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メディアの流す情報について。どこまで信用したら?振り回されてる?
30歳男性です。 メディアから流れてくる暗いニュースを日々見ていて 最近疑問を感じるようになったのですが、これらはどれくらい信じて良いのでしょうか? またどう付き合っていくのが賢明でしょうか。 例えば親の経済力が子供の学力格差に繋がるといった問題です。 小学生にも格差社会が浸透!日本の未来に暗雲が!!どうなる??と言った論調。 何か違うような・・・? 私の子供時代は塾にも親にも勉強を見て貰わず自分で勉強し、成績はそこそこでした。私の周りの友達も然りです。 そりゃ、一流の教育を施せば出来の悪い子でも良い成績がとれるようになるかもしれませんし、経済的事情で大学進学などを諦めるケースなどはあるでしょう。金さえあれば、と言う状況が沢山存在するのは分かります。 でも、マスコミがあのように騒ぐほど、親の経済力が学力格差に直結するようには思えません。このような報道の仕方は子供の希望を摘み取りかねないように感じます。マスコミは何か魂胆があるのでしょうか?一流紙でもそう言った書き方をしているのが不思議です。 他にもあります。30歳過ぎると就職は無理!30代ホームレスが急増中!とか。それはまあウソばかりではないでしょう。でも、一部のケースや傾向を大げさに取り立てて、しきりに情報を流しまくって大衆にインプットしていたら、希望や気力が削がれるような気がします。そして現実化してしまうように思います。 たしかに危機感は大切だと思いますが、何か違うような? 他にも「負け犬女」という言葉の流行、病気を健康食品に関する特集など、メディアはしきりに人心に不安を植え付け操っているように感じることが多々あります。 人生経験の豊富な方、メディアに関する問題にお詳しい方、迷える子羊の状態にある私へのアドバイスや見解をお聞かせ有りがたいです。
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私もマスコミの報道にたいしては不信感を大いに持っています。最近のワイドショーや各マスコミのお気に入りはアメリカのジョンベネ事件ですが、10年前のしかも海の向こうの単なる殺人事件にこれほどアメリカや日本のマスコミが時間を割く理由が分かりません。アメリカでは今でも毎年600人近い幼児が殺されているというのにですよ。 あなたが言うように、マスコミの原体質は情報の増幅です。種になる情報を手に入れた彼らはそれをどう料理すれば、どう肉付けすれば受け取り側、つまり私たちが食いつくかだけを考えます。 新聞やテレビは純然たる利益追求企業です。NHKでさえも税金という自分たちにとっての利益を以下に分捕るかしか考えない、特殊な企業だと考えていいと思います。そして考えておかなければいけないのは、政府自体もマスコミと変わらぬ情報発信源ということです。 今の日本が過去の景気の記録を抜く最長記録を達成したといいますが、これこそ政府が出す確信犯的なミスリードですよね。ある意味政府こそがもっとも悪質で質の悪い情報を出す拠点かもしれませんね。 彼らにしてみれば真実をどう歪曲しようとも、そしてそれがどんな思いがけない悪影響を社会に及ぼそうとも、いったん流せばそれが一人歩きするのを放置する悪癖があります。 純商業主義的な情報に飛びつき、そしてそれに踊らされる私たちにも責任の一端はあるかもしれません。 彼らマスコミは、東京に基点を置いてすべての物事を考えます。これはマスコミだけに限らず、政治経済、それに文化的なものも大部分が東京にしか目を向けていません。 そしてそのマスコミのおかげで、私たちも東京で起こっている出来事を基準に、自分たちの生活や思考法方を見直しがちです。これがなんの弊害もない場合はもちろん気にもすることはないでしょう。 でもちょっと歯車が違えば、そこに妬みや嫉妬、不公平感、などなどのフラストレーションをもたらすのも、マスコミです。 普通にしていれば、地方の少女たちが東京の限られた場所でしか流行っていない珍妙なファッションや若者文化に振り回されなくともいいなずです。 ヒルズ族のようないかがわしい職業の人間たちが贅沢な生活をしているのを見れば、満足していたはずの生活に意味もなく不満を持つ人たちも出るかもしれません。 もちろんそんな人たちは少数派でしょう。でも最近の凶悪事件を見れば、そんな少数派が親殺し子殺しの事件を模倣しているような気がすることがあります。 ここ最近、親を殺して家に火をつけるという事件が連続しましたが、ここにもテレビ報道の影響が色濃く残っていると私は考えます。 もちろんそういう人間は、何かに影響されなくともやるときはやるかもしれませんが、それでもマスコミさえなければ妄想の段階で終わったことも、多くあるのではないかと考えます。 ただ矛盾するかもしれませんが、他人の災難を見て自己の無事や幸福を改めて感じ、そこに喜びを見出すのも私たちです。そういう意味では、人々がマスコミの報道に飛びつくのは、不満足ながらも少しでも自分の人生や生活が意味あるももだという、追認識の道具になっていることも否めないと思います。 彼らマスコミはそういう人間の思考法を本能的に嗅ぎ取っているかもしれません。 マスコミにとって安寧と不安を比べれば、安寧など一円の金にもならない、つまらない物なのでしょう。不安をキーワードにしさえすれば、まず客の取りこぼしはないのですから。この手法は政治家や政党もよく使い、票につなげようとしますよね。 そうは言っても個人的にこれだけの情報を集めることも出来ません。でも最近考えるのは、はたして自分にこれだけの情報が必要なのかということです 平凡な言い方にしかなりませんが、やはり私たちが出来ることはまず情報の真相を見極め、なおかつふるいにかけるという作業が出来るようになることだと思います。基本的な社会の仕組みをちゃんと理解すること。人と人のつながりを大事にすること。最小単位の社会である家族をおろそかにしないこと。そして浮薄な情報に惑わされたり、踊らされたりしないことだと思います。 あなたのような方でしたら大丈夫ですが、今からの子供たちを考えると、これらの考え方や生き方を小さいうちからしっかりと植えつけることが、私たち親や大人の責任だと思います。
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- pluto002
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受け手と送り手があり、必ずしも送り手が全て悪いと考えるのは違うと思いますが、メディアが大きく問題を抱えている事は間違いないですね。 例えばテレビで言えば、曲解、極論、大げさ、これをしないと視聴率が取れないからそれを行うという状態ですから、必ずしもテレビ側が悪いとは言い切れないでしょう。 視聴率の問題、スポンサーの問題、その他等々、メディアも問題を抱えているという事が知られる事が重要という事でしょうね。 >他にもあります。30歳過ぎると就職は無理! >30代ホームレスが急増中!とか。それはまあ >ウソばかりではないでしょう。でも、一部のケ >ースや傾向を大げさに取り立てて、しきりに情 >報を流しまくって大衆にインプットしていたら >、希望や気力が削がれるような気がします。 この問題にしても質問者さんは大げさとか、一部のケースでしかない、という認識のようですが、マイノリティーである問題も取り上げるのがメディアであり、それを見ないふりをしたいのが大衆です。例えばホームレスの人を見て、人間生活として異常な状態に置かれている事は明らかですが、それを見ないふりして通り過ぎるのが大衆です。また、日本の戦前、戦中のメディアと国民大衆の関係などを調べてみると、質問者さんの疑問の答えのいくつかが見つかると思いますので時間があればどうぞ。
お礼
回答を有り難うございます。 >マイノリティーである問題も取り上げるのがメディアであり、 >それを見ないふりをしたいのが大衆です。 仰りたいことはわかります。 事実を冷静に伝えてくれるだけなら良いのですが・・・。 >また、日本の戦前、戦中のメディアと国民大衆の関係などを調べてみると、 >質問者さんの疑問の答えのいくつかが見つかると思いますので時間があればどうぞ。 有り難うございます。 勉強したいと思います。
- gatt_mk
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マスコミが報道するのは首都圏の話が多いです。 >そりゃ、一流の教育を施せば出来の悪い子でも良い成績がとれるようになるかもしれませんし、経済的事情で大学進学などを諦めるケースなどはあるでしょう。 これも東京での話ですよね。確かに東京では公立より私立のほうが教育水準が高いと言われますが、愛知県では明らかに公立のほうがレベルの高い高校が多いです。大学まですべて国公立の学校へ行けば費用的にそんなにかかりません。確かに塾などの費用はかかるかもしれませんが、公立の高校ではかなり補習なども熱心にやっています。(土曜日もほとんど登校です) 大学への通学も自宅から自転車やバイクで通うケースも少なくありません。 確かに首都圏には人口が集中しているので、それを中心とした考え方になりがちだということはわかりますが、日本は首都圏以外の人のほうが遙かに多いのですから、それだけでマスコミの言っていることがいかに客観性のない話かと言うことがわかります。
お礼
回答を有り難うございます。 >マスコミが報道するのは首都圏の話 そう言ったことは全く考え至りませんでした。 私は首都圏で生まれて首都圏で育ちました。 ですから子供の頃は、テレビから入ってくる情報と、 周りの生活にズレを感じることはさほどありませんでした。 地方には住んだことなど無いのでわかりませんが、 首都圏とは色々と違うんでしょうね。 私は井の中の蛙なのかもしれないです。 そういえば、最近、テレビや新聞で教育格差の記事がしきりにされていると思ったら 今日のYahoo!ニュースでも取り上げられていました。 何故どこもかしこも繰り返し同じニュースを熱心に流すのか? 話題性でしょうかね・・・。
- fe-shokugyou
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まずは、メディアの伝え方を鵜呑みにし盲信しない事です。 一例としてあげましょう。 何年前だったでしょうか?イラク戦争勃発して日が浅い頃、ボランティア活動家等男女3名の日本人が現地の武装勢力に拘束されました。その後、現地聖職者協会の協力もあり無事解放されました。 解放された当時、現地の聖職者は彼等3名の活動を賞賛し、現地の記者の今後も活動を続けるかどうかの質問に対し、「続ける」旨の返事でした。が、その現地記者に対しての返答部分だけが繰り返しテレビで流され、当時の小泉首相も「あれだけ迷惑をかけておきながら、また行こうだなんて」といった趣旨の発言をした事でたちまち日本中から3人は不当なバッシングの嵐に見舞われたのです。貴方自身は、この件についてどんな認識でいたのかは分かりませんが、3人が解放されて以降「サンデープロジェクト」(テレビ朝日)で、3人が解放された当日の一部始終が紹介されていました。その中では、直接保護した聖職者が3人に対し活動への理解と賞賛、慰労の態度を示し、その後に現地記者から「活動継続するか?」との質問に対して「続ける」と答えたのです。 これだけでも、メディアと首相が犯した『罪』と言えると思います。勿論、法律に言う『罪』にはなりませんが、メディアが持つ影響力の大きさが証明されたケースでもあります。 ですから、個々の事例について視聴者は「メディアの伝え方は~だが、果たしてその伝え方は適切か?また、内容は事実か?」と、常に『半信半疑』的な認識でいなければ、非常に危険です。
お礼
回答を有り難うございます。 そういえば、ありましたね、こんな事件。 「自己責任論」だとか、色々騒がれて。 私はあまり深く考えずに、テレビを見ていただけのような気がします。 そしてそれに対して何となく感想を抱いていたような・・・。 もうその時点で操られている可能性大ですね。 >個々の事例について視聴者は >「メディアの伝え方は~だが、 >果たしてその伝え方は適切か? >また、内容は事実か?」と、 >常に『半信半疑』的な認識でいなければ、非常に危険です。 メディアが、ある程度スポンサーなどの意向を意識しているだろう事くらいは 感じていましたが、それほど大きく情報を操作されている、等と言うことは考えてもみませんでした。 考えてみると恐ろしいですね。 北朝鮮を笑っていられないかも知れないです。
- gohara_gohara
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まず、新聞社でも、テレビ局でもそうですが、これらは利潤を追求する企業に過ぎない、という前提で考えるべきだと思います。センセーショナルに危機感を煽った方が、読者・視聴者の興味を引きます。また、自社の不利益になるようなこともあまり書きません(例えば、新聞の強引な勧誘は、振り込め詐欺であるとかより余程被害者の多い社会問題だと思いますが、殆ど報道されませんね)。 マスコミと言うのは、そんなものだ、という前提を持つのがまず第一ではないでしょうか。 その上で、私は2つの方法を提案したいと思います。 まず1つめに、様々なメディアを比較しながら見る、ということ。例えば、憲法9条に関する考え方、などだと一番分かりやすいですが、同じ新聞でも、朝日新聞と産経新聞では全く逆とも言えるくらいに論調が違います。このような感じで、報じる側の立場などによって大きく見方が違うことがあります。なるべく多くの情報を平行して読むことが大事だと思います。 もう1つが、客観的事実と解釈の部分を分けて考える、ということです。新聞記事などの場合、どこかの研究結果などのデータを用いて、そこに解釈を加えて報じることが多くあります。しかし、その解釈部分を除いて、データだけを見ると、「それだけではどちらとも言えない」「前提を変えて考えると、まったく逆の解釈が成り立つ」ということがしばしばあります。 例えば、「今年から始まった学力テストで「△△」という漢字の書き取りを正解できた中学生が1割しかいなかった 。これは学力低下の裏付けと言える」という記事があったとします。この中で客観的事実は「正解率1割」という部分だけです。学力低下しているのかどうかすらわかりません(今年から始まったわけですから、比較材料がありません。大人が出来るはず、自分の頃なら出来たはず、というのは意味がありません)。 また、「治安が悪化していると思うか? という質問に過半数がYesと回答した。治安の回復が大事である」というような記事もそうです。この質問でわかるのは「治安が悪化していると思っている人が多い」ということで「実際に治安が悪化しているかどうか」はわかりません。実際の治安と、人々の意識にズレがある可能性は否定できません。ところが、それを結び付けてしまっているような記事は多々あります。 このように、記事の中で客観的な部分と、解釈次第の部分をわけて考える事は振り回されない為に重要ではないかと思います。 本当は、このような記事の元調査の信頼性なども考えるべきだとは思いますが、それをするにはかなりの手間を要しますし、元調査そのものが非公開な事が多いので難しいでしょう。 先に述べた2点だけでも、大分、変わるのではないかと思います。
お礼
回答を有り難うございます。 >まず、新聞社でも、テレビ局でもそうですが、 >これらは利潤を追求する企業に過ぎない、という前提で考えるべき スポンサーの支配を受けている民放は完全にそうなんでしょうね。 子供の頃は「テレビはウソ付かない!」なんて当たり前のように信じていました。(汗 やはり大手新聞社なども大真面目な顔をしながら 都合良く偏った記事を書いたりしているんでしょうか? 購読者を増やすために?それとも他の何かのために? ・・・何となくそんな気がしているんですけど、信じたくないという思いがあります。 今まで完全に信じていたので、気持の切り替えがすぐには出来なくて。 最後の砦と信じていたNHKも 特集での物事の取り上げ方がどうも怪しく思えたりします。 ん~、混乱しています。 >解釈部分を除いて、データだけを見る 参考になります。 もっと賢くなりたいと思います。
お礼
回答を有り難うございます。 >マスコミの原体質は情報の増幅です。 >種になる情報を手に入れた彼らはそれをどう料理すれば、 >どう肉付けすれば受け取り側、つまり私たちが食いつくかだけを考えます。 非常に分かりやすく説明してくださって有り難うございます。 どの例も大変参考になりました。 NHKが税金・・・? 私はそういった組織の仕組みには詳しくないので、その辺から勉強しないとダメみたいです。 お恥ずかしい・・・。 情報を上手に取捨選択する能力を持たないと、ずっと踊らされ続けますね。