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ヴァイオリンの音色にニスが影響するのはどうして?

ストラディバリウスの音色の秘密はニスにあり、 その調合は息子にも伝えなかったとか。 でもどうしてニスが音響に重大な影響を与えるのでしょうか? 素人的考えでは、形や材質が重要であり、ニスなど影響は少ないと思います。 表面に1ミリ程度塗るだけのものです。 実際にギターなどでは、ニスがどうのという話を聞いたことがありません。 またストラディバリは息子にもニスの調合の秘密を教えなかったそうですが、 どうしてでしょうか? 重要なものは伝えるべきでは。 もうひとつ、ニスの謎ですが、 科学分析してもわからないのはどうしてでしょうか? 化学変化が進んでしまっているからですか。 よろしくお願いします。

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  • TarChang
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回答No.4

こんにちは。#1です。 >ニスは楽器の周辺に塗りますが、 >内部には塗ってないのでは? >音を出すのは内部なので、ニスの影響は少ないとおもうのですが。 そうです。 一番重要なのは表板と裏板の加工(削り具合)です。 削る事により強度が失われます。それを補うためにも ニスが使われています。 ニスの種類により同じ材質、同じ板の厚みでも 硬度が変わるのです。 硬度が変われば共鳴具合は変わります。 ちなみに、内側に塗らないのは ・木に楽に呼吸させるため(湿度の問題) ・音が硬くなる(キンキンする?) と聞いた事があります。 初期の物には内側にニスを塗ったものが 有るかもしれませんね。

参考URL:
http://www.kg-n.jp/violinp/clm/varnish.htm

その他の回答 (3)

noname#192232
noname#192232
回答No.3

アマティ,ストラディヴァリなどの名器について,ずっと以前に読んだ 本には,ニスも音を決める重要な要素のように書かれていました。 ストラディヴァリはニスに何を混ぜたのか,それを探るために, 卵黄を混ぜた人もいるとか,なぞが深まるように書かれていました。 しかし,現在では,音とニスの関係はあまり重要視されていない ようです。その結論に至るまでには様々な実験や研究があった だろうと思います。 現在のヴァイオリン製作技術は科学的な根拠や方法(技術)で, もしかしたらストラディヴァリ以上かもしれません。 でも,今日,できた楽器がストラディヴァリを越えるかどうかは 100年,200年と経たないと分かりません。 逆に,ストラディヴァリウスが作られた当時は,今のような音が していたかどうかも分かりません。 その当時と今とではピッチ(絃の張力)も違います。 ニスと音が無関係とは思いませんし,重要な要素のひとつでもあると 思いますが,名器の「決め手」というほどのものではないと思います。 演奏会での客席の位置からとか,テレビでしか見たことが ありませんが,ストラディヴァリウスにも楽器によってニスの色に 違いがあるように思います。 いつも,同じニスを使っていたとは思えないのですが…。

回答No.2

ニスとヴァイオリンの音響・音質については、科学的にはきちんと理論が確立されていないのが現状です。 音楽の専門家でも、ニスの効果については言い分がまとまっていません。 ただ、だいたいわかっていることはいくつかあります。 まず、ニスを塗る一番の理由は、楽器表面の保護です。 ニスを塗らないと、木材は水分やほこり、汚れを吸い込んでしまい、著しく劣化します。ニスを塗ると汚れなどから保護し、強度も増します。このあたりは異論はほとんどないようです。 ニスが良い音色に効果を与えていると主張する方たちは、 仮にニスが塗られていないヴァイオリン属の楽器は、耳障りな高周波の音を出しやすくなるとのことで、ニスが塗られると耳障りな周波数帯が抑えられて心地よい音色になりやすいらしいのです。 ちなみに、弦が発した音を共鳴させるのは、共鳴胴と言われる部分ですが、その共鳴に周りの材質が影響を与えていると考えるのが自然でしょう。現在作られているヴァイオリンも大きく分けて2種類あるニスをさらに配合を細かく工夫し、年月をかけて重ね塗りするそうです。 ただ、名器と呼ばれるヴァイオリンとニスの因果関係は解明されていないのが現実で、「おそらく独自のニス配合と経年変化がもたらしたもの」という説が唱えられ、割と支持されてきているのです。 ニスの配合がわからないのは、経年変化もあるでしょうが、何種類ものニスを手作業とは思えないほどの薄さで重ね塗りしているからだと思います。

  • TarChang
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回答No.1

こんにちは。 ニスが塗装されると被膜の様になり共鳴が良くなります。 木に染み込むとぼやけた音になるので、この調合が 絶妙だったと聞いた事があります。 (ニスの効果はギターでも同じです) また、今は良い音でも経年劣化で200~300年後に 銘器と呼ばれているかは不明だと聞いた事もあります。 これを考えると出来立ての頃は、今ほどの音色を 出していなかったのかも・・  ってのは考え過ぎか。

参考URL:
http://www2.yamaha.co.jp/u/musicoasis/guitar/oa0097.html
yoshinobu_09
質問者

お礼

ありがとうございます。 ニスは楽器の周辺に塗りますが、 内部には塗ってないのでは? 音を出すのは内部なので、ニスの影響は少ないとおもうのですが。