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「サービス残業」問題と「時間外」メール
人事総務の仕事をしています。 最近、労働基準監督署による「サービス残業の摘発」が、かなり報道されていますよね。そのニュースによると、パソコンのメール送信履歴(時間外のもの)と、出勤簿を照合して、その矛盾点を指摘し、数人調べただけで、是正勧告ということになる模様。これで、一人当たり300万円超だの、企業全体で10億円超だの、の未払残業代の支給が行われるような事態に発展するケースもあるようです。 もし、自分の会社がこうなったら倒産です。もちろん、一労働者としては、「監督署に拍手!」ですが、担当者としたら、「日本全国のすべての会社が違反しているんじゃないの?」とか、「監督署員のメール履歴は誰が調査するの?まさか定時以降のメールは、一切発信ができないように細工してあるのでは」などと考えてしまいます。 この様な摘発形態は、必要悪?なのでしょうか??なんか腑に落ちません。
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詰まる所「違法」が当たり前の状態を行政的に放置できないということです。 なお、刑事処分の場合、罰せられるのは社長ではなく、労務管理担当者(ほとんどの課員は実権がないので、身代わりにもならないので安心してください)、実質的な指揮命令者ですので、ご注意を。 労働時間法制については色々と紛議中で、法律で一律に適用することについて限界も見えています。ただし、日本は、先進国のように、いい条件が合ったからその会社に転職する自由度が低い社会で、経営者自体が自分の会社に縛られ、さらに従業員は過労死を結果的に受け入れているような状態です。労使自治によって労務管理が改善されることでより適切な管理が可能ですが、内部統制が機能していないのが現実。適切さには不足するにしても、行政を待たないことには自分たちで何もできないということです(水戸黄門文化です)。 心疾患、精神疾患が労働に起因し、労災申請が増え、認定も増えている状況では、行政は止まれません。なお、社会保険事務所の職員で過労死が認められた事件も記憶に新しい。キツネもタヌキも地獄。 また、証拠はパソコンによる情報だけには限りません。 かなり感情的になられておられますが、時代の背景や労働関係事件にも目を向けられることを所望します。
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- ribon-boo
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奥のほうに?いるのかな??タイムレコーダーも「カッチャン」と押して、おしまいというものではなくなっているのですね>>>> 最新のタイムレコーダーは、コンピューターと変わりませんよ。時間給を入力しておけば、残業加算も含め、全部計算して、給与台帳まで、出力しますから。。。。 基準局の窓口業務は、使えない人が、多いですね。公務員は、なかなか首に出来ないので、窓口くらいしか、使うところが、ないんです。トラブル解決とか、調査摘発部門だと、ちゃんとした人は、居ますけどね。 以前、通勤災害の窓口担当が、かなりいい加減で、大問題になったことあるんですが、内部で、もみ消したようです。交通事故の場合、優先的に、加害者の自動車保険で、賠償されるので、通勤災害の申請は、必要ないと指導していたらしいのですが、実際は、通勤災害保険と自賠責や任意保険と両方申請できるんですよね。あくまで、被害者が有利なように、選べるんですが、窓口に配属される人=レベルが低い人多い。。。で、間違った指導が、多いんですよね。
お礼
たびたび、ありがとうございます。 自分もこの仕事をして結構長いのですが、「タイムレコーダー」だけは使ったことが無いもので・・・・・(汗)そりゃそうですよね。 窓口の方の資質については同感ですが、特に職安など、朝から晩まで正に「定型かつ同一」の窓口業務ですから、ある意味気の毒かな、などとも考えてしまいます。
- slotter-santa
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残念ながらそれだけサービス残業の内容が悪質化しているということでしょう。 監督署の人員は限られており、調査される、ということは調査されるだけの内容だ、ということだと思いますね。 スピード違反とかと同じでしょう。ちょっとくらいなら見逃してもらえても、それが酷くなれば反則金となり、さらに酷くなれば取り締まりです。でも、ちょっとくらい、でも取り締まられることはあるでしょう。そのときに不満は持つと思いますが、文句を言うことはできないですよね。 法は守ることが当たり前ですし、このような摘発形態は一手法にすぐないのではないでしょうか。監督署も表に出ない色々な技術を持っていると思いますよ。
お礼
回答ありがとうございます。「スピード違反」の例えはピッタリですね。昔は、監督署はモノ言う官庁ではなかったのですが、すっかり様変わりです。。でも、こうして考えてみると、返還額○億円という企業は、それだけ悪質な状況があったということかもしれません、ね。(サービス残業に限らない「悪質」性があったということもありそうですね)
- ribon-boo
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(補足です) だけど、監督署がそこまで知識があるとも思えないので(汗)、単純に、メール送信履歴、時刻、内容、これだけを見ているような気もします。>>>>これは、違いますね。1)会社に居なくても、自宅から会社のパソコンの電源ON,OFFから、操作まで、自宅でできる時代ですよ。 2)現在のタイムレコーダーが、POS連携、プログラムタイムレコーダーが、多く、サービス業を、調べるには、専門知識なしでは、不可能。 3)そういうPC、POS専門の調査要員が居るのです。ほとんど、窓口では、見ないかも。。。。
お礼
すみません。 職安なり、監督署の窓口の担当者を見ていると、その関係の知識があるとも思えないので・・・。奥のほうに?いるのかな??タイムレコーダーも「カッチャン」と押して、おしまいというものではなくなっているのですね。
- ribon-boo
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労基署の署員でもないし、あくまで想像ですので、ごめんなさい。被摘発企業は、多分、企業内サーバーもしくは、レンタルサーバーを利用しているものと、思います。この場合だと、どこの場所のパソコンで、例えばOKWEBに、何時から何時まで、社員のだれが、パソコンを使っていた。と、いう風に、すべて記録されてますから、単純に、午後10時ごろ、会社に一時出社して、メールを1本打って、10分後に帰宅したのか、ワードで、会社の命令の文書を1時間かけて打っていたか。とか、ある程度の推測は、可能です。サーバー履歴は、かなり詳しいですから。。。サーバーを管理されれば、なるほど、こんなこともバレテルノネ!ってくらい、解かりますから、それを基に、供述を取って、指導に至るのでは、ないでしょうか? 質問者さんの会社は、サーバーがあって、イントラネットが組まれているのですよね。それですと、実際のパソコンの稼動状況は、わかってしまいますよね。良いのかどうかわかりませんが、ログインIDを個人ごとではなく、グループごとにするとか、ポリシーの変更で、個人ごとのデーターをグループごとのデーターに変えることは、可能かと思いますが。。。社内で検討しないと、簡単には、変えれませんが。。。 単に、インターネットだけに、繋いでいる零細企業のパソコンですと、誰が、いつ、どこで、パソコンをどのように使ったかということまで、解析するのは、難しいので、労基署も摘発しないと思いますよ。
お礼
回答ありがとうございます。 言われてみれば、確かにサーバー履歴だと何でもわかってしまいますよね・・。コワイ。逆に、遅くまでいてもネットを見て遊んでいただけ・・なんてことがバレたりして。 だけど、監督署がそこまで知識があるとも思えないので(汗)、単純に、メール送信履歴、時刻、内容、これだけを見ているような気もします。
>自分の会社がこうなったら倒産です そう思わせるための政策ですから。 今の日本は、「仕事がそこにあるんだから残業は仕方ない」と考える経営者があまりにも多いですからね。 特にバブルの頃なんて、「夫婦仲なんて崩壊していて当たり前」というとんでもない風潮ありましたから。 そこまで悪化してしまったものをテコ入れするんですから、必要悪的なことをしてしまう役所があってもおかしくはないでしょう。 日本全国全ての役所が同じことしてるとまでは思いませんが。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに以前とは状況が違っていますよね。前は、仕事が増えれば、それなりに増員しようという考えがありましたが、今は儲かっていようと、仕事が増えようと、とにかく増員なし(それでも減員)というようなことが増えていますから。それに対抗してからの措置かもしれません。
お礼
確かに、「違法」だらけの状態であることは事実ですね。法律の一律適用にも無理がありそうですけど。過労死はともかく、「うつ」などは、私の周囲でも急増しています。人事の仕事をしていても、この状況は確かにマズイとは思うのですが。尚、参考URLの「クビ論」だけでなく、梅森さんの本は、ほぼ全部読んでいますよ。(最近は、出版のペース速すぎデス)