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第二次世界大戦でのイタリア軍の実力は
第二次世界大戦でのイタリア軍の実力はどれほどだったのでしょうか? イタリア軍が活躍した話はほとんど聞きません。 優秀な兵器など開発していたのでしょうか。 ドイツを100とすると50くらいでしょうか? ついでに日本は90くらいでしょうか? よろしくお願いします。
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これは、陸海空に分けないといけません。 まず、私の範疇である海軍。これは、ドイツ以上です。ただし有機的な使い方をできておらず、力を出し切れていません(潜水艦方面は、使い方がそもそも「海戦を起こさない」と言う目的なので、また別の話)。 当時イタリア海軍の陣容は、リットリオ級(イタリア級)新鋭戦艦3隻(ただし3隻とも就役は会戦後)、カイオ・デュイリオ級旧式戦艦2隻、コンテ・デ・カブール級旧式戦艦3隻を保有していました。 しかし、旧式戦艦、といっても、1930年代に改修を行っており、第1戦級の力は持っています。フランス海軍を敵として、戦力を整えていたのです。また、巡洋艦、駆逐艦も結構な数を保有しています(実際は潜水艦も結構保有していたりします)。 この陣容は、ドイツ最盛期のビスマルク級2隻、シャルンホルスト級2隻+ポケット戦艦よりもはるかに上です(航続距離が短いことを除けばですが)。 つまり、西洋の海軍大国イギリス、巨人アメリカ、東洋の海軍大国日本の3大海軍国に次ぐ、世界第4位の海軍です。もっとも、ほかの3国の海軍力が桁違いのため、影は薄いですが。イギリスの一艦隊とまともに打ち合える欧州唯一の艦隊を保有していたのは、紛れもないイタリアです(ただし、防空能力は低いと言う欠点がありました)。ただし空母は保有していません(建造中に降伏。まあ、地中海なんて狭いですから、あってもあまり有効ではないのですが)。 空軍については、決して強いとはいえません。いまだ複葉機があったり、機体数がすくなかったりです。よく「会戦前の日本軍航空隊の能力はイタリアなみであると予想されていた」といいますが、その程度です。三発機なんていう変わった機体もありますね。 陸軍について・・・決して強力とはいえません。まあ、それ以上に、作戦に積極性を欠いているのが大きいですが・・・平地で日本軍程度と打ち合えばどうなったか分かりませんが、イギリスなどと戦って勝てなかったのは北アフリカで証明されていますね。 数字で表すのは困難ですので 海軍では日本>>>>イタリア>>ドイツ 空軍ではドイツ>>>>日本>>イタリア(日本航空機は、設計と錬度と言う個人的才能の2本柱に寄るところが大きいため、総合的にみるとかなり辛い。) 陸軍ではドイツ>>>>日本>>イタリア(ただし日本は兵数で補っている部分が多いと考えてください) と言う感じになるのでしょうかね・・・ なお、イタリアが活躍した的な話を聞かないのは、もともと積極的に戦闘を進めるつもりがあまりないからです。結局のところ、あの国が参戦した理由は勝ち馬に乗るための日和見なので(詳しくは参考URLをご覧ください)。
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- at9_am
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この質問は、陸軍と海軍に分けなければなりませんし、軍以外の色々な要因も絡んでくるので難しいのですが。 個人的には、陸上では、独伊日=10:4:8位だと思っています。海上だと6:3:10位ですか。 ただし、陸上で戦うと言っても、色々な地形があるわけで、例えば鉄道の敷設されていない中国大陸での戦闘では、物資切れからドイツ軍はその戦力を発揮できないでしょうし、まして密林では機動力や破壊力すら発揮できないでしょう。一方の日本軍も、もし平野部での対決となれば、一方的に蹂躙されるのが落ちでしょう。 ということで、それぞれの得意な地形(乃至は特化した地形)が異なるので、何とも言えません。 海軍も、艦隊決戦という事で外洋での戦闘であれば、日本軍の圧勝は動かないのですが、こと潜水艦戦(通商破壊戦)となればドイツ軍優位は動きません。 イタリア軍は、・・・そっとしておきましょう。 ヒムラー「ヒトラー閣下、イタリア軍一個師団がこちらに向かって進軍してきました」 ヒトラー「そうか、一個旅団を派遣して撃退したまえ」 ヒムラー「違います、こちらの援軍としてやってきたのです」 ヒトラー「なに? ・・・では三個師団で護衛しろ」 という笑い話も残っていますし、何しろ当時の先進国で唯一植民地軍に負けた国ですから。
- vezelas108
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質問者様の出した50という数字よりも、もっと低いかもしれませんね…。30、いやへたしたら20ぐらい…? あくまで私見ですが。 ドイツのおこぼれちょうだい的に対仏宣戦したようなものですし…。エチオピアやスペインへの介入で消耗していた事もあるとは思いますが…。戦えばまず負ける…というふがいなさに、しかたなくドイツ軍はロンメル軍団まで出さなくてはいけないハメに…。ヒトラーもさすがにキレたらしいです。 兵器は多種多様だが数に欠ける(なんか日本みたいですね)という感じで、物量がものをいう戦争では致命的な事ですね。イタリアの工業力もそんなに高いとはいえないものであったはずですし。