱われるべきものなのです、その当時の理論では。追実験を繰り返した結果、誤差ではないことが明らかになってきて、染色体の交叉という現象の発見が注目され、今の理論が生まれていったと思います(推測、というか、知識の欠如ですが)が、すくなくともメンデルの実験では誤差でないということは認識されていなかった。メンデルの立てた論理においては実験値は誤差を含むものであって、実際には理論的には3:1にはならない、という見解は含まれていないのです。

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