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日本はなぜ敗戦国なのにアジアの経済大国になったのか?
日本は第二次大戦で敗戦国になり、賠償金も払っていたのですよね? 戦後は貧乏で大変だったと親たちも言っていました。 一方中国や韓国は戦勝国だったのではないですか? 戦後のスタート地点では日本より有利な立場だったはずですが なぜそれらの国より日本が経済的に豊かになってしまったのでしょう?
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日本は韓国には賠償金という名目ではないのですが、数億ドルの金額を払いましたよ。しかし、中国は賠償権を放棄して平和条約に調印しました。 中国も朝鮮も内戦に苦しんだのがハンディでしたね。でも日本が朝鮮戦争でボロ儲けできたのが幸運だったという人がいますがこれは全く違います。米軍は物資の調達を本国から行なうよりも朝鮮の近くで行なう方がずっと経済的なのですべての国に注文を出そうとしましたが、その能力がなんとかあったのが日本だけだったのです。その日本も米軍が出す当時としては想像を絶するスペックを血の出るような努力でクリアしたからこそ注文を請けられたのです。やはり日本が持っていた技術力が世界的に見ても高い水準を維持していたことと勤勉な国民性がたった10年でもはや戦後ではないと当時の内閣が宣言したのです。 ベトナム戦争が終わって30年が経過してやっと成長の兆しが見えだしたたベトナム経済の現状を見ると、それがいかに早いものであったかが分かりますね。 これは何も戦後だけではないのです。明治維新後、たった27年でまさかと世界中が思った日清戦争に勝利し、その10年後には世界最強と恐れられたロシアをやっつけてしまうほどの工業力をつけたのです。これは江戸時代の末期には既に工業水準が欧米のそれに近づいていたことと、やはり勤勉な国民性故のことでしょう。
お礼
なるほど、いろいろなことが絡まり合っていたのですね。 周りの国々の事情が大きく影響したのは確かですが、 勤勉さというのも無視できない要素ですね。 ありがとうございました。