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一抹の不安がない
一抹の不安が「ない」といいますか? 一抹の不安がある、不安が残る、不安がよぎる などはよく耳にしますが、「一抹の不安もありません。」というのに違和感を感じます。 この違和感、正しいですか?
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質問者が選んだベストアンサー
良くはわかりませんが、 「一抹」というのは、本来、「(不安が)有る」ことを予感させる言葉としてより機能しないのではないでしょうか。 無い場合は「全く無い」「少しも無い」などと言えば良いわけですし・・・、と思いますが。 意味である「ひとはけの」は、「ほんのわずかだが有る」ことに限定されてこそ価値? が出るように思われます。 意味の適用範囲が限定されているという(感覚的な)条件で考えると、 「【一点】の曇りがある」「【一途】に突き進まない」「【一条】の煙が二筋上がった」「彼は【一瞥】を二度ほどくれると立ち去った」などが不自然なのと似ているような気がします。 【】内の言葉の意味を単独で考えると文中に当てはめても不自然ではないように理屈では考えてしまいますが、やはりそれぞれ意味が特化されているので実際は不自然になるでしょう。 感覚的な見解ですから根拠はありません。
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自分は聞いたこと(見たこと)がありません。 個人的には違和感を覚えます。 他の方がおっしゃっているように、一片の不安もない、なら違和感ありませんが・・・ 一抹の不安がないではない・・・・とかなら言ってしまうかな??でもコレが正しいかどうかは全く自信なし。 文法的に正しくても感覚的にあまり使わないということもありますよね。 あらまあ、でも私が知らないだけで、実はけっこう使われているんですね。 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rls=GGLD%2CGGLD%3A2005-22%2CGGLD%3Aja&q=%E4%B8%80%E6%8A%B9%E3%81%AE%E4%B8%8D%E5%AE%89%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%84&lr=
お礼
ありがとうございます。 そうですよね。 私も調べてみて、意外にも使っている人が多かったのでびっくりしました。
- unemerdedechien
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私も違和感を感じます。一抹を単にホンノワズカと言い換えたら大切なものが取りこぼされてしまうからでしょう。 認識の全体を絵に喩え、そこに一筆加えられたののが一抹の不安ですよね。 もともとはなかった不安にあたる絵の具は画面にすでになすりつけられて、すでに色としてそこに存在を始めたわけで、それをすぐさまいきなり、ないよ、ありませんよ、ないったらないんだってば、と否定にかかったら嘘臭くなりゃしませんか。 というか、「一抹の不安もない」と言うとしたら、「不安が一度は現れたけれども消えた」という経過を語ってしまうことになるけど、そんなことを言うつもりは毛頭ないから違和感を催すのでは。
お礼
そうですよね。一筆、ひとはけ、と言っている以上、当然「書く」「加える」ことを意図しているのですから、それが「ない」というのは変ですね。 ありがとうございます。
- maramatanga
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「一片の雲もない」「一点の曇りもない」は、明らかに否定を前提にした用法ですが、「一抹の不安もない」という表現には質問の方と同じように違和感を覚えます。「一抹の不安」という表現自体が不安の存在を前提にした言い回しだと思います。 このような表現方法が、日本語の微妙なあやというか味わいなのでしょうか。
- Tacosan
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個人的には「一抹の不安もない」はちょっと違和感あるかな~. 言われればわかるとは思うけど. 「全然大丈夫」を引合いに出してる人もいるけど, これは「かつては一般的に使われていたけど廃れた表現」なので「一抹の不安もない」と同列には論じられないと思う.
「一抹」の意味は質問者さんも書かれている通り >ほんのわずか。かすか --なんで、そこだけに着目すれば「一抹の不安もない」ってのもアリということになりますが、 なんとなく「座りがわるい」んですよね。 うまく説明できないんだけど。 「一抹の~」と来たら続く言葉は「否定」でしょ、 --みたいな感じで。
- kaduno
- ベストアンサー率21% (130/592)
質問者さんの違和感は正しいと思われますが、 『全然大丈夫』という間違った言葉が定着しつつある世の中ですから、『一抹の…』という言葉も時代とともに定着してしまうのではないでしょうか。
- seasoning
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「一抹の不安もない」「一抹の不安もありません。」 であれば、違和感を感じないかな。。。 「ほんの少しの不安もない」という意味ですので、意味も通りますし。
「一抹の不安もありません」には、私は一抹の違和感も感じないけど、貴方が感じる理由は何かありますか?
補足
う~ん、理由というよりは、「違和感」なんです。 国語辞典などで調べても、 いち‐まつ【一抹】 《絵筆のひとなすり・ひとはけの意から》ほんのわずか。かすか。「―の不安が残る」 とあり、「一抹の不安がない」という言い方ができないとは書いてありません。 しかし、例文は「残る」つまり「ある」という意味のものです。 また、Googleで「一抹の不安が」で検索をかけると、「ある」「よぎる」「残る」「拭えない」「つきまとう」「ないわけではない」などがヒットします。 「一抹の不安もない」で検索すればそれなりにヒットするので、もちろんこのように使う人がいることは事実だと思います。しかし私にはやはりなんとなく違和感があるんです・・・。 ですから、もしかしたらこの「一抹の不安もない」は誤用なのではないかと思ったのです。
「一片の不安もない」 --かな。
お礼
確かにそうですね。それなら、何の違和感も感じません。ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。本当にそうですね。 一点の曇りがある 一途に突き進まない 確かに言いません。 すっきりしました。 ただ、皆さんおっしゃるように、「使う」という人も実際はいるのですから、すでに広がりつつあり、いずれは不自然に感じる人のほうが少なくなるのかもしれませんね。