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横文字としての「エ」と「ヱ」の違い

戦後間もないの本を読んでいたら、同じページ内にあるのにも関わらず、同じ外国人の名前に「エ」を「ヱ」と置き換えられていたり、その逆だったりと実に曖昧な使い方をしていました。 当時の活字だと「エ」と「ヱ」がほぼ同じ字形なので判断しづらいのもそうなんですが、当時は特に区別せずに使っていたのでしょうか?

みんなの回答

回答No.3

#2です。 ご質問をもう一度拝見したところ、ご指摘になっているのは、「同じページ」内における「エ」ト「ヱ」の混同だということに遅まきながら気づきました。 よく拝読せぬまま思いこみで回答してしまいました。 お詫びして、前の回答を取り下げさせていただきます。 すみませんでした。

Shin_kai
質問者

お礼

いえいえ、勉強になりました。

回答No.2

以前、今なら「ベートーベン」あるいは、「ベートーヴェン」と書くところを、ご指摘の「ヱ」に濁点をつけて「ベ」ないし「ヴェ」の代わりに用いているのを何度か見かけた記憶があります。このような例は、単なる「エ」ではなく、例えば「ウェイター」の「ウェ」のような音に限って用いられていたと思います。 この場合、今なら「ウェ」と書く音を、民族的記憶(小林秀雄的非科学的表現ですが)の中から「ワ行のヱ」を想起し、それを当てはめていた、とは考えられないでしょうか。 もちろん、単に間違って(あるいは混同して)使っていた場合も多いでしょうが、一応、上記のように区別して使っていた可能性もあると思い、回答させていただきました。

  • mataoyu
  • ベストアンサー率40% (82/204)
回答No.1

ご承知とは思いますが、「エ」はア行、「ヱ」はワ行です。 戦後は、国語改革などで、かつて使われていたワ行の「ヰ(ゐ)、ヱ(ゑ)」は使わないようになりましたが、戦前の教育を受けていた人たちにとっては、使ってしまうこともありました。 また、戦後で、国語改革以前であっても、多くの人にはすでに同じ発音になっているので、混同している人がいたようです。 また、手書きの原稿では「ヱ」と「エ」は判別しづらくて、活字工が間違えているケースもあったでしょう。 戦後のどさくさで、活字工の腕や編集者の校正能力、校正の回数や時間にも問題があったかもしれません。 要するに、「ヱとエ」、「ゑとえ」の混同は、区別していないのではなく、間違って使っていたのだと思います。

Shin_kai
質問者

お礼

ありがとうございました。だいたいですが納得できました。

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