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助動詞の過去形
助動詞は現在形を使うよりも過去形を使った方が丁寧な言い方になる(例えばCan youよりCould youの方が丁寧)のは何でなのか?また英訳の問題では使い分けたほうがいいですか?
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日本人にもその言語感覚はあると思うのです。 (1)「できたらして欲しい」→「???・・・。していないのに『できた』ならば?過去にさかのぼってできるはずがない」日本人も変な言い方をする。 (2)「できればして欲しい」→「できないとでも思っているのか失礼な!」 (1)は(2)のように解釈されることを、避けた言い方だと思います。 まず、できるかできないかの能力を問題にしているのではないということです。可能「できる」、不可能「できない」は、未来とかかわっている言葉ですから。過去形にすることで、そのかかわりが弱まります。 それだから、過去からへ現在のかかわりで、「私の思うとおりに、だれかが行動するということは、できることではない。当然、過去に、あなたにしても、できないことであったとしても当然と思う。だけど、過去にそのようなことを、あなたは可能とした人であったかもしれない。もしそうなら、無理なことだけれども、お願いします。してくださいませんか」というようなニュアンスが、この過去形に、こめられているのではと思うのです。ただし、「できたら」=できる(可能)+た(過去)+ら(仮定、条件)と解釈してますが、正当な解釈かどうかはわかりません。 「Can you ~?」では、場合によっては、失礼で、何かを依頼して聞いてくれそうにないように、今では、日本人でありながら、感じるようになりました。「Could you ~?」は婉曲的表現と高校時代に習ったとは思いますが、やはりそのときは、なぜなんだろうと私も疑問に思いました。当時、英語を使う人を日本語を使う人とは違う人だと考えていたのかもしれません。英語を使う人も、日本語を使う人も、同じ人間だから、なにか共通なものが隠されているのではないかと、その後考えるようになったからなんとなく分かるようになったのでしょうかね。
- Willyt
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仮定法過去という使い方がありますね。この用法は現在の逆の状況を記述するものですから、助動詞の過去形を用いると、『もしも可能なら』というニュアンスが入って来るので丁寧な言い方になるのです。
お礼
わかりやすくてためになりました。回答していただきありがとうございました。
お礼
解釈の仕方、考え方がとてもわかりやすく、ためになりました。回答していただきありがとうございます。