- 締切済み
吹き抜けの熱効率は?
新築住宅を建てる予定です。吹き抜けをLDKの上に設計してますが、明るさは取れると思いますが、冷暖房の熱効率はいかがなものでしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
みんなの回答
- akkolikku
- ベストアンサー率92% (13/14)
『吹抜け』 いいですよね。 贅沢な空間。その開放感。「ごはんよー」なんて奥さんが言ったら、「ハーイ」と子供達が答えるような家族の近さ。もう、なんかそれだけで、いい家に来たって感じしますよね。 それはさて置き、本題について答えると、 冷暖房の熱効率と言うか、室内の温熱環境は吹抜けがある事によって他の空間より悪くなるはずです。特に冬において顕著に感じるでしょう。僕は寒い北国の者なので、それを基本に話させてもらいます。 まず、外部の環境に影響されない、完全な断熱空間と仮定しても、上下温度差というものは必ず置きます。 冷たい空気は下に、暖かい空気は上には、もちろんの道理ですよね。 その空間が縦に大きければ大きいほど天井と床面との空間に対する温度差の比率が大きくなります。 そうなると、その温度差を利用して空気の対流が置きます。 通常、自然対流の範囲ですが、所謂、コールドドラフトの兆しです。温度差が大きければ大きいほどその対流は大きくなります。 そこで、その上下温度差を小さくする事でコールドドラフトを抑えられるわけです。 一般的に空間の温度差を小さくする事に有効であると言われているのは、外周部の高い断熱性能です。余計な悪影響を遮るわけです。 シーリングファンも空気を撹拌して温度差を均一にする効果を狙えます。 暖房の基本は、熱が奪われる所に熱を与える事・冷える所に放熱器を置くことなので、温度が低くなる床部分で放熱するのですから、暖房でいうと床暖房が理にかなっているでしょうか。さらに輻射熱にあたり体はポカポカです。 実際はそれに、空気の対流を促進する悪影響が重なってきます。建物の外周部は熱損失をしていきます。対流は、空気が冷やされる外周部から駆け下りてきます。 外周部の壁や屋根は、その断熱性能によって、外気が冷たくした壁の外側の冷たさが壁中において伝わるのに抵抗し、内側では室温に"近い"温度を保てるのです。 そうなんです。"近い"であって、室温ではありません。 壁面の近くには空気温度が変化する温度境界の層があります。温度差による空気の流れがそこ自体でも生じ、その空気の流れは壁への熱伝達に大いに関係あるのですが、ここでは省きますね。でも、なんとなく、壁際の空気が冷やされるのは判っていただけるとおもいます。 実際、断熱性能が高ければ、他の方が言っている通りで、気にするほどの上下温度差は出来ないでしょう。理想的です。 でも勿論吹きぬけですから、そこには採光の為の窓がありますよね。窓の熱損失は、壁に比べてそれはそれは大きなものです。 それで外壁際、特に窓際を冷気が駆け下り、床面でヒンヤリ感じる不快感を生じるわけです。そのコールドドラフトにより「この家は隙間風がある」なんて人もいる位です。吹抜けは、このような悪影響が懸念される壁面を多くもっています。 それで、暖房方式と地域にもよりますが、ここからは対策です。 吹きぬけに限った事では無いですが、放熱器窓の下に置く事が基本です。窓付近の冷たい空気を暖めてから上昇し、自然対流に近くなります。逆に窓と逆側に放熱器があると、窓付近の冷気がコールドドラフトとなり、足元を冷えた空気が通り抜け、その冷えた空気を放熱器で暖めて上昇させるという悪循環です。 掃き出し窓の場合は、床部よりの放熱をしたい物です。高い部分に窓がある場合も窓際に放熱器があれば吹き下ろしが起きる前に抑えられるでしょう。今、自分の家を設計してますが、僕はそうするつもりです。 外周部の熱損失さえ抑えられれば、内部の快適な環境が維持できると思っています。 安く、暖房負荷が少ない、効率良い方法を模索しています。エコの観点からも。 さらに言うと、暖房は全館(必ずしも全室に暖房器具が必要という事ではありません。)暖房が基本です。外壁の断熱性能が高くなり勘違いされがちですが、各界壁も充分熱を遮ります。一つの暖房機でまかなうには、厳寒地では各室に暖気を行渡らせる綿密な計画が必要です。非暖房室があるという事は、冷気を作りコールドドラフトを起こす場所があると言う事で、暖房室にとっては、大きな窓があるのと一緒です。暖房機を効率良く配した方が失敗が少ないでしょう。 実際、使ってもいない部屋の暖房を行ったら勿体ないと、不使用室の暖房を切り、それにより起きたコールドドラフトによる寒さを凌ぐ為に暖房室の温度設定を高くして逆に暖房費が嵩むと言う人は多いのです。 No.3さんのケースは、自然対流のままなので、暖かい空気が上昇途中で2Fのフロアレベルに戻り暖めるわけではありません。まして、各室には直接暖気を送る事はないでしょう。なので、上記の理論でコールドドラフトが起きていたわけですが、シーリングファンを回す事で、空気を動かし行渡らせる事ができたのでしょう。 No.2さんのケースは、詳しく状況がわからないので一概にはいえませんが、冷暖房という事は温風式のエアコンでしょうか?変更後、奥から押出すように暖気が吹抜けに向けて通る事で、冷気の流れを逆に押し返すながれで解消されたのでしょうか? いずれにしても、リビングのエアコンを効率よい配置にすれば、使わない器具が出来なくて済んだのにと悔やまれますね・・・ 最後に、吹抜けは悪い事ばかりではありまん。華麗に冬を凌ぎ、夏はその特性を生かして、換気により、住みよい空間を作れます。 高部の窓と、低部の窓(床面すれうすれの窓があれば最適)の開放で、風がなくても重力換気ができます。快適ですよ。 どうも伝え下手で、ビックリするほど長くなりました・・・・スミマセン
- fezz
- ベストアンサー率37% (11/29)
高気密高断熱住宅であれば差し支えないと思います。 高気密高断熱の程度については地域次第です。 今時分のように窓を開け放つ季節は快適でよろしいかと思います。 あと多少の心配としまして、これから冬になりますと鍋物やすき焼きをダイニングでなさるかと思います。 発生した水蒸気はなかなか侮れないので、食卓直上は天井にして、垂壁で塞き止め、鍋の間は換気をするなどの対策をとったりするかもしれません。 天窓には水蒸気は当てないように気をつけてください。 参考になれば幸いです。
- ohinasama144
- ベストアンサー率33% (108/320)
我が家も吹き抜けです。 吹き抜けはいいですよ~明るいし、開放感があって 熱効率は、よく分かりませんが、高気密住宅であればあまり気にしなくても良いと思います。 普通の家よりは、家中の温度が均一になりますが、我が家の場合は、次のようなちょっとした問題があります。参考にしてください。 我が家の場合、床暖房で吹き抜けなのですが、1階は暖かくて、2階は冷えます。何もしなくても、暖かい空気は上へ上がると考えていましたが、実際には、シーリングファンを回さなければ、2階はなかなか暖かくならない。 リビングに階段がある場合は、階段から2階の冷気が下りてきて、階段そばにいると、結構寒いです。 以上、参考までに。
お礼
ありがとうございます。参考になりました。
我が家は吹き抜けのLDKです。開放感があっていいですよね♪熱効率は悪いです・・。シーリングファンはつける予定ですか?我が家はつけています。夏と冬と向きを逆にして、少しは軽減されているとは思いますが・・。床暖房でしたら普通の暖房よりは暖かくなると思います。住宅メーカーさんが言っていましたが、冷暖房をつける季節は大きな布を 下げるとかなり違うらしいです。我が家は面倒でやっていません。 対策としては。。リビングの上が吹き抜けですか?だとすると、リビングではなく、キッチン側(吹き抜けから遠い場所)の冷暖房を少し強めにつけるといいです。我が家はリビングの冷暖房をつけると全然だめでしたが、こうすることによってかなり良くなりました。それからはリビングの冷暖房は一度もつけていません。
お礼
ありがとうございました。参考になりました。
- kumasan38
- ベストアンサー率38% (62/160)
家の断熱構造いかんです。 高気密、高断熱のお家でしたら、さほど問題になるようなことはありません。確かに、冷暖房する体積はふえますが、家全体の温度を均一にできる能力さえあれば、かえって快適です。吹き抜けに繋がる部屋も同じ温度環境になってしまいます。 この条件を満たせる住宅では、年齢とともに問題になるヒートショックも防げます。トイレ、風呂、洗面所、これらが、リビングと同じ温度環境になります。このためにエヤコンをトイレまでつける必要はありません。一階、全フロアーでも家庭用エヤコン1台でも、-5℃ぐらいの寒さの地域で断熱さえよければ十分です。
お礼
ありがとうございます。参考になりました。
お礼
ありがとうございます。参考になりました。