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エンゼル(天使)はいつ日本に伝わったのか

キリスト教が日本に伝わったのは1549年のこと。 では、所謂「天使」と言う存在はいつ日本に伝わったのでしょうか?やはりキリスト教と共に入ってきたのでしょうか? また、「天使」と言う日本語が出来たのはいつなのかも出来れば知りたく思います。

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  • koon1600
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回答No.5

天使・・・これは、実際に起源がキリスト教であるともいえないので・・・ まず、エンゼル、つまり日本語でいうところ天使・・・ひいては天使と悪魔なるものは、ゾロアスター教(拝火教)のアフラ・マズダと、アンラ・マンユ(アンリ・マユ)という二次元論の影響を強く受けているとされます。 ただ、ゾロアスターは現在のところ日本には伝来していないとされていますので、これはまあ、あまり関係ないとして・・ ユダヤ教なんですが、これが、ちょっとだけ問題でして、はるか昔にユダヤ人が日本に流れてきているのではないか?という説があります。 ただ、俗説どまりであり完全に信頼性はないので(根拠とする説があまりにも偏りすぎていますね。特に、科学的根拠に乏しいのが問題)、非常にロマンチックな話であると、私は受け止めているのですが・・・ 万が一、万が一ではありますが、この説が本当で、ユダヤが流れてきていたとすると、この説では飛鳥時代より昔の時期になります。ただ、この説だと、流れていったのはユダヤ教が完成する前です。なので、天使のようなものは直接は関係しないかもしれません(天使の概念ができたのは、バビロン捕囚の跡であるとされ、この説で流れてきたと言う支族が行方不明になったのはそれより前です)。ただ、万が一ということもありますから、紹介しておきます。 また、飛鳥時代にキリスト教(ただし景教とよばれるネストリウス派キリスト教)がきていたのではないか?という説もあります。ただしこちらも俗説どまりで、布教などがあったとは考えられません。 なににしても、一般的には、ザビエルの来日に寄り、キリスト教の伝来とともにやってきたと考えるのが普通かと。 なお、中国における「天使」は古来の中華思想による天子(天の子。皇帝のこと)とおなじ「天」と言う概念の基に作られており、いわゆるエンゼルとは違いますね。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/日ユ同祖論
kuru39
質問者

お礼

やはり一般的にはキリスト教伝来と共に…と考えられるんですね。すっきりしました! ユダヤ人が日本に流れてきていて…と言う考え方もロマンがあって素敵だなと思います。 ゾロアスター教なども、世界史でやったなぁと思いながらも天使と悪魔に関連しているとは知らず為になりました。 回答本当に有難うございました!

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  • yuhkoh
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回答No.4

angelの訳語に当てられた「天使」という言葉は、漢籍では次のように用いられています。 (1)天の使い・天帝の使者(『史記』「趙世家」より)、  日月(『淮南子』「天文訓」より)、  流星(『晋書』「天文志文」より)、  火星(『後漢書』より) (2)天子(皇帝)の使い、勅使(劉兎錫<唐代の詩人>『謝賜冬衣表』より) (3)天のしわざ、人の欲を離れた自然の心(『荘子』「人間世」より)  上記のように支那では漢代ごろから「天使」という言葉は使われていたようです。  また京都市にある「五条天神社」は、延暦13年(794)に桓武天皇の命で、弘法大師空海が大和国宇陀郡より雷神と水神を勧請し、「天使宮(天使社)」と称しましたが、後鳥羽天皇により天神宮と改名しました。ここでいう「天使」はその名の通り「あま(天)のつかい」の意味でしょう。 ※現在、天神というと菅原道真(天満大自在天神)を指すが、本来は「あま(天)のかみ」の意味。五条天神は道真とは無関係。なお現在の祭神は大巳貴命・少彦名命・天照皇大神の三柱。 「天使」は、angelを翻訳するために作られた新語ではなく、漢語文化圏においては「天(神)のつかい、皇帝のつかい」という意味で存在していたので、後世に「創造主の使い」であるangelの訳語に当てはめられたのでしょう。 【参考】 『大漢語林』(大修館書店) 『京都大事典』(淡交社)

kuru39
質問者

お礼

『「天使」は、angelを翻訳するために作られた新語ではなく……』の文に今までの考えが覆されました!! 確かに「天使」は後になってから「創造主の使い」であるangelに当てはめられたと考えるのが自然ですね。 「天使宮(天使社)」の話も大変為になりました。 回答本当に有難うございました!

  • nemosan
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回答No.3

とりあえず、エンゼルの絵を描いた著名な日本人画家は葛飾北斎かな。 テレビでやってました。 http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/040814.htm

kuru39
質問者

お礼

大変興味深いです! 少なくともこの時代にはもう日本にも「エンゼル」と言うものが伝わっていたんですね。 葛飾北斎程の有名な絵師がこのような絵を書いていたことに驚きました。 回答本当に有難うございました!

  • ewyr-05
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回答No.2

シルクロードは思ったより文化交流がさかんであったかもしれません。 三保の松原の羽衣伝説が、 いつ頃創作されたのかは分かりませんが、 羽衣伝説自体が、アジア、世界中にあるそうです。 #1さんの文献も、 天皇の使いと直訳せずにその周囲を良く洗う必要がありそうです。 羽衣伝説↓ うい!?^_^;

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%BD%E8%A1%A3%E4%BC%9D%E8%AA%AC
kuru39
質問者

お礼

シルクロード…なるほど。確かにあのあたりは文化交流が盛んでしたから、天使なども伝わっていたかもしれませんね。 羽衣伝説の方も大変興味をそそられました。 回答本当に有難うございました!

回答No.1

エンゼルとは意味合いが違いますが、聖徳太子が遣隋使・小野妹子に持たせた手紙には「日出づる処の天使、書を日没する処の天使に致す」とありました。 参考URL 8.飛鳥時代(593~710) http://www.page.sannet.ne.jp/tsekine/konnajidai.htm

参考URL:
http://www.page.sannet.ne.jp/tsekine/konnajidai.htm
kuru39
質問者

お礼

飛鳥時代まで遡るとは思いもしませんでした…!! ただその手紙、正しくは「日出づる処の天子…」であって一般的には「天子」=「天皇」としてとられるようです。 でもまわりをあらってみる必要があるようですね! 回答本当に有難うございました!