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1394のネットワーク
1394のネットワークって始めて聞きます WIN XPのネットワークブリッジにイーサネットと1394ネットワークのブリッジの作成例がよく雑誌なんかに掲載されていますけど、DOS/Vmagagineの2月号にものっていました。1394のネットワークって存在するならどんなものですか? DVカメラとおもっていいのでしょうか? 詳しい方教えてくダサい
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>1394のネットワークって存在するならどんなものですか? まずは「IEEE1394ネットワークは存在します」と申し上げます。 >DVカメラとおもっていいのでしょうか? えと、確かに用途のうちの一つですので正解です。 ただ、コレですと、「USBでも可能では?」と言われそうですので、区別したいと思います。 USBの通信速度がどんどん向上するにしたがって、IEEE1394との区別がつかなくなってきていますが、本来は、使用目的が全く異なる物です。 もともとUSBは、プリンタやスキャナなど、比較的に通信速度が遅いデバイスを接続するために作られた物です。 ですから、パソコンを介していないと何も始まりません。 一方、IEEE1394ですが、この規格の最大の特徴は、パソコンとは関係なく機器間で転送できることです。 たとえば、パソコンからIEEE1394経由でハードディスクレコーディングをしているときに、同時にデジタルビデオカメラからデジタルビデオデッキにダビングできるといった使い方ができます。 もうお気づきでしょうか? つまり、IEEE1394ネットワークは、 ・PC~PCの通信 ・PC~周辺機器の通信 ・PC以外のもの~PC以外のもの(*) などのネットワークを組むことが可能です。 例えば、(*)の場合ですと、デジタル家電と呼ばれるものがそうですね。 (台所にて) 人は電子レンジでレシピを検索の指示を出す →電子レンジはネットワークを介して冷蔵庫の材料を調べる →冷蔵庫は、中に入っているデータを電子レンジに送信 →受け取ったデータをもとに、電子レンジはレシピを出力 →人はその中から食べたいものを選択 →足りない材料は、10分くらいで契約しておいたスーパーから配達される パソコンを介していないでしょう? いつの日か、こんな時代が来るのでしょうね。
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- parts
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po-netさんがだいたい解答されています。利点の方はほぼ記載がありますが、ちょっと欠点の方を書いておきます。 次の質問 「DVカメラとおもっていいのでしょうか?」 よくみなさんが、連想されるのが、DV端子(デジタル国際規格)といわれ、i.Link(ソニーの商標)と言われるビデオ機器とパソコンやテレビを結ぶ物です。 別名は、他にもFireWire(米Apple computer)という言い方もされます。 最近はBSデジタルチューナーなどにも端子が・・・ IEEE1394の特徴は、汎用性が高く、特定の制御システムに依存しないという特徴があります。 これは、OHCI(Open Host Controller Interface)と呼ばれる、コントローラー(制御チップ)を使うIEEEの特徴で、このチップではパソコンなどのホストPCを用意する必要がありません。 そのため、パソコン以外にも使われています。 ただし、問題があります。 po-netさんが、たくさんの実用例を挙げていますが、IEEE1394は、特定の制御システムに依存しないため、逆を言えば互換規格が簡単に作れると言うことを指します。端子は同じでも、コントローラーにその機能がなければ、データ転送ができないという最悪の規格です。 場合によっては、使ってみないとどの規格まで対応しているか分からない場合もあります。 たとえばビデオ映像をデジタルで転送すること、これはDV規格(AV用規格)です。 パソコンの周辺機器間でデータのやりとりをすること、これはストレージという周辺機器用の規格です。 さらに、ネットワークでデータのやりとりをすることは、ネットアダプタ(OSI準拠)に準ずるネットワーク規格です。 大まかには、これだけで3規格です。しかもすべて、転送規格としては別々の物ですね。 さらに規格は細分化しているとされ、とくにAV用規格は枝分かれが多いのです。 たとえば、DVカメラの1394からPCに映像は転送できるが、デジタルチューナーの1394からPCに映像が転送できないというのがあります。現在は対応機器をアイオーデータ機器が発売していると思いますが、これまでの機器では接続しても認識しない、取り込めないのです。 ネットアダプタが使えないIEEE端子もたくさんあります。これは、大きな欠点で、実用性を強く求める海外ではパソコン用端子の人気が国内より少ないとされます。(日本は1394が最も普及している国とされています)同じ名前が付いていながら使えない物もありますからね。 このような点から必ずしも優秀な規格ではありません。 では、最終的になぜ本格サポートに至ったかですね。IEEE1394の標準化団体は近年になってセカンドステージの規格となるIEEE1394b規格を発表しました。これまでの規格との互換性は全くないですが、速度は最大3200Mbps(400MB/s)という驚異的な速度と、光ファイバ線を使い驚異的な伝送率をもつIEEE規格を発表したのです。 ただ、これはやはり現在の1394a規格と互換がないので、互換性に悩まされるであろうとされます。 それは置いて、これまでのIEEE1394a(最大400Mbps)規格は通信距離もそれほど長くできなかったのですが、このIEEE(光)では数百メートルの通信が可能です。 これらの結果と速度、そしてコントローラーの何でもつなげられるという点から、これは使われています。ただし、いつまでも互換性に悩まされている規格です。 将来、優れたものになれば良いですが・・・ 本格的に普及すれば、家庭内LAN(イーサネット)の代わりとして使われるようにもなるでしょう。ただし、電化製品はブルートゥースという無線規格がありますので、本格的に使われるか分かりませんが、家庭内や会社のLANの代わりになる可能性はあります。 (それが、あなたの質問されているネットワークの意味です。LANに近い扱いができると言うことです) それと、USBはPC用の汎用拡張インターフェース規格です。スピード云々より、元々ターゲットがPC絞られた低速規格で、現状ではPCもしくはそれに準ずる装置なしには使えません。現在は2,0規格がスタートしています。 IEEEに比べ規格幅は狭く、簡単なPCToPCネットワークとPC向け周辺機器に使われます。これは、USBに使う制御回路(コントローラ)の特性と規格の特性による物です。
お礼
お礼の記入が遅くなって大変申し訳ありません なるほど1394にはそういう事情もあったんですね。 いずれにせよ何でもかんでもpcにつなげて使える時代に近付いているということなのでしょうかね? 速いに越したことはないですが、どこまで速くしたら気が済むのお? って感じです。 おかげさまで納得いきました。 po-netさん partsさんありがとうございました
お礼
お礼を書くのが遅くなって大変すみませんでした。 大変わかりやすいご説明ご回答で感謝感激です。 なるほど実はそうだったんですね。感心しました。 実は1394のネットワークと聞くとイーサネットアダプターの新規格が存在するものかとてっきり思ってしまっていました。これでは、うっかり丸呑みでusbがあれば足りるじゃないか、なに考えているんだ、今頃の編集記者は!と正直思っていました。 おかげさまで1394について少々の興味が涌いてきました。