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銅イオンとニッケルイオンが共存する水溶液からの銅の抽出について
anthraceneの回答
- anthracene
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回答No.2
付け加えますが、アドバンスな話なので参考程度に聞いてください。 銅、銀、金といった11族金属は、1価の状態を取りやすいです。 銅の場合は+1、+2がありふれておりますが、銀では+1が普通で、+2はやや不安定です。また、金では+1、+3はよくありますが、+2というのはわたしは見たことありません。 一方、ニッケル、パラジウム、白金といった10族金属では1価の状態はレアで、普通は+2(2価)をとります。 経験的ではありますが、銅が+2から+1に還元されるのはおかしくないのですが、ニッケルが+2から+1にそうやすやすと還元されるのは、経験者からするとなんだそりゃ、という感じです。 ちなみに、Cu(+2)にアスコルビン酸ナトリウムを混ぜますと、容易にCu(I)への還元が起きることは、私の実際の経験から分かっておりますし、この反応は有機合成化学でも頻用されています。 No.1に書いた酸化還元傾向の考え方でも良いとは思いますが、ニッケルの酸化還元は0価から+2への酸化を対象にしてますから、+2から+1への還元のいきやすさについては、正しい答えにはならないのではないかな、というのがわたしの考えです。
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お礼
詳しい説明ありがとうございます。 では操作1で加える硝酸カリウムと硝酸の果たす役割は何なのでしょうか?