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他人の子供への接し方と教育・指導について
友人の子供にピアノを教えていますが 様々な理由と葛藤が原因で悩んでいます。 小学校4年生の男の子ですが レッスンが、レッスンとしてほとんど成り立たず こちらの指導に対して言う事を聞かないことも・・・ 本人の意思よりも親が「習わせたい」と希望しているため、 やむを得ないという状況でもあります。 そして、私は海外駐在の夫に伴う形での現在の環境ゆえ、 月謝は取らずにいわゆるボランティアで指導している状況です。 元々教えるということの経験が豊富でないため、自分も一緒に成長して行ければ・・・と引き受けました。 悩みというのは 「子供の甘えに対して叱る事に躊躇、またその方法がわからない」 「相手の家に出向き、無償でレッスンを行うことに見合うやりがいを感じられずにつらい」 ・・・子供の遊び相手のために自分の時間を費やすことに疑問を感じてしまいます。 子供の母親でもある友人に こういった自分の気持ちを伝えることもしにくく、 今後の対応に考え悩んでいます。 自分自身の勉強にもなれば、と頑張ってきましたし 今後も良い形を模索していきたいとは思いますが 練習しない、時に言う事を聞かない相手(子供)に対して 「そんなにやりたくないならもう止める?」と言いたい衝動にも駆られ いつもいつも、なだめたりおだてたりすることに正直辟易する気持ちもあります。 教育する立場の自分の器の小ささも同時に感じ、 落ち込んでしまいます。 子供の気持ちを理解しながら上手に接して 子供の力を伸ばしてあげることが出来ないのは 自分に子供がいないから・・・?と 自信も失ってしまいます。 教える立場の方、また子供に習い事をさせている親の立場の方の ご意見やアドバイスをお聞きしたいです。 分かりにくい文章で長くなってしまい、申し訳ありません。
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小学校4年生なら、障害を持ったお子様でないかぎり、 言葉は通じますよね? また、責任という概念も出来始める頃だと思います。 私はピアノではありませんが、子供を教える立場にいました。 子供の集団相手だったので、勝手が少し違うかもしれないですが。 ピアノなら基本的に1対1ですよね? レッスンの時間を割いて、子供と向き合って話してみましょう。 「先生、すごく困っているんだけど」 「○○君はどうしたいの?」 「今後、どうしたらいいと思う?」 など、話してみてください。 どうしたらいいと思う?というのは、先生が、ではなく、彼の方に自分の態度を見つめなおさせる意味の「どうしたら」です。 「もうやめる?」 ということは絶対に先生から言わないでください。 【あきらめられた】と感じさせます。 子供自身に今後の行動を考えさせてあげてください。 また、 彼が先生を困らせようとしてやっているようであれば、 レッスンに関係ないことをした場合は徹底的に無視しましょう。 その行動自体に注目をしないことです。 お母さんがお友達なら、 ピアノの前を離れてお母さんとおしゃべりしに行ってもいいと思います。 その代わり、きちんとやってる時間があるときは、 徹底的に注目してあげてください。 そうすると、だんだんきちんとする時間が増えてくると思います。 彼の行動が、やりたくないという気持ちから来るものであれば、 先生が困っているかどうかというのは彼にとって問題にはならないと思います。 その場合は、やりたい気持ちになるように話をしてみたらいいと思います。 言葉で言いくるめるというのではなく、 興味を引き出すような話をしてあげることです。 子供がきちんとやらない、なげやり、よそを向く、という行動をとるときは、 今出されている課題が本人にとって難しすぎる、 または簡単すぎてつまらない、ということが多いです。 「どうしてそうやって(困った行動をとって)しまうのかな?」 と聞いてみると、 「難しいもん」「退屈だモン」 という答えが返ってくるかも。 難しいなら、レベルを下げてあげる必要があるし、 退屈なら1つ難しいことをさせてみたら、 「僕やっぱり前のヤツやるよ」 というかもしれません。 (そしたら基本をしっかり教えられますよね) それから、お母さんにも話してみてください。 お母さんがやらせたいんですよね? だったら、お母さんも少しは協力して欲しいですね。 「練習したの?」「練習しなさい!」 という言葉だけではなく、 レッスン以外の練習を横に座って聞いてあげるとか、 (言葉がけすらもやってない可能性高いですが・・・所詮無料のレッスンなので) 私が教える立場だったときも、 お母さんが協力的な生徒と、 先生に任せっきりでほったらかしの生徒では態度が全然違いました。 また、ほったらかしだったお母さんにお話して、 協力していただいた途端に、生徒の態度も進歩も変わりました。 協力していただけないお母さんなら、 残念ですけどmius-vinさんのご好意に甘えて 「試しにやらせてみるか」と考えているだけで、 特に子供のことを思ってピアノを習わせようとしてるわけではないので、 子供と話し合った後で様子を見て、 やっぱりダメならレッスンをやめて問題ないと思います。 お母さん、お友達なんですよね? はっきりさせた方がいいですよ。 言いにくいとは思いますが、 がまんしているとお母さんとの関係もギクシャクしてしまうと思います。 意外と、話してみたらあっさり事が収まる事が多いです。 「もっと早く話せばよかった」 って。 長くなりましたが、難しいレッスンがまともに進むようにできれば、 ご自身にもすごい自信が付くと思います。 > 自分も一緒に成長して行ければ・・・と引き受けました。 と書いていらっしゃるので、やめるまえにとりあえず上記のことを考慮してみてください。 それでもやっぱりダメな場合は、ご縁がなかった生徒さんです。 向上心がある先生なら、他のどこかでmius-vin先生との出会いを待っている生徒がきっといると思います。 キレイ事に聞こえますが・・・本当ですよ。
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- thepianoman
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海外で20年以上ピアノ教師をしていた者です。 結論を先に申しますと、レッスンは直ぐにでも止めるきだと思います。そのようなレッスンが生徒のためになるとは思いません。適当に理由を付けて、直ちに止めるべきでしょう。 生徒にはナメられていますし、親にとっても、無料で、しかも自宅に来てくれる便利な存在なのでしょう。 日本にいる外国人が「何でもやり放題」なのと同じ事を、外国にいる日本人がやっている場面を少なからず見ました。「言葉が通じない」というのが言い訳です。 具体的なご質問に関して: ピアノレッスンで「叱る」必要は全くありません。叱る必要が無いからです。叱らなくても最大限に厳しいレッスンを行うことは可能なのです。 無償でレッスンを行うこと自体馬鹿げています。税法上、ピアノレッスンはサービス業です。配管業などと同じ扱いです。よその家に行って下水管の交換を無料で行うでしょうか?辛いというのは自然な結果でしょう。 おっしゃるように「子供の遊び相手のために自分の時間を費やすこと」以上のお金を貰って「満足」するのであれば、お金を貰うべきだと思います。 ご質問を拝見した限り、とてもプロと思えるような対応ではないので、そこのところをさらけ出し、丁重にレッスンをお断りしたら良いと思います。 海外でも大きい街なら日本人のプロ教師がいるものですけどね。その辺を薦めたり探してあげたらどうでしょうか?子どもなら外国語には直ぐ慣れますので、地域のプロ教師に連絡してみてもいいではありませんか?それが子どものためになるのであれば。 では、プロがいかにレッスンに対応しているか、いくつかご紹介しましょう。 ・生徒が「約束事」を守られなければ注意・警告・クビ の順に対応する。 ポリシー(約束事)を文書にしていない教師は論外。ポリシーが無いとレッスンは成り立ちません。 ・親がどれだけ要求しようが、生徒が自分で「ピアノを習いたい」と言うまで絶対にレッスンをはじめてはいけない。 どんなに年齢が低くとも「お父さんやお母さんがレッスンをやりなさいと言ったからレッスンをはじめるのですか?」と聞きます。さらに「あなたがピアノを習いたいのですか?」と聞きます。答えが「はい」でない限り教えてはいけません。 ピアノレッスンは楽しくありたいものですが、楽しいだけではレッスンになりません。あとで必ず生徒が不満を漏らします。そのときに言い訳をさせないというのは、基本的なプロのテクニックです。 日本語でもネットで「ピアノ 教室 ポリシー」と検索したら、いわゆる「約束事」が出てくると思います。 自信のない教師ほど甘いものです。厳しいプロから学ぶ事は多いと思いますよ。中途半端な素人から習うのでは生徒にとっても迷惑では?
お礼
専門家ならではの鋭いご意見をありがとうございます。 はっきり言って、生徒も母親である友人も、そして私も 「なあなあ」の中で始めて進んでいる状況だと認識しています。 各自皆が甘えているということなのかもしれません・・・ おっしゃるように、ポリシーについてまず話してお互いが納得してから・・・・という段階を経ようとしていたら 私が彼に教えるという事自体、起こり得なかったでしょう。 日本人でも外国人でも、プロの教師は探せば沢山いると思います。 でも、そこまで本格的に「ピアノ」を勉強したい・させたいとは思っていない・・・ でも、楽譜ぐらいよめるようにさせたい・・・ せっかく始めたのでゆっくりでも続けたい・・・という気持ちはあるのでしょう。 自分自身が現時点で「教える」という事に関して プロどころかセミプロにも及ばないと認識しているので お金をもらって教える事は考えませんでした。 (当初、母親からは月謝についての申し出がありました) 不安や煩わしいという気持ちもありましたが、それを超えて「教える」ということを 自分自身が一番学びたかった、学びたいと今でも感じていることは事実です。 いただいたアドバイスを参考に、今後のことは考えてみようと思います。
お気の毒ですが既にスタートしてしまった今、やり方を(接し方)を変えるのは難しいと思います。 小4なら習い事や他人との接し方について理解力がある筈です。子供に教える(大人にも共通しますが)場合は教師としての方針を明確にして、自信を持って接すべきです。 友人の子供、他人の子供ということは関係ありません。あなたの生徒です。最初から規律重視で甘えを許さない態度が必要です。一方では母親に解放された自由(喜び)を理解してあげる度量も求められます。 子供は動物(馬や犬など)と同じで初対面でするどく相手を観察しています。極論すれば今の態度はあなたが作ったともいえます。 対策としてはまず友人に、このままでは続ける自信がないと実情を素直に伝えて、指導法を変えるか(厳しく)辞退する方が良いと思います。ずるずる続けても 効果が上がらず、友人は感謝せず、あなたにはストレスがたまるばかりでしょう。 ボランティアは金儲けではありませんが、常に無償 行為を要求されるわけではありません。実費見合いは貰ってもボランテティアには違いありません。無償行為は無意識の内に不満が生じますので、今後は実費見合(交通費、食事代、コピー代、参考書代など)を頂き、プロ意識を持って教えるのが良いと思います。
お礼
早速のお答えをいただきありがとうございました。 プロ意識・・・子供の態度をどうの、と言う以前に 自分自身にも足りないものでした。 今回、教えることになった経緯は、それが良いか悪いかは別として 「日本に戻った時に音符や楽譜がよめるように」ということが 一番の(母親の)目的だったようで、彼にとって練習もピアノも 決して意欲を持って挑む対象でない事は明らかです。 実費見合と強いて言えるものは交通費・・・この場合車のガソリン代になりますが 実質、それを換算して要求する事はしにくいです・・・ 楽譜はもともと彼が持って(練習して)いたものを使用中ですが 今後進む上で新たな教材が必要な場合、適当なものをこちらが指示して 購入してもらうことになると思います。 正直一番悩んでいるのは「どうやって向き合ったら・・・?」なので 指導法に関していただいたアドバイスを参考に、考えてみようと思います。
お礼
とてもご丁寧なアドバイスをいただき、ありがとうございます。 途中で席を立ちかける、こちらの指示に「ヤダ」・・・ 使用しているのが電子ピアノなのですが、様々な機能を触ってみせては レッスンからこちらの気を逸らそうとする・・・ 母親は傍について見てはいませんが、全て分かっていると思います。 でも、レッスン後にそのことを注意しているのかいないのか、 私が居ない時にピアノを聴いてあげることはしているのかどうか・・・ 一度、友人に聞いてみようと思います。 課題についてのご意見や工夫はとても参考になりました。 小学4年生って、こんなに幼かったかな・・・と感じるほど たった30分の間集中させることがこんなに大変なんて・・・・と思います。 私自身、相手の興味を惹くような工夫が足りない部分も認識していますが 最近では「そこまで考えてこちらばかり一生懸命になる事がなんだか馬鹿馬鹿しい」とさえ感じることもあったので 自分自身のモチベーションも高くキープできるようにしないと、と反省もしています。 いただいたアドバイスを参考に、次からのレッスンに挑みたいと思います。 それでも変わらないならその時は・・・・と思うようにすると気が楽にもなりますね・・・変な言い方ですけれど。 本当にありがとうございました。